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【東大阪市】勇気を持って道なき獣道へ!その先に「イノラムキ古墳」という達成感があなたを待っています!

岡田智則webライター(東大阪市)

皆さんは、子供の頃何をして遊んでいましたか?私は、山や海など自然が豊かな田舎で育ったため、学校帰りに獣道に入って危険な遊びをしていました・・・(笑)。
今回は、子供の気分に戻って危険な獣道へ入り、生駒山にある「イノラムキ古墳」を目指しました。その様子をお伝えいたします。古墳が好きな方必見です!

くさかハイキングコース「イノラムキ古墳」への分かれ道
くさかハイキングコース「イノラムキ古墳」への分かれ道

くさかハイキングコース「イノラムキ古墳」への分かれ道
くさかハイキングコース「イノラムキ古墳」への分かれ道

「くさかハイキングコース」を進んでいくと、「イノラムキ古墳」と「こぶしの谷」への分かれ道にたどり着きます。ベンチに「イノラムキ古墳」の道案内が表記されていますので、それに従って進んでいきます。

高電圧送電塔
高電圧送電塔

案内に沿って進んでいくと、高電圧送電塔にたどり着きます。これをさらにまっすぐ進んでいきます。

送電塔からの眺め
送電塔からの眺め

ちなみに送電塔からの眺めは最高でした。

生駒山獣道
生駒山獣道

生駒山獣道
生駒山獣道

送電塔をまっすぐ進むと・・・。道がない。
どこをどのように進めというのやら。足元には大量のトカゲ、周りは蜂がいっぱい飛んでおり、かなり危険!!
しかし、「イノラムキ古墳」への案内が示す方向へ、野生動物や毒ヘビなどの恐怖を捨てて勇気を持って進みます。

イノラムキ古墳
イノラムキ古墳

獣道を進んでいくと、「イノラムキ古墳」にたどり着きました!ここは標高約360メートル。なんとも言えない妙な達成感を感じました。

イノラムキ古墳内部
イノラムキ古墳内部

イノラムキ古墳内部
イノラムキ古墳内部

石室に入ってみると、天井から垂れる水滴の音が幻想的です。外からの音も遮断され、荘厳な雰囲気に包まれます。
しかし、こんなところになぜ古墳を作ったのか・・・。近くに説明などもなく、どのような古墳かはよく分かりませんでした。この生駒山付近には、6〜7世紀にかけて作られた古墳が多いので、この古墳もその時代に作られたのでしょうか。岩の組み方など、かなり細かく積み上げられているので、おそらく後期古墳時代以降のものだと思われます。
当時、生駒山と人々の生活にどのような関わりがあったのか気になりますね。

今回は、かなり危険を感じた散策でしたが、難所とされる「イノラムキ古墳」にたどり着けて、自分自身が少し成長できた気分になりました。また、子供の頃、危険を顧みずに獣道に入ってよく遊んでいたなと思い返すこともありました。
古墳が好きな方!ぜひ挑戦していただきたい場所です。子供の気分になってぜひ一度散策してみてください。

イノラムキ古墳

【住所】大阪府東大阪市日下町8丁目
【アクセス】近鉄「石切駅」北西口下車。くさかハイキングコースから徒歩約40分進んだところにあります。
【注意】危険な獣道です。虫除け対策を万全に!また、暗くなる前に山を降りましょう。季節は冬をお勧めします。

webライター(東大阪市)

大学院修了後、音楽を用いた地域活性化事業に取り組む。ブログ運営を通して、主に関西地域の魅力を発信している。

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