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【元汚部屋歴10年】いらない物を捨てることで得られたメリット5つ

おかさん干物主婦/気楽な生活研究家

片づけにおいて避けて通れない作業といえば「いらない物を捨てる」こと。実際、汚部屋だった頃の筆者は、いらない物が捨てられなかったため辛い生活を送っていました。今回は、元汚部屋歴10年の筆者が経験した、いらない物を捨てることで得られたメリット5つをご紹介します。

1.スッキリした

いらない物を捨てれば物の量や数が減るので、目に見えて部屋や収納スペースがスッキリします。また、スッキリした空間は、心身のリラックスにもつながる効果も。かつて汚部屋だった筆者は、とにかく部屋をスッキリさせたくて死に物狂いでいらない物を捨てました。結果、部屋は単に物がなくなってスッキリするだけでなく、たくさんの物で遮られていた自然光が部屋に差し込んで驚くほどの明るさに!たっぷり陽射しが入る部屋で手足を思い切り伸ばせる感動はいらない物を捨てたからこそだと思います。

2.十分な物の量や数が分かるようになった

いらない物を捨てることは、必要な物だけが手元に残るということ。筆者が汚部屋だった頃は床を埋め尽くすほど大量に服を持っていました。それなのに、お出かけする際に着る特別な服はもちろん、普段着すら「着る服がない」と悩む日々。

そんな中、一念発起していらない服を捨ててみると確実に着る服だけが残り「服選び」をする時間がほとんどなくなったのです。さらに、筆者にとって着心地のいい服のタイプまでもが分かるように!今では数えるほどの衣装ケースに収まるだけの服で十分満足できるようになり、散財も少なくなりました。

3.物の管理がラクになった

100個の物をしまうより、10個の物をしまう方が簡単で労力も時間もかかりません。これはしまうだけでなく、物の管理も楽チンになるということ。汚部屋時代、いらない物を徹底的に捨てて必要な分だけになった下駄箱や冷蔵庫、クローゼットなどの中は、余裕がうまれるほどでした。その空間で物を取り出したりしまう作業のスムーズさは、まさにストレスフリー!

片づけられなかった時は「まだ空間があるから何かしまわないともったいない」と必死に物を詰め込んでは管理しづらい環境を作っていました。いらない物を捨てることで、物の管理と消費のバランスがとりやすくなり、無駄買いや物を無駄に廃棄する機会も減ったと実感しています。

4.自由な時間が増えた

床を埋め尽くすほどのいらない物を捨てると、大の字になって休めたり、ゆっくり食事をする、趣味を楽しむなど自由な時間が増えました。

また、汚部屋時代はいらない物を見るたびに「捨てなくちゃ」と常にストレスを抱えていましたが、片づけられるようになってからはストレスもいつしかなくなり、心の面でも自由で軽やかになれたのは嬉しい発見でした。

5.手放すことがラクになった

いらない物を捨てることで気づいたメリットは、部屋の快適さや心の軽さだけではありません。筆者は汚部屋時代の頃、いらない物でも「まだ使うかも」「もらい物だから」と言い訳をして、捨てられない自分を正当化していました。けれど、当然満足する暮らしにはなれません。言い訳をする時点で、筆者の好きな物ではないからです。

その後、思い切って自分の「好き」だけを基準にして捨ててみることに。やがて言い訳を考える時間や苦しい気持ちは自分で作っていたと分かり、今では物を捨てる時に「本当に私の好きな物なの?」と確認して言い訳も捨てられるようになりました。

暮らしと自分を大切に考えるようになった

いらない物を捨てることで、たくさんのメリットを経験した筆者。それと同時に、たくさんの物を捨てることで、どれだけ無頓着に暮らしていたかも突きつけられました。片づけにおいて、いらない物を捨てる作業は避けられません。だからこそ、無駄にいらない物を増やさない工夫や自分にとって心地いい暮らしや物は何かを考えさせられるきっかけが、いちばん大きなメリットだったかも知れません。

※記事内容は個人の感想や見解を含みます。
※記事内容は執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
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干物主婦/気楽な生活研究家

ゴミと埃と害虫で苦労した元汚部屋暮らしの整理収納アドバイザー。ぐうたらな「干物主婦」でもあります。「気楽な生活」のための片づけ、整理収納、ライフスタイル、アイテム紹介などを発信。1LDK賃貸に夫と3歳の息子、3人で暮らしています。

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