【南アルプス市】4年ぶり十日市の賑わい!〜無いものは猫の卵に馬の角〜
甲府盆地に春を呼ぶ祭典「十日市祭典」が4年ぶりに開催されました。コロナ禍のために中止の憂き目に遭いながらも、晴天のもとに今回開催されたことはとても意味のあることだと思います。
筆者宅からさほど遠くもありませんが、歩いて行くにも微妙な距離なうえ交通規制があるため、臨時駐車場に車を止めて会場まで歩きました。普段、車で通過するだけの場所を歩くのは、なかなか新鮮な感じです。
ちょうど開場の花火の音と共に到着。既に人出はありましたが、まだまだこれから。国道52号十日市場交差点までの間が第2会場です。
縁起物。甲州十日市だるまさん。
どのような方々が購入されるのかな?
たくさん露店も出店していました。
雪化粧した櫛形山を背景に。
自衛隊の展示もやっていました。お疲れ様です。
第2会場から国道52号を渡って第1会場へ。歩道橋の上から十日市場交差点を眺めます。右手に第1会場。
第1会場は、第2会場に比べてやや道が狭いので人の密度が高めでした。
祭典の警備実施本部。大変お疲れ様です。
美味しそうなモノ色々。
ただ、いい大人一人だと買い食いもしにくくなりました。
美味しいだけでなく、色々な物が売っているのが十日市祭典「無いものは猫の卵と馬の角」と言われるくらい、昔は豊富な品が並んでいたようです。
射的とはまた古風な露店もありました。
鉄製の道具達が並びます。
臼・杵等の木製品も。
第1会場の端まで歩いて戻ります。
賑やかな会場から路地を少し奥へ入ると宝珠山安養寺。収められている木造地蔵菩薩立像は県指定文化財。400年以上を誇る十日市祭典を見守り続けています。
読経が流れる境内。お祭りの賑やかさとはまた違った空気が心地良い。
400年以上続いている十日市祭典も、コロナ禍のために実に4年ぶりとなる開催となりました。甲府盆地に春を呼ぶ祭典と言われるだけあって、たくさんの人で賑わっていました。昔から静岡と長野の交易の交差点として、そして水不足に喘ぐ原方と水の豊富な田方との交流の地として、十日市は重要な場所であり今もこれからもお祭りと共に在り続けると思います。
来年もまた無事に開催されることを祈ります。
【十日市祭典】
日時: 2024年2月10日(土)午前9時30分から午後4時30分まで
2024年2月11日(日)午前9時から午後4時30分まで
※今年の開催は終了しました。
場所: 南アルプス市十日市場地内、県道韮崎南アルプス中央線
問合せ: 十日市祭典実行委員会 055-282-3100