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【東大阪市】和歌をたどって紅葉めぐり。生駒山の紅葉もいよいよ本格化!

岡田智則webライター(東大阪市)

都市化が進んでも、豊かな自然と共に暮らしてきた大阪の軌跡を現代に伝える生駒山。その中でも「万葉集」に出てくる植物がたくさん植えられている場所として「万葉の路」があります。今回は、そこをたどって紅葉めぐりをしたいと思います。

森のレストハウス入り口
森のレストハウス入り口

森のレストハウス周辺
森のレストハウス周辺

「万葉の路」は、「森のレストハウス」から「神津嶽コース」にかけて続いています。まずは、「森のレストハウス」から「銀樟広場」へ続く道です。

森のレストハウス周辺
森のレストハウス周辺

こちらは、山茶花が綺麗に咲き誇りとイチョウの葉が綺麗な黄色に染まっていました。山茶花は、10月から12月にかけて見頃をえる植物で、生駒山では紅葉と一緒に楽しむことができます。

森のレストハウス周辺
森のレストハウス周辺

森のレストハウス周辺
森のレストハウス周辺

森のレストハウス周辺
森のレストハウス周辺

続いては、「森のレストハウス」から「僕らの広場」に続く通りです。道路いっぱいに紅葉が落葉しており、紅葉狩りを楽しむことができそうですね。紅葉の木も綺麗な赤色に染まって紅葉のトンネルができているかのようです。この辺りは坂道も緩やかなので、ゆったり紅葉を楽しむことができます。

神津嶽コース
神津嶽コース

神津嶽コース
神津嶽コース

続いては、「神津嶽コース」の終盤。「万葉植物展示園」に続く道です。この辺りは、「万葉集」に書かれてある植物をテーマに、その植物の前に和歌が展示してあります。ここでは「柿本人麻呂」の和歌が書かれていました。
大阪地域は都市開発が進み、自然とかけ離れた生活をしていると思われがちですが、昔は生駒山をはじめとする豊かな自然と共存してきました。それを現代に伝えるため、「万葉集」で歌われる植物が多く存在する「万葉の路」として登山ルートが作られたそうです。

神津嶽コース
神津嶽コース

神津嶽の紅葉は、本当に綺麗です。特に出入り口周辺は、道も空間も紅葉で染まっているのでじっくり眺めてみてください。

「なるかわ休憩所」から「弘法の井戸」にかけてのコース
「なるかわ休憩所」から「弘法の井戸」にかけてのコース

「なるかわ休憩所」から「弘法の井戸」にかけてのコース
「なるかわ休憩所」から「弘法の井戸」にかけてのコース

最後は、「なるかわ休憩所」から「弘法の井戸」にかけてのコースです。こちらのコースは雰囲気が一変して、深い深い山の中。綺麗な緑色の木々に囲まれている中にも、ひっそりと紅葉の赤い色が見える感じで、そのコントラストがたまりません。

「なるかわ休憩所」から「弘法の井戸」にかけてのコース
「なるかわ休憩所」から「弘法の井戸」にかけてのコース

ここにも、作者は不明ですが「エノキ」に関する和歌が展示されていました。生駒山には様々な植物があり、自然豊かな場所だということがよく分かりますね。私も大阪の中心街に住んでいるので、普段はあまり自然を意識しませんが、生駒の美しい風景は壊れることなく残っていってほしいと思います。そのために自分は何ができるかな、と考えながら紅葉を眺めていました。
今回は「万葉の路」をたどって紅葉めぐりをしました。現在生駒山の紅葉は見頃!じっくり楽しみたい方は、ぜひこのルートをたどってみてください。

万葉の路

【住所】大阪府東大阪市上四条町
【アクセス】近鉄奈良線「額田駅」もしくは「枚岡駅」より「神津獄コース 」へ。「神津獄コース 」から「森のレストハウス」にかけて進んでいってください。

webライター(東大阪市)

大学院修了後、音楽を用いた地域活性化事業に取り組む。ブログ運営を通して、主に関西地域の魅力を発信している。

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