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【南アルプス市】水が湧く稲作の地の鎮守様〜国の重要文化財 木造浅間神像 いつか拝見したいです〜

おがわひでいち地域情報発信ライター/写真家(南アルプス市・富士川町)

先日参加した「南アルプス市新産業拠点整備事業(ヒカレヤマナシ・コストコ)建設に伴う遺跡の発掘調査報告会」において、名前が上がった「南アルプス市江原浅間神社」気になったので伺ってきました。

国道52号と県道42号に挟まれた、南アルプス市江原地区を通る市道に沿って在りました。以前より仕事で何回も間近を通っていたので驚きました。神社や文化財に関して不勉強過ぎて反省。

車で訪れると随身門から入ることが多いと思いますが、一の鳥居はこちら。

市道を挟んで随身門。

こちらは拝殿。

本殿はこちら。市指定の文化財です。祭神は木花咲耶比売命(コノハナサクヤヒメノミコト)富士山の神様ですね。古来より江原地区は、湧き水が豊富で稲作が盛んだったそうで、五穀豊穣の神として祀られていたそうです。

そして、本殿内に納められていたのが国指定重要文化財「木造浅間神像」富士山信仰にかかわる神像としては最古級の品になるそうです。今はどちらに収蔵されているのか?素朴でも何か人の心を惹きつける木造神像。いつか間近でお目にかかりたいものです。

手前には花が植えられていて綺麗に管理されている様子が窺えます
手前には花が植えられていて綺麗に管理されている様子が窺えます

随身門を挟んで反対側には地区の公園広場があって、奥には遊具(滑り台、ブランコ)もありました。

一の鳥居を潜って直ぐ左に江原子供会館の建物。この古めかしい建物が妙に刺さります
一の鳥居を潜って直ぐ左に江原子供会館の建物。この古めかしい建物が妙に刺さります

鎮守の森があるので遠目から見ても存在は分かりますが、決して珍しいというわけではないので、特に気にしなければスルーしてしまうこともあります。そんな地域に馴染んだ神社に、平安時代から続く信仰が残っていて、国の重要文化財が納められていたとは、知らないことの恐ろしさ勿体なさを痛感しました。今後は、もっと身近に当たり前にあるような物・事についても興味のアンテナを張っていけたらと思います。

【江原浅間神社】
鎮座地:山梨県南アルプス市江原1302
問合せ:山梨県神社庁 山梨県甲府市岩窪町572 
    TEL 055-288-0003
    南アルプス市教育委員会 文化財課
    TEL 055-282-7269

地域情報発信ライター/写真家(南アルプス市・富士川町)

本業の傍ら写真家としても活動しています。南アルプス市と富士川町の皆さんが「出かけたい」と思えるような記事をお届けできるように頑張ります。

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