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【東大阪市】上方のお正月はこれ!お正月を存分に満喫できる「花びら餅」。

岡田智則webライター(東大阪市)

みなさんは、お正月に食べる食べ物といえば何を思い浮かびますか?地域によって様々なお正月の食文化があると思います。今回は、大阪や京都の上方文化として親しまれているお正月のお菓子をご紹介いたします。

絹屋
絹屋

「ラグ饅」や「大福など」東大阪の名物を販売されている老舗のお菓子屋さん「絹屋」。ここのお店は、毎年お正月に関西地域で親しまれている「花びら餅」の販売もされています。早速入って購入したいと思います。

絹屋
絹屋

お店に入ってみると立派な「花びら餅」が売られています。近年大阪では、このお菓子を販売する和菓子屋も減ってきていると私は感じています。ごぼうを炊いたりと色々手間がかかるお菓子なので、毎年欠かさずやっていることに感謝したいですね。

花びら餅
花びら餅

花びら餅
花びら餅

「花びら餅」とは、ごぼうと白味噌餡をピンク色の餅で包んだ和菓子です。白味噌によるお雑煮をイメージしたお菓子ですね。「絹屋」の「花びら餅」は綺麗なピンク色が特徴です。立派なごぼうが嬉しくなりますね。
「絹屋」では、毎年お正月シーズンに販売されていますが、期間は特に決まっていないとのこと、お茶の先生方の注文によって販売時期が変わるらしいので、お電話での確認をオススメします。

花びら餅
花びら餅

抹茶を入れていただきます。このお店の「花びら餅」は、餡の甘さが強く、白味噌の風味をほのかに感じられるのが魅力だと思います。お餅の歯ごたえがお正月感を強く感じさせてくれますね。ごぼうもくせや渋みが全くなく、甘い甘いお菓子として味わえる一品です。
「花びら餅」は、長寿と延命を願って固いお餅を食べる「歯固めの儀式」として平安時代から続く文化です。私は、ただ美味しいお菓子を楽しみで食べていますが、長年続いている意味を少し考えてみるのもお正月の醍醐味ではないでしょうか。

絹屋

【住所】東大阪市吉田6-6-37セネシオ1F
【アクセス】近鉄奈良線東花園駅出口のロータリーを右前JA様角信号を北に直進。駅から徒歩5分程度。
【営業時間】9:30〜17:00
【定休日】月曜定休(祝祭季節行事などの場合振替あり)
【お問い合わせ】072-965-0698

webライター(東大阪市)

大学院修了後、音楽を用いた地域活性化事業に取り組む。ブログ運営を通して、主に関西地域の魅力を発信している。

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