【東大阪市】東大阪市美術センターで開催されている特別展「ひみつの花園」に行ってきました!
現在、東大阪市美術センターでは、特別展「ひみつの花園」が開催されています。この地域は、豊かな自然が自慢の1つであり、「かつてこの地域は花園だったかかもしれない」というコンセプトのもとに美術作品を通じて、東大阪市の魅力を発信されています。今回は、その展示会の様子をお届けいたします。
「東大阪市美術センター」は、ラグビーの聖地「花園中央公園」の中にあります。6月19日まで特別展「ひみつの花園」が開催されています。5人の芸術家が、東大阪市の魅力をテーマに芸術作品を制作し、展示されています。
展示会の入り口に入ると、壁にたくさんの蝶が飾られています。渡辺英司さんによる作品で、図鑑から切り取った昆虫を貼り付けているみたいですね。それにしても壁全体に貼り付けられている壮大なスーケルに圧倒されます。
こちらは、大塚泰子さんによる「水の彫刻」です。綺麗な水色が印象的です。花が咲くためには水が必要という主張なのか。または、河内の国は古来より水との関わりが深い土地なので、その地方の歩みを表しているのか。色々なことを考えて鑑賞しました。
こちらは、大塚泰子さんによる「colorless」です。ぱっと見た目が真っ白だったため、作品自体を見逃してしまうところでしたが、よく見ると、うっすらとお花が見えてきます。会場では、部屋の光が反射してより綺麗に見えますよ。
続いて、今村文さんの作品「生と死が循環する花園」です。押し花で描かれている花から、力強い迫力を感じます。
押し花はすでに死んでいるものではありますが、その迫力から再び命を吹き込んでいっているように感じました。
続いて、奥田美樹さんの「Naturalシリーズ」です。植物の誕生と成長を表現しているのでしょうか。絵画や彫刻など、様々な形の命が誕生していくことで、一つの広大な草原や森林が生まれていくように感じました。
こちらは山田純嗣さんの「名画の中の花園」です。白黒の表現による、まるで白銀の世界観ですね。ところどころに人の足が描かれているところから、人々と植物の共存の歩みを感じました。
こちらは、山田純嗣の「プリマヴェーラ」です。カーテンの中にうっすらと見える彫刻作品の様子も印象的ですが、この中に入って鑑賞することもできます。綺麗な純白の世界に圧倒されます。
最後は、渡辺英司さんの「名前から解き放たれた花園」です。植物やきのこの図鑑から切り取ったものを使用して部屋全体に飾られています。
人々は、植物と共存していくために、書物に記録するという手段をとり、それらを支配してきましたが、そこから解き放たれてた植物が自由を謳歌するというコンセプトだそうです。
この作品は、外のお庭から鑑賞することができ、様々な角度から見ることで作品の見え方が変わり、非常に面白い作品でした。
この展示会は、東大阪市の特徴を様々な視点から感じることができる展示会です。河内の魅力について触れたい方はぜひ訪れてみてください。
また、鑑賞に来られた際は、ぜひ写真撮影をしてSNSなどで感想を書いて宣伝して欲しいとのことでした。
東大阪市美術センター
【住所】大阪府東大阪市吉田6丁目7−22
【アクセス】近鉄奈良線「東花園駅」下車 北へ徒歩10分(花園中央公園内にあります)
【特別展開館時間】10:00~17:00
【休館日】月曜日
【お問い合わせ】072-964-1313