「女性ホルモンが少ない」サイン?-女性ホルモンと様々な臓器との関係!-
ご覧頂きありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「女性ホルモン」について解説していきます。
今回の目次
- 女性ホルモンの分類
- 女性ホルモンの働き
- 女性ホルモンが少ないサイン?
- ホルモンバランスを整えるために
[1]女性ホルモンの分類
女性ホルモンは「エストロゲン」と「プロゲステロン」に分けられ、それぞれ主に卵巣から分泌されます。
個人差はありますが、20〜30代で分泌が多く、更年期以降は徐々に低下します。
エストロゲンは「卵胞ホルモン」、プロゲステロンは「黄体ホルモン」とも呼ばれます。
ここでは「エストロゲン」を中心にみていきましょう。
[2]女性ホルモンの働き
女性ホルモンである「エストロゲン」は、女性生殖器(子宮など)や乳房に大きく関わります。
しかし、それ以外にも下のように様々な臓器と関係しています。
- 肝臓…LDLコレステロール(悪玉)の合成を低下など
- 血管…血管を拡張させる・動脈硬化を抑制するなど
- 骨…骨量を維持するなど
- 皮膚…コラーゲンの合成を促進するなど
ちなみに「女性ホルモン」と呼ばれていますが男性でも分泌されています。
そのなかで肝臓が悪くなると、エストロゲンが増加して、男性の乳房が発達したり(女性化乳房)、血管が拡張して、手のひらが赤くなる(手掌紅斑)ことがあります。
肝臓はエストロゲンを代謝する役割があるため、肝臓が悪くなるとこのような症状が現れます。
[3]女性ホルモンが少ないサイン?
エストロゲンは、月経周期(生理周期)に大きく関わります。
そのため、エストロゲンが減少すると、月経の周期・出血量・持続期間などの変化が現れることがあります。
また、月経以外にも下のような症状が現れることがあります。
- やる気が出ない、疲れやすい
- 怒りっぽい
- 脱毛
- LDLコレステロールの増加(悪玉)
- HDLコレステロールの低下(善玉)
- 骨が弱くなる
- しわ、しみ、たるみなど
[2]で解説したように女性ホルモンは様々な臓器に関わっているため、このような症状に繋がる可能性があるんですね。
[4]ホルモンバランスを整えるために
体の中にはたくさんのホルモンが分泌されていますが、常に一定の量が分泌されているわけではありません。
例えば、下のような特徴のホルモンがあります。
- 朝に増えるホルモン(コルチゾール)
- 睡眠初期に増えるホルモン(成長ホルモン)
- 食後に増えるホルモン(インスリン)
- 空腹時に増えるホルモン(グルカゴンなど)
- 月経周期によって変動するホルモン(女性ホルモン)
このように時間や食生活などがホルモン分泌には大きく関わっているため、ホルモンバランスには睡眠リズム・食事内容や量が重要になってきます。
- 規則正しい生活リズム…昼夜逆転の生活はなるべく避ける
- 適切な睡眠…寝不足はもちろん寝過ぎも良くない
- 十分な栄養…極端なダイエットや偏った食生活をしない
- ストレス解消…ストレスはホルモンバランスに大きく関わる
- 適度な運動…適度な運動はリフレッシュ効果があるのでおすすめ
また、ホルモンバランスには「十分なタンパク質」と「質の良い脂質(オメガ3-脂肪酸など)」が大切です。
"過剰摂取"には、気をつけながら日々の食生活に意識してみてください。
最後までご覧頂きありがとうございました!