【南アルプス市】歴史ある市之瀬台地でひっそりと営むマフィン屋さん
南アルプス市の上市之瀬地区は、市街地から西に櫛形山に向かう途中の市之瀬台地にあります。古くは2万年以上前より人が暮らしていたそうで、遺跡や古墳、名刹が多数ある地域です。そんな深い歴史がある地域に、ひっそりと一軒のマフィン屋さんが営まれています。
今回はそのマフィン屋さん「Lil Muffin リルマフィン」にお邪魔してきました。
県道108号県民の森公園線を伊奈ヶ湖方面に上って行くと、日蓮宗の名刹妙了寺の前を過ぎてほどなく、通りの左手に県民の森入口の大きな看板。その直ぐ先にお店はあります。
お店は塩の小売所であった店舗を利用して営業しています。
塩に関する看板とポップな看板が不思議な味わいを醸し出しています。
住居兼店舗でお世辞にも広いとは言えない店内ですが…
アメリカンポップなアイテムがとても良い感じの雰囲気になっています。
ケースには美味しそうなマフィンが並びます。地元の食材や旬の果物、北海道産の小麦を使ったアメリカンマフィンです。マフィン以外にもチーズケーキやパイ、焼き菓子等がありました。開店直後だったので商品は沢山ありましたが、もう少し遅く来ていたら寂しい絵面になっていたかも。
見ているだけで美味しさが伝わってくるマフィン達。残念ながら当日はスマホ撮影だったので、ガラスやビニール越しのマフィンを美味しそうに撮影できませんでした。お店のSNSでは、店主が撮った美味しそうなマフィンを見ることができますので、今回はご勘弁ください。
筆者が購入したのは、チョコバナナ(左)¥390とほうじ茶ホワイトチョコ(右)¥360でした。よく考えるとどっちもチョコ(笑)芸が無くて申し訳ありません。色々な種類があって目移りしてしまい、比較的味がイメージしやすいマフィンで落ち着きました。一個でも十分ボリュームがあって美味でした。何回でも通って色々な味を試してみたくなります。
営業日以外でも、電話やDMでの予約注文や取り置きも承っているとのことです。まとまった数の注文や贈り物、営業日に来店できない場合にも対応していただけるのは嬉しい限りです。営業日に関しては、SNS又は電話で確認した方が確実かと思います。駐車場はありませんので、車での来店時には店主にお尋ねください。
田舎の目立たない場所は決して商売向けとは言えませんが、むしろこの環境こそがLil Muffinなのかなと思いました。わざわざ足を運んででも食べたくなる味。隠れ家的な何か宝物を見つけたような、そんな感じがするお店です。
お店の近くにはこのような絶景スポットもあります。昔の人はどんな気持ちでこの景色を眺めていたのでしょうか?歴史ある風情ある地域の美味しいマフィン。絶景を眺めながらマフィンとお茶なんてのもオツではないでしょうか?