【南アルプス市】現役で知っている方もいらっしゃる〜少し昔の民具色々〜
先月末より南アルプス市ふるさと文化伝承館で開催されている「身だしなみの民具展」にお邪魔してきました。
訪れる時はいつもワクワク感あります。
明治から昭和にかけて身だしなみに関わる道具の数々が展示されています。伝承館といえば、縄文土器の展示が素晴らしいですが、近代の企画展もいつも面白くて楽しみにしています。
決して広いスペースではありませんが、その中で工夫を凝らした展示がされています。
髪を結う道具達。
現在の東南湖地区の方の婚礼衣装だそう。鮮やかな色合いは健在で、今でも大事に保管されていることが伝わります。
昔は型紙からワンピース等を自作していたのですね。
現在のようにファストファッションが主流になる以前は、買うよりも作ることのほうが安上がりだったのでしょう。
いい味出しているハンドミシン。逆に今ならハンドメイド流行りそうな気もします。
身だしなみとは少し違った展示もありますが、時代を想像させるには大切なピースですね。
黒電話からガラケー。よく考えると数十年のうちにどれだけ進化したのか。
可愛いはんてん等の展示。
今の子でも喜んで着そう。
セルロイド(プラスチック)製のかんざし。今時の素材ですが細工は職人技のよう。ハンドメイドと大量生産時代の狭間な感じがします。
髪を結う道具の数々。主に女性が興味を示しそうな展示の数々です。
隅っこですが洗濯の歴史も。
かまどの展示。器に写真を仕込んでリアル感出してます。イメージしやすいですね。
氷で冷やす昔の冷蔵庫。氷屋さんが沢山あったそうです。
伝承館オリジナルグッズも新製品あるようで、見るたびに充実していっているようです。
キッズコーナーにはラヴィのお雛様が飾られていました。
身だしなみは、遥か昔から大事にされてきた行為。いつの時代にも最先端があり、それを繰り返してきて今があります。きっと、現代の身だしなみの常識や道具も何十年、何百年先に「こんな時代もあったんだね」と言われるようになるのでしょう。その時代の身だしなみについて想像するのもまた楽しいことですね。昔の道具を眺めながら、未来についても想像できるそんな展示でした。
テーマ展【身だしなみの民具展】
会場:南アルプス市ふるさと文化伝承館
住所:山梨県南アルプス市野牛島2727
会期:2024年1月26日(金)〜4月17日(水)開催
営業時間: 9:30〜16:30
入館無料
休館日:毎週木曜日(この日が祝日の場合は翌日休館)年末年始
問合せ:TEL 055-282-7408 FAX 055-285-7113
公式サイト