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【岡崎市】岡崎には石がある。灯篭を愛でるひんやり涼しい散歩コース。

岡子地域情報発信ライター(岡崎市)

岡崎市担当の岡子です。

今回は、この時期でも涼しい気分で散歩のできるコースをご紹介します。

岡崎には自慢できるものがたくさんありますが、そのうちの一つが石工品。優れた素材と高い技術力で全国的にも有名です。石工品の中でも身近なものといえば、灯篭ではないでしょうか。

灯篭は灯を灯さなくてもその存在だけで邪気を払ってくれるのだとか。そんな灯篭を愛でながら歩くことのできるコースがあります。

愛犬と私自身の健康のため、毎日30分以上は散歩をしています。ですが今の時期、外の暑さは辛い。特に犬にとっては、夏のコンクリートの上を歩くのは注意が必要。

私が気に入っている散歩コースは、岡崎中央総合公園内の石の屋外ミュージアム「恩賜苑」(おんしえん)です。こちらの広い駐車場に車を停めます。

駐車場の片隅に置かれた灯篭
駐車場の片隅に置かれた灯篭

恩賜苑は、日本初の灯篭庭園。灯篭、水鉢、塔、全部で51種類の石製品が置かれているとのことです。

駐車場から上がって、池の周りを右回りに歩きたいと思います。まずは、日陰棚の下へ。見るからに涼しそう。

体感温度がぐっと下がったような気がします。涼しくて気持ちいい。それに、なかなか良い雰囲気。

壁泉と日陰棚
壁泉と日陰棚

振り返るとこのような感じです。

コースがいくつか分かれています。應山居(おうざんきょ)の方へ行ってみます。

ハートの入っている灯篭があります。

このような感じで、灯篭があちらこちらに置かれているのです。

雨上がりは滑りやすいので気を付けてください。でも、見るからに涼しそうなのがお分かりいただけるのではないでしょうか。犬にとっても、最高の散歩道だと思います。

緊急時に場所を知らせるための標識も立っています。

小鳥のさえずりに返事をしながら歩きます。

こちらは、博眺亭(はくちょうてい)。

「曼殊院(まんしゅいん)型石灯篭」と、「布泉形手水鉢」(ふせんがたちょうずばち)。水鉢には紫陽花の花が浮かんでいてかわいらしい。

博眺亭から應山居を目指します。

「よいしょ」と思わず声が出る登り階段。軽やかに走って登る方を尊敬しながら一歩一歩進みます。

應山居に到着。この辺り、マムシが出るので気を付けてください。見かけても刺激を与えないようにしてください、とポスターに書かれています。

「十三重の塔」 格好いい。

灯篭といっても、色々な形があります。好みのものを探しながら歩くのも楽しいです。

「織部形石灯篭」と 「四方仏手水鉢」。全ての石製品のそばにはキャプションがあります。覚えようとしても3歩進むと忘れてしまいますが…。

「表門」を潜って「睡蓮の浮橋」に向かいます。

睡蓮の浮橋
睡蓮の浮橋

橋の上から池を見ていると鯉がたくさん集まってきます。

睡蓮の浮橋から眺める「西ノ屋形石灯篭」と「湖眺亭」です。

石の野外ミュージアムは以上となります。愛知県岡崎市公式観光サイトの中の恩賜苑の地図を見ると、全ての石製品の名前が載っています。この西ノ屋形石灯篭が①となっているので、本来は、池の周りを左回りに「睡蓮の浮橋」から「日陰棚」まで進むべきなのだと思われます。私は最後に鯉を眺めて一息つきたいので右回りを選びました。

美術館の方に向かいながら、駐車場に戻ります。

きれいな青もみじ
きれいな青もみじ

恩賜苑の駐車場から写真を撮りながらゆっくり歩いて一周するのに40分かかりました。ひんやり涼しく気持ちの良い約2キロメートルの散歩コース、ぜひ訪れてみてください。

岡崎中央総合公園
住所/〒444-0002 愛知県岡崎市高隆寺町字峠1番地
TEL/0564-25-7887(岡崎中央総合公園総合体育館)
駐車場/無料駐車場有り
石の野外ミュージアム恩賜苑

地域情報発信ライター(岡崎市)

何度となく引っ越しを経験し大好きな岡崎に戻ってくることができました。岡崎の楽しい・おいしい・おもしろい情報を皆様と共有できたら嬉しいです。

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