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ひっぱりだこ飯は、心をくすぐり胃袋を満たすしあわせ弁当だった

大木奈ハル子/ていない東京で小さく豊かに暮らす40代

兵庫県のご当地弁当「ひっぱりだこ飯」。タコツボを模した陶器の容器に入ったお弁当です。

以前は関西に住んでいたので、デパートやら駅構内の売店やら、近所のスーパーの「駅弁フェア」やらでちょくちょく買って食べていたこともあり、たまに無性に食べたくなります。でも関東だと、JRの東京駅、新宿駅、上野駅、大宮駅、千葉駅など限られた店舗でしか買えません。

先日東京駅で乗り換えたので久しぶりに食べましたが、かわいくておいしかったので記事にしました。

都心の小さな1Rで夫婦暮らし中の、ミドルシニア主婦です。日々のテーマは「ささやかな贅沢」と「遊び心のある節約」。

ひっぱりだこ飯は何より容器が魅力的

ひっぱりだこ飯は、の「駅弁屋 祭」にて税込1,250円で購入しました。
駅弁の価格帯としては高からず安からず。中の中という感じ。

このお弁当の最大の魅力は、タコツボを模した陶器製の高級感あふれる器です。

かっこいい!エンボスでたこのイラストや淡路屋のロゴは入り、茶色のつやつやの釉薬がかかっています。

厚みもあってチープさがなく、とても丈夫なので、捨てるのはしのびないため、食べた後はペン立てにしたり梅干しとか入れて使う人が多いのではないかしら?

関西の家庭にはモロゾフのプリンカップと、淡路屋のひっぱりだこ飯のタコツボがあるおうち多い気がします。

盛り付けも美しいひっぱりだこ飯

蓋を開けるとこんな感じ。宝石箱みたいなかわいらしさです(実は撮影前にちょちょっとお箸でタコとニンジンのポジションを修正しましたが、そんなことしなくてもほぼ同じ見た目です)。

味ごはん(具なしの炊き込みごはん)の上に、お花型のニンジンや、やわらかく煮たタコ、しいたけやタケノコ、錦糸卵などが乗っていて、いろんな味をちょっとずつ楽しめます。

特にタコのはしっとりと口の中でほどけるような柔らかさで、タコのうまみと甘めの味付けがおいしい。味はお弁当の割には濃すぎないので、家で持ち帰って食べるのにもぴったりです。

底にはたこ天(たこの入った練りもの)が入っていて、宝探しみたいな楽しさがあります。口の狭いツボをお箸でちょぼちょぼと掘り進め、さいごにたこ天が出てくると思わず笑顔になります。

コレクターズ心をくすぐるリミテッドエディション多数

今回東京駅では定番のひっぱりだこ飯しか販売していませんでしたが、このタコツボがピンクだったりゴールドだったりシルバーだったり、絵柄がタコじゃなくてゴジラだったりと、限定デザインのものが多数販売されているのも魅力です。

もし見かけたら手に取ってほしいそんなお弁当、ひっぱりだこ飯のご紹介でした。

【関連リンク】
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2023/11/19 誤字を修正しました。連絡くださった明石の人さん、ありがとうございました。

東京で小さく豊かに暮らす40代

朝メニュー愛好家。都心の小さな1Rで夫婦暮らし中。「ささやかな贅沢」と「遊び心のある節約」をテーマにグルメ・カルチャー・ライフスタイルなど雑多に発信しています。東洋経済オンラインにて「チェーン店最強のモーニングを探して」連載中。ブログ「せまいえ(1ルームで2人暮らし)」運営。著書に「台所図鑑」

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