Yahoo!ニュース

【南アルプス市】間も無く開催!〜異世界感溢れる山間の神社へ〜

おがわひでいち地域情報発信ライター/写真家(南アルプス市・富士川町)

昨年に続きついこの間も少しご紹介しましたが、標高900m弱の、南アルプス市高尾地区に在る高尾山穂見神社の秋季例大祭が、今年も来る11月22日(水)23日(木)と開催されます。今回はまた日中に現地を訪れて、事前に魅力をご紹介したいと思います。昨年の記事はコチラ

県道108号県民の森公園線を伊奈ヶ湖方面に上って行き、リルマフィンさんの在る交差点を右折します。

しばらく進むと高尾地区方面に進む標識が現れます。ここから狭い山道になりますので注意が必要です。

沢沿いはまだ紅葉が楽しめますが、例大祭の夜には暗くて楽しめないのが残念。

しばらく上っていくと高尾地区への分岐があります。

標識に従って右折します。

右折してすぐに分岐。真っ直ぐ進むと高尾地区内を通過して赤い大鳥居を潜り神社に向かいますが、多分当日は一方通行になり左へと誘導されると思います。

左に進むと赤い鳥居と石鳥居の間に通じています。

右の建物は社務所ですが普段は無人です。参道を横断してフェンスのある側が駐車場になります。

広さは十分にありますが、当日は駐車場待ちの車で渋滞しますのでご注意願います。

石の鳥居はかつて白根地区(里宮)に在った物を移設したとのこと。

石段を上ると厳かで異世界感溢れる境内へ。

ちゃんとお参りも済ませます。木彫りの狛犬は相変わらず愛嬌があって素敵です。

拝殿脇では資本金貸し(もとでがし)が授与されます。商売繁盛、五穀豊穣のご利益を求めて昔から多くの人達がお祭りに訪れています。

とても立派な神楽殿。

一部倒壊しそうになっていますが上手いこと保全されるよう願います。

神楽殿の脇には木製の神馬が奉納されています。日光東照宮の三猿で有名な左甚五郎作とも言われていますが、その真偽のほどは?て言うか、神馬から覗かれているようでなんとも言えない感覚になります。

巫女殿。こちらでは巫女舞が奉納されます。毎年のことですが、かぶりつきで撮影される方がいますが、マナーを守って皆が楽しめるようにご配慮いただければと思います。

帰路は、赤い大鳥居の下から左に進んで高尾地区内を通り抜けて林道との分岐へ出ます。今年の開催では交通規制がどのようになるのか分かりませんので、訪れる方は誘導に従って安全運転でお願いいたします。

高尾地区内から見下ろす鳥居。紅葉が綺麗ですが例大祭当日(夜間)は見られないのが残念。

ツアーのスタートは曲輪田地区の諏訪神社から
ツアーのスタートは曲輪田地区の諏訪神社から

因みに、昔麓から穂見神社を目指して歩かれたルートを、ガイドと共に夜間歩いて登るイベントが開催されます。企画している「南アルプスゲートウェイ」さんでは、11月19日(日)まで募集をしていると思いますので、ご興味がある方はお問い合わせください。

諏訪神社から櫛形山方面に歩いていくと正面に見える小山を登って行きます。筆者も以前ガイドとして歩きましたが、本当に魅力的なツアーです。

夜間の写真は以前のツアーと個人的に訪れた時の様子です。甲府盆地の夜景も楽しめます。

山中をゆっくり時間をかけて登ってくると、高尾地区内に入って目に飛び込んでくる光景がこちら。異世界感溢れる幻想的な光景です。形骸化されたイベントではなく、神様を祀るお祭りらしい祭りです。

標高900m近くありますから夜間は冷え込みますので、暖かい格好でお出かけください。

今年はどんなお祭りになるのでしょう?地区にお住まいの方や地区を離れても神社やお祭りを大切にして保存するか方々がいて、標高900m弱の山中の限界集落がこの日ばかりは人で溢れかえります。今では珍しくなった資本金貸しの風習や、例大祭でなければ入手しづらい御朱印を求めるのもよし。太太神楽や巫女舞を鑑賞するのもよし。ぜひ、櫛形山の中腹で繰り広げられる非日常の世界に足を踏み入れてみてください。

【高尾山穂見神社】

鎮座地:山梨県南アルプス市高尾498

秋季例大祭

日時:11月22日(水)10:00〜22:00

   11月23日(木)9:00〜12:00    

問合せ:高尾山穂見神社崇敬会 TEL 090-4020-8420

【高尾の夜祭ちょうちん行列ツアー 2023】

企画運営:南アルプスゲートウェイ 山梨県南アルプス市芦安芦倉1587-1

問合せ:080-6775-7012(受付の時間帯等の詳細はHP参照)

イベントHP

地域情報発信ライター/写真家(南アルプス市・富士川町)

本業の傍ら写真家としても活動しています。南アルプス市と富士川町の皆さんが「出かけたい」と思えるような記事をお届けできるように頑張ります。

おがわひでいちの最近の記事