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【東大阪市】人々との関わり。さまざまな歴史を伝える生駒山のパワースポット。

岡田智則webライター(東大阪市)

河内の人々にとって生駒山の関わりは深く、長い長い歴史があります。ハイキングコースのあちこちに、その歴史を物語るパワースポットがあり、登山客を楽しませています。今回は、「辻子谷コース」にあるパワースポット「三昧尾石造十三重塔」をご紹介します。

辻子谷ハイキングコース
辻子谷ハイキングコース

「辻子谷ハイキングコース」に入って少し進むと、二手に分かれる道があります。「三昧尾石造十三重塔」へは、ここから右に曲がって橋をまっすぐ進みます。ここから400メートルほどでたどり着きますよ。

聖良橋
聖良橋

聖良橋
聖良橋

分岐点を右に進んで少し行くと、「聖良橋」があります。赤く緑の苔が生えた様子がおしゃれですね。その下を流れる川の水もすごく綺麗で、ゆっくり流れる川の音が落ち着きます。この辺は町の生活音も聞こえてこないので、ゆったり森林浴を楽しむことができます。

辻子谷ハイキングコース
辻子谷ハイキングコース

辻子谷ハイキングコース
辻子谷ハイキングコース

「聖良橋」を渡ると、深い山道に入ります。ここまで来ると「三昧尾石造十三重塔」まであと少し、ところどころにお地蔵様が祀られており、次第にパワースポット感が高まってワクワクします。

三昧尾石造十三重塔
三昧尾石造十三重塔

階段道を登りきると「三昧尾石造十三重塔」にたどり着きます。13個石が積まれた塔は非常に珍しいのではないでしょうか。とても大きく歴史を感じるパワースポットですね。

三昧尾石造十三重塔
三昧尾石造十三重塔

すぐ手前にはお墓がありました。「三昧尾石造十三重塔」もお墓として作られたそうです。この辺りは江戸時代以、生駒山宝山寺へ通じる参詣道としてにぎわっていたそうです。昔からここはお墓だったそうで、陶製の蔵骨器が出土したことから、供養のためにこの塔が建てらたとか。河内の人々と生駒山の関わりを感じることができます。現在は、東大阪市の東大阪市文化財ガイドブックに載っています。

三昧尾石造十三重塔

【住所】大阪府東大阪市上石切町2丁目1554
【アクセス】近鉄奈良線「石切駅」から「辻子谷ハイキングコース」へ。駅から徒歩約 30分。

webライター(東大阪市)

大学院修了後、音楽を用いた地域活性化事業に取り組む。ブログ運営を通して、主に関西地域の魅力を発信している。

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