バンクシーのねずみはどこにいった?実は無料公開されてます
皆さんは覚えておられるでしょうか?
2019年に突如、小池百合子都知事が「あのバンクシーの作品かもしれないカワイイねずみの絵が都内にありました!」と旧ツイッター(現X)に投稿し、テレビのニュースでも真贋含めて話題となった、港区の日の出にある防潮堤にほどこされたねずみのステンシル。
↓話題となったツイートがこちら。
↓撤去後の防潮堤はこちら。外した鉄板だけあたらしくなってます。
あのステンシル、いったい今どこにあるの?
いや、言い方がよくない。
あのねずみ、いったい今どこにいるの?
実はバンクシーの作品かもしれないねずみは、防潮堤の程近く、日の出桟橋にある東京湾クルージングレストランの「シンフォニーの船着場」に展示されているんです。
これ、シンフォニーに乗らなくても誰でもサクッと見学できます。
自動ドアをあけてナナメ左側のモニター下にガラスケースに入れて展示されています。
シンフォニーの乗船と下船の際は少し混み合いますが、それ以外はがらーんとしてますので、見放題。
平日の昼下がりに立ち寄ったところ、待合にいたのは1人。
どうやら近隣のサラリーマンの方が昼休憩にゆっくりしにきていたようでした。
あんなに大騒ぎになったのに、けっこうそっけなく展示されています。
ねずみの上には、無関係なシンフォニーのイメージビデオ、左横には宝探しイベントのポップが掲示されていました。
「バンクシー巡回展」とかやったら、目玉として行列ができるぐらいの印象があるのですが、ねずみさん、所在なく佇んでいる感じ。
取り外す際に絵を保護する目的で粘着力の強い黒いテープを使ってしまったことで、黒いテープがはがせなくなり、アートとしての価値を下げている気がしないこともないですが、ねずみはいました。
展示物の横のテキストを引用しておきます。
↓発見当初の防潮堤のねずみ。かわいい。個人的には黒いテープはやめてほしかった。
さらにアップにしてみました。
ガラスで囲われていて、まわりが明るいのでどうしても写り込みがありますが、なるべくわかりやすく撮影してみました。
ユーモラスでかわいい!
なんとも、愛嬌のあるねずみです。
日の出にお立ち寄りの際はぜひ、会いに行ってみてください。
シンフォニーに乗船してなくても記念写真も撮れます。
春霞の向こうにはレインボーブリッジを臨みます。
フジテレビも遠くにぼんやり見えていました。
目の前を客船が横切って行きました。
バンクシーのねずみのお家の2軒隣には、平日・お昼だけ営業している、「ラ・メール日の出」があります。
ランチは税込680円と安い上に、窓から海が見えます。