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【富士川町】山奥の神秘的な神社にお参りと森林浴に行ってきました

おがわひでいち地域情報発信ライター/写真家(南アルプス市・富士川町)

ここ最近、富士川町しかも平林地区に出没率高めな筆者です。と言うことで、今回は富士川町の平林地区に在る神秘的な「氷室神社」へお参りに行ってきました。

T字路の角には「みさき耕舎」こちらは次回ご紹介します
T字路の角には「みさき耕舎」こちらは次回ご紹介します

県道413号平林青柳線を延々と上って、みさき耕舎の手前で右折。

この案内板が見えたら減速しましょう。

可愛い案内板が直ぐに目に入るので手前を左折します。後は細い道を道なりの上って行きます。

案内板に従って右へ。橋を渡ると直ぐ右側に神社の駐車場があります。

駐車場は鳥居の向かい側。
駐車場は鳥居の向かい側。

神社の石段は519段あります。足腰に自信のない方は鳥居の右側の道から上の社務所まで車で行けるので、そちらを利用された方が良いと思います。

何度も訪れていると先が見えるのでなんとも思わないのですが、初めての方は途方もなく感じるかもしれません。

しかも石段は不揃いの石を積んでいるので、足の踏み場を選びながら上り下りしなければならず、なかなかに大変です。苔むしている石もあるので、滑りやすい靴は要注意です。

遠くに見えていた赤鳥居。一歩一歩ゆっくりと上ってくると、いつの間にか近くに見えてきます。真っ直ぐに伸びた杉林に浮かぶ赤い鳥居は異世界感満点です。

後少しです
後少しです

所々立ち止まり大きく深呼吸すると、濃い空気で肺の中が満たされます。慣れると苦もなく上ってこれますが、運動不足の方にはかなりきつい道のりです。

参拝者を迎える随神門。標高1000m弱の山奥です。

立派な天井画です。

下の石鳥居の横からの道はここまで。社務所の脇に駐車できます。

随神門からあと少し。上り切った519段。この後また下らなければいけないのですが(笑)

立派な拝殿です。五穀豊穣の神、御食津神(みけつのかみ)倉稲魂命(うかのみたまのみこと)稚産霊命(わくむすびのみこと)が祀られています。宝亀元年(770年)創建と伝わり、当時は鷹尾寺と言う寺院であったが、明治の神仏毀釈運動により寺が廃されて神社として残ったようです。静寂と清涼な空気、水の流れる音が神秘的に感じます。正面に礼拝の作法が貼ってありますので、作法を忘れた方には親切です。

神楽殿も立派です。

境内には池もあり祠が祀ってあります。水車の水は直ぐ上からの湧水です。

拝殿から本殿脇を少し登ると、御神木の大杉の存在感が半端ないです。樹齢1200年以上。永らくこの場所から平林の集落を見守ってきています。

駐車場まで戻って、沢沿いの林道を少し登ると林内に氷室跡を見ることができます。氷室神社の名前の由来なのでしょうか?その辺り不勉強でした。昭和30年代まで、林内を流れる沢から水を引いて氷を作っていたとのことです。なんとも言えない存在感があります。

神社から少し下った平林地区
神社から少し下った平林地区

神社に興味があまり無い方でも森林浴を兼ねて訪れてみてはいかがでしょうか?もちろん、神社に立ち入るには軽い気持ちではなく、お参りさせていただく心構えは必要になります。街中から数十分で来られる中山間地域、平林地区の長閑な風景と氷室神社の神秘的な空間が、疲れた心身の癒しになると思います。

【氷室神社】
鎮座地:山梨県南巨摩郡富士川町平林3334
問合せ:山梨県神社庁
山梨県甲府市岩窪町572 
TEL 055-288-0003 FAX 055-288-0005
mail : info@yamanashi-jinjacho.or.jp

地域情報発信ライター/写真家(南アルプス市・富士川町)

本業の傍ら写真家としても活動しています。南アルプス市と富士川町の皆さんが「出かけたい」と思えるような記事をお届けできるように頑張ります。

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