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【富田林市】9月23日旧杉山家住宅前で、地車囃子が鳴り響く!同時開催のミニチュア展示イベントも紹介

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

寺内町にある国の重要文化財・旧杉山家住宅とその周辺では、その美しい町並みを借景にさまざまな催しが開催されています。そしてこの23日、秋分の日には、旧杉山家住宅の目の前で、地車囃子(だんじりばやし)のイベント開催が決まりました。

地車(だんじり)といえば、泉州の岸和田があまりにも有名。しかし他の町、泉州各地や南河内でも10月になれば地車が町を繰り出します。富田林市内では、7つの神社で秋祭りの一環として地車が登場。

今年の各神社で地車が開催されるかどうについて、現時点でははっきりわかりません。残念なことに、今年は、富田林の秋の風物詩である地車囃子が聞こえず残念な可能性もなきにしもあらず。でもそれが寺内町で1日限定で堪能できます!

※9月18日現在の地車開催予定は、記事のいちばん最後をご覧ください。

画像提供:浪花粋囃楽団
画像提供:浪花粋囃楽団

当日のイベントの名前は「地車囃子と龍踊り」。これは浪花粋囃楽団(なにわすいそうがくだん)らによる、和楽器を使った熱気あふれるお囃子演奏に龍踊りが加わったもので、1日2回開催(12:30からと14:00からそれぞれ30分間)されます。

この浪花粋囃楽団は、関西の地車囃子を舞台化して、多くの人に楽しめるよう各地のイベントなどで演奏している団体。その迫力ある演奏が目の前で見られるわけで、私も当日がとても楽しみです。

同時に、旧杉山家住宅では「ふとん太鼓とだんじり展」を開催しています。(24日金曜日まで)これは先日、実際に見学してきましたので、ご紹介しましょう。

展示されているのは、豪華絢爛な彫刻や刺繍が実に精巧に作られた、ミニチュアたち。小さな小さな地車とふとん太鼓が見ることができます。

地車の歴史をたどると、豊臣秀吉が大坂城を築城したときに、地車囃子を奉納したというのが始まりと言われています。ということは、もう450年近く続いているとか。これはスゴイ!

「地車囃子と龍踊り」の公演場所は、旧杉山家住宅前の富田林市立寺内町センターで、参加費は無料です。見学される場合は、マスク着用や密を避けるなど、感染対策をバッチリしていきましょう。

せっかくの機会ですので、秋祭りの雰囲気を寺内町の中心で味わってみませんか。

※2021年富田林市内各神社のだんじり開催の様子(2021年9月19日6時現在)

美具久留御魂神社 公式ページより中止が決定
錦織神社 未定
春日神社 未定
佐備神社 未定
大伴黒主神社 未定
板茂神社 未定

旧杉山家住宅
住所:大阪府富田林市富田林町14-31
電話:0721-23-6117
開館時間:10:00~17:00
入館料:大人400円、15歳以下200円、団体(20人以上)は2割引
休館日:月曜(月曜が休日にあたる場合はその翌日)、年末年始
アクセス:近鉄富田林西口駅から徒歩7分

奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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