先日、SNSで知った情報。以前ご紹介しました南アルプス市上野の「花と木の工房 メイフラワーズ」さんの敷地内にある「お蔵ギャラリーののせ」の建物が、この度国の登録有形文化財（建造物）として登録するように答申されたとのことです。今後、官報告示を経て正式登録となるとのことです。登録有形文化財についてはコチラ

と言うわけで、立ち寄る口実も出来たので嬉々として伺ってきました。ルート等について過去記事も参照ください（過去記事①、②）

中野地区。諏訪神社の森が目印です。

天神社の手前を左折。

通りから外れるので細かくて難しい道と思うかもしれませんが、ナビがあれば殆ど迷うことなく辿り着けるはずです。

今回、登録有形文化財に登録される運びとなったのは、手前の白壁の蔵です。

左に母屋、真ん中が元作業場？で談話室ののせ。

当然、カフェも楽しんでいきます。

件のお蔵は「ギャラリーののせ」として運営されています。時代を感じさせる佇まいです。

蔵の中。

工房の作品達。いつかこの木の器を我が家で使いたい。

時代が変われども、蔵はその時に応じた姿でそこに住む人達の生活を支えています。メイフラワーズさんのお蔵だけが特別ではなく、地域全体で建造物保存の機運が高まれば、今よりも素敵なエリアになると思いますがどうなんでしょうね（外野が好き放題言うのも申し訳ありませんが）。

因みについ先日から母屋の一部を解放して、薪ストーブのあるカフェスペースができていました。

家電では伝わらない薪ストーブの暖かさ。炎の揺らめきを眺めているだけで時間が過ぎていきます。テラス席では少し肌寒い日でしたので、このサービスはかなりポイント高しです。

ののせ特製のコーヒーゼリーパフェ＆ホットコーヒー（マンデリン）をいただきました。コーヒー被りと言うなかれ。贅沢な組み合わせで最高でした。

今回、登録有形文化財に登録されるのはお蔵のみですが、実際に使用者のいる建造物でありそこには生活というものがあります。歴史に名を残すような建造物ではないと思いますが、一昔前の人達の生活に思いを巡らしながら今ある姿を見て楽しんで、薪ストーブで暖を取りながらカフェで美味しく時間を過ごすのなんて、とても素敵で贅沢なことだと思いませんか？