【東大阪市】客坊谷コース入口に神々しく残る「山畑12号墳」
生駒山の西側には、多くの古墳が残っている歴史スポットでもあります。今回は、その中でも非常に良い状態で残っている古墳、「山畑12号墳」を見学してきました。その様子をお届けいたします。
「東大阪市郷土資料館」からさらに登っていくと、生駒山のハイキングコース「客坊谷コース」の入口に入ります。その途中に、とても大きく、非常に良い状態で残っている古墳があるとのことです。
「客坊谷コース」へ向かっていると、その古墳が見えてきました。石室の入口が大きく、何やら別世界への入口という感じのオーラが出ています。「山畑12号墳」です。全体の大きさもかなりのものなので、すごく迫力があります。
早速中に入ってみます。石の組み立ても細く、かなり高度な積立技術を感じます。これだけの大きな古墳、いったいどんな方が葬られていたんでしょうね。
中は少しひんやりしており、外からの音も遮断され、荘厳な雰囲気に満ちていました。
「山畑12号墳」から、さらに「客坊谷コース」の入口へ登ったところに、もう一つ古墳らしきものを発見しました。これも山畑古墳の1つなんでしょうか。大きは小さめですが、形ははっきりと残っています。
中を覗いてみると、いろいろなものが中に入っています。入口が小さすぎるのと、若干閉鎖されている感じがあり、中に入ることは出来ませんでした。
山畑古墳群は、後期古墳時代(飛鳥時代)に作られたもので、当時100基ぐらい作られたそうです。それだけ有力な豪族がこの付近にいたということなんでしょうね。現在は、土地開発の影響などにより、30基程度しか残っていないとのこと。
「東大阪市郷土資料館」にいくと、山畑古墳群マップをもらうことができます。これを頼りに古墳巡りができます。この時期見学する場合は、蜂の巣や毒蛇に注意して見に行ってくださいとのことでした。
山畑12号墳
【住所】大阪府東大阪市上四条町30−10
【アクセス】近鉄奈良線「瓢箪山駅下車」東南へ徒歩約30分(生駒山のハイキングコース「客坊谷コース」入口へ向かう途中にあります)。
【注意】春から秋は、危険な毒虫や毒蛇、野生動物にご注意ください。