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【河内長野市】棚田は、下赤坂だけじゃない!河内長野に、穴場の棚田を発見しました

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

奥河内の観光名所のひとつとして、必ずといっていいほど登場するのが下赤坂の棚田。しかし、残念ながらその所在地は千早赤阪村です。秋が訪れているのだから、稲刈り前の美しい棚田を見たい。河内長野市内にはないのかなぁと、調べることにしました。

スマホでは見えにくいので一部拡大しました
スマホでは見えにくいので一部拡大しました

※2番目の画像の2番目の「水仙の棚田」というのも下赤坂の棚田のことです。

実際に『河内長野 棚田』と入れて検索すると、次の結果が出て来ました。わざわざ河内長野を入れても、千早赤阪村にある下赤坂の棚田が上位を占めます。

確かに日本の棚田百選にも大阪で唯一(厳密に言えば兵庫県との県境にある長谷の棚田を入れてふたつ)選ばれていて、下赤坂城と共通の駐車場があって比較的アクセスがいいことからか、下赤坂の棚田があまりにも有名。

しかしがんばって調査を進めると、河内長野にも美しい棚田があることがわかりました!

棚田の詳細については、原則として徒歩でしかアクセスできない場所であること、下赤坂のような観光地でもないので、ここではあえて触れません。南花台のバス停から住宅地を離れて歩いていくと、山の中にその棚田があります。

歩いている途中、ススキの向こう側に棚田の風景が見えてきました。

道の横に群生しているススキは、まだ花穂の状態。もう少ししたら、今は赤っぽい花の穂が開いて白い種子に変わって、より秋らしい景色に変わっていくのでしょう。

この目の前の美しい棚田は、農家さんが丹精込めてお米を作っていらっしゃる場所ですから、見学の際はマナー厳守が基本です。もし行かれる場合は、ゴミやたばこのポイ捨てはしない、騒音を出さないなど、どうかお気を付け下さい。

私が訪問したタイミングがお彼岸の頃ということもあって、赤く染まった彼岸花がずいしょに咲いていました。黄緑のじゅうたんに赤い花、まさに絶景です!

まだ刈入れ前ですが、稲穂はすでに頭を垂れていました。まさに日本の秋!河内長野の里山の原風景、それを眺めていると、ついつい時間がたつのを忘れてしまいます。

大阪府が管理する南河内農と緑の総合事務所の情報によれば、現在この地域では、千早口から日野に向けて広域農道を建設中なんだそうです。棚田の位置から見えるところにも、立派な橋が建設中。道が開通したら、橋の上からまた違った棚田の風景が見られるのかもしれません。

河内長野駅前の棚田
住所:河内長野市日野地区
営業時間:24時間自由入場可能
定休日:無休
料金:無料
アクセス:南海三日市町駅からバス 南花台のバス停から徒歩15分

奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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