5月といえば「こどもの日」端午の節句ですね。今回は、南アルプス市西南湖の重要文化財「安藤家住宅」で開催されている端午の節句にお邪魔してきました。

前回の来訪は「ひなまつり」開催中でした。今回も天気の良い日にお邪魔したので最高に気持ち良かったです。

主屋は1708（宝永5）年建造とのこと（長屋門は1782年建造）

入り口で受付を済ませると目に飛び込んでくる「巨大鯉のぼり」全長9m！

何気に気になったのが、土間から座敷に上がる段差解消の工夫。最近設置されたと思いますが、足腰の弱い方には嬉しい配慮です。ちゃんと座って靴を脱げるようにも配慮されています。筆者的評価高いポイントでした。

邸内には沢山の武者飾り。

今の時代、賃貸住宅にこれだけの飾りを置くことは難しいですよね。

山梨独自の節句飾り「甲斐のおかぶと（かなかんぶつ）」だそうです。江戸後期から明治中期に流行したそうです。初めて知りました。

色鮮やかな飾りの数々。

自分のお気に入りの飾りを探すのも面白いかと。

窓あかりが良い雰囲気を醸し出しています。

広さを活かた展示が素晴らしいです。

すごい立派な武者幟。

茶室。1861（万延2）年の建造とのこと。ここから見る庭もまた格別。飾りとも非常にマッチしてます。

小笠原流礼法による節句飾り。

庭全体が瑞々しい緑色の季節です。近年は自宅敷地も昔ほど広くなく、また賃貸住宅も多いことから、飾り付けしないか出来ても小さいものがご家庭の主流なのではないかと思います。

南アルプス市には、こんな立派で素晴らしい飾りを鑑賞することができる施設があります。しかも施設そのものが重要文化財でもあります。せっかく、このように素晴らしい環境があるのですから、ご自宅だけでなく来館されてお子様の健やかな成長をお祝いするのもよろしいのではないでしょうか？