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【岡崎市】岡崎が誇る築196年の武家屋敷レストランは、意外な場所にあった。

岡子地域情報発信ライター(岡崎市)

岡崎市担当の岡子です。

今回は、武家屋敷(本宿代官屋敷)の本格イタリアン「ユギーノ・ユーゴ」をご紹介します。

名古屋から、そして大阪からも遠路はるばる「ユギーノ・ユーゴ」に訪れる方がみえるのだとか。そんな人気のリストランテが岡崎市内にあるなんて光栄です。

友人が一か月以上も前に電話で予約をしてくれて、快晴の平日の12時に訪れました。

名鉄名古屋本線本宿駅より徒歩5分の場所にあります。看板を曲がり緩い坂を上っていくと、病院の敷地内に入ってしまいました。「戻った方がいいのかな?」と不安になりながらも病院の駐車場の奥に進むと、お屋敷を発見!「ユギーノ・ユーゴ」は、病院の駐車場の一角に佇んでいました。「病院の駐車場を抜けると築196年の武家屋敷だった」のです。不思議な感覚に襲われました。

眩しい緑と、黒い瓦に白い壁の重厚感あふれる日本家屋。美しい。

店内に入り、思わずため息。この天井の梁の美しさ。格好いい。国の登録有形文化財になり、そしてリストランテに生まれ変わるなんて、このお屋敷が建てられた江戸時代には思いもつかなかったことでしょう。

シェフは、漫画「バンビーノ」の料理の監修、東京のイタリア政府公認レストラン「ラ・ビスボッチャ」の料理長をされていたというすごい経歴の持ち主。それなのに、控えめな態度で挨拶をしてくださいました。店名の「ユギーノ・ユーゴ」の「ユギーノ」は、シェフの鈴木勇吾さんのイタリア修業時代のニックネームなのだとか。「チャオ!ユギーノ」「ボーノ!ユギーノ」と言われているシェフの様子を勝手に想像してしまいました。

Wooooow! お部屋に足を踏みいれた途端、きっと誰しも感嘆の声をあげることと思います。お庭を眺められる素敵な席。店内は靴を脱がずに入れます。和と洋が融合し、美しく調和した空間。なんて贅沢。

店内の席数は、カウンター5席、テーブル20席。お部屋をふすまで区切ってあり、ほど良いプライベート感が味わえます。

お庭に癒される。忙しない日常を忘れられます。

落ち着いた接客も素晴らしい。メニューの説明を丁寧にしていただきました。ランチは、「パニーノ」「パスタ」「リゾット」「メイン」の中から選びます。そして、サラダ、前菜、ドルチェ、メインのどれをつけるかで値段が変わります。

私は、前菜、パスタ、ドルチェ、紅茶「パスタd」に決めました。友人は、前菜、メイン、ドルチェ、コーヒー「メインh」に。

テイクアウトメニューもあります。オードブルでホームパーティーができますね。

テイクアウトの「八丁味噌ラザニア」もおいしそう。

涼しげな器で前菜の盛り合わせが運ばれてきました。左から、ひよこ豆のサラダ、茄子のアラビアータ、帆立ときのこのクリームコロッケ、燻製カジキマグロのタルタルのビニェ、奥三河鶏のレバー、メヒカリのカルピオーネと紫キャベツの赤ワイン煮。

ひよこ豆は大好きなので嬉しいサラダ。茄子のアラビアータは辛さ控えめで美味しい。帆立ときのこのクリームコロッケ、濃厚なのにくどくないおいしさ。そして、自家製燻製のカジキマグロのタルタルのビニェ。シュー生地も自家製だとのこと。シェフの強いこだわりを感じます。このお皿が運ばれてきたとき、「あら、かわいいミニハンバーガーがある」と思ったのですが、これはシュー生地にはさまれた燻製カジキマグロのタルタルだったのです。シュー生地のことをイタリア語では、ビニェと呼ぶそうです。サクッとしたシュー生地にカジキマグロという初めて味わう組み合わせ。食感がおもしろくておいしい。次は、バゲットの上にのった奥三河鶏のレバー。まろやかでクセがなく食べやすい。そして、三河の名産メヒカリ。カルピオーネはイタリア語で南蛮漬けのことだそうです。メヒカリの唐揚げは子どもも大好きなので家でもよく食べますが、暑い時期、南蛮漬けでいただくとさっぱりしてよりおいしくいただけますね。地元の食材を生かすお料理が嬉しいです。

こちらが、「スモークサーモンとキノコと法蓮草のクリームソースのニョッキ」

ブラボー。おいしくて感動です。もちもちのニョッキにクリームソースがよく合う。サーモンとキノコと法蓮草という最高の組み合わせに、舌鼓を打ちました。

こちらは、「真鱈のふっくら蒸し焼き、サルサヴェルデソース」です。器がゴージャス。「皮がパリッと香ばしくておいしい。」と喜ぶ友人。夏野菜が色鮮やか。

ドルチェは「宮ザキ園のほうじ茶のパンナコッタクラシコ」を選びました。青もみじが飾られてかわいい。ほうじ茶の香りとあんこの甘さ、そしてなめらかでコクのあるパンナコッタ。これこそ、日本とイタリアの融合です。飲み物には自家製マシュマロがついてきて口の中でシュワっと溶けました。ごちそうさまでした。私の頼んだパスタdセットは、2222円(税込)ぞろ目でした。

友人が選んだドルチェは「濃厚チョコレートのテリーヌ」です。コーヒーによく合いそう。

素敵なお庭を眺めながらスローな食事を楽しんでいると、かわいい小鳥が飛んできてくれました。庭石の上に溜まった水で水浴びをはじめた小鳥を見ていると、まるで楽園にいるような気分になりました。

歴史を感じ料理を楽しみ贅沢な気分を堪能しました。こんなに素敵なお店が岡崎にあるなんて幸せです。たくさんの樹木、そしてお料理は、季節によって色々な表情を見せてくれることでしょうから、また訪れたいと思います。

ユギーノ・ユーゴに初めて訪れる方は、ナビに冨田病院と設定して目指すのが間違いないと思います。病院の駐車場に戸惑うかもしれませんが、大丈夫です。車であれば速度を落としてゆっくりと奥まで進んでください。そこに、歴史ある武家屋敷が佇んでいるはずです。

ユギーノ・ユーゴ
住所/愛知県岡崎市本宿町南中町10-4(冨田病院・代官屋敷内)
TEL/0564-77-7712(予約をお勧めします)
営業時間/昼12:00〜14:00L.O 夜17:30~21:30L.O(料理は21:00L.O)
定休日/水曜日
バリアフリー情報/車椅子対応、身障者用トイレ・オストメイト設置
駐車場/有(冨田病院の駐車場)
Yughino Yugo

地域情報発信ライター(岡崎市)

何度となく引っ越しを経験し大好きな岡崎に戻ってくることができました。岡崎の楽しい・おいしい・おもしろい情報を皆様と共有できたら嬉しいです。

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