【富士川町】思った以上の情報量!富士川舟運や地域に縁のある人物を知ることができる施設
今回は、先月2月23日にオープンした【富士川町歴史文化館 塩の華】にお邪魔してきました。
場所は、富士川の流れに沿って走る国道52号に面しています。広い駐車場の奥に蔵を模した建物が目をひきます。元々は地域の特産品や郷土食を提供するドライブイン的な施設でしたが、中部横断自動車道の開通や道の駅富士川が整備されたことで役割を終えました。その後、元の施設を利用して、現在の歴史文化館の開館に至ったようです。
何で「塩の華」なんでしょうか?答えは館内で。
先ずは「富士川舟運歴史館」エントランスには大きな写真がお出迎え。貴重な当時の様子の写真です。
館内には、当時の貴重な資料の展示やパネルによる解説があって情報量多いです。
映像や音声の案内や、職員の方の解説もあって充実した展示です。
こうして地図で見ると駿河湾までの距離をイメージすることができます。昔は陸路を歩いたり馬車で行き来するよりも、圧倒的に船で下る方が早かったのでしょう。
筆者の個人的な感想ですが、情報量が多くてパネルを読む楽しみはありますが、やや過密で読み辛さはあったかな?もう少し整理されていると、筆者レベルの頭でも理解しやすかったと思います。
内容は本当に面白いです。できれば、冊子があればお金出しても欲しいくらい。ゆっくり自宅で読んでみたいと本気で思いました。
今まで知らなかった情報も多くて、一回の訪問では正直足りません。仕事抜きに再訪しようと思っています。
富士川舟運歴史館の並びに「富士川近代人物館」があります。富士川町に縁のある人物30人と、女性開放運動に尽力した望月百合子氏について展示されています。
ジャーナリスト・政治家で元内閣総理大臣の石橋湛山氏。
将棋の米長邦男氏。
著述家で社会活動家の望月百合子氏は記念室まであります。
とても綺麗で丁寧な内容で、じっくりと時間をかけて見て回りたくなる展示です。
少し余談ですが、同施設の駐車場では毎月第2第4日曜日に朝市が開かれています。筆者は立ち寄ったことこそありませんが、週末県南方面に出かけるときによく目にしていました。
時代の流れで役割を終えた施設を、新たに富士川町の歴史文化を紹介する施設としてリニューアルした「富士川町歴史文化館 塩の華」ですが、思った以上に内容が充実していて興味深い展示でした。立地的にも実際に富士川の直ぐそばにあるのもポイント高いと思います。
今では、河川に親しむ文化が薄れてきてしまっていますが、少しの昔まで、重要な交通・物流の手段として人々の生活を支えて賑わっていたと想像すると、また少し富士川を見る目が違ってくるのかなと思います。
【富士川町歴史文化館 塩の華】
場所:山梨県南巨摩郡富士川町鰍沢4852番地1
電話:0556-20-2111
開館時間
午前9時~午後5時(最終入館 午後4時30分)
閉館日
月曜日(月曜日が祝日の場合は開館)
問い合わせ
富士川町教育委員会 生涯学習課
山梨県南巨摩郡富士川町天神中條1134番地
TEL:0556-22-7200