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【河内長野市】意外に知らない?とっても便利なモックルコミュニティバス!実際に乗ってみました

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

南海電車や近鉄電車があるとはいえ、公共交通を使って河内長野市内を移動するときに、なくてはならないのがバスですね。南海バスが市内に張り巡らされているので、車を持っていない人や運転できない人が移動するのには、たいへん便利です。

その中でも、赤い色でモックルのイラストがかわいいコミュニティバスは非常に目立った存在。今回は、街中で見かける機会の多いこのモックルコミュニティバスに、実際に乗ってみました。その模様をレポートします。

河内長野に住むと、バスに乗る機会が自然に多くなります。私も画像にあるとおり河内長野市のバスマップを所持しており、河内長野市内でで面白いスポット、トレンドになりそうな所を見つけると、即座に行動。このバスマップを片手に移動します。

バスマップは南海バスのいろんなルートが一目でわかりますが、よく見ると不思議なルートをたどっている赤い帯を見つけました。市民交流センター(キックス)から市役所、そしてラブリーホールのあたりをぐるりと一回転しています。

さらに見ると「モ」と書かれていました。数字やアルファベットではなく、カタカナ。このルートを見るたびに、どんどん気になっていきました。

「モ」の正体が、今回取り上げるモックルコミュニティバスです。このバスは市役所をはじめ、図書館のある市民交流センターや病院、警察署、郵便局といった生活に欠かせない拠点と南海電車の複数の駅を結んでいます。

路線は、南海美加の台駅と大阪南医療センターを結ぶルート。途中、三日市町駅と千代田駅を経由。面白いことにすぐ近くまではいきますが、河内長野駅には立ち寄りません。

そして上限が200円という格安な運賃。さらには日曜日限定で、同伴者割引を実施しているというモックルコミュニティバスに実際に乗ってみることにしました。

画像のように、赤いバスには河内長野のシンボルキャラクター、モックルが複数描かれているバス。まるで幼稚園や保育所の送迎用のバスのようにも見えます。

乗ってみればわかりますが、内装はいつも乗る南海バスと変わりません。当たり前と言われればそうですね。ただよく見ると違うところを見つけました。それは座席シートです。

座席シートがモックルだらけ。子供たちが喜ぶこと間違いありません。またバス車内でも、通常の路線バスと違い、市内小学生による乗車マナー啓発アナウンスを放送していました。

逆さまですが、モックルを拡大。コミュニティバスと言っても、通常の交通系IC カードが利用できるので安心です。

美加の台駅を出発したバスは、三日市町駅に、そのあとは郵便局前を通って、河内長野駅近くの七ツ辻からラブリーホール、警察署へと向かいます。

そのあとは市民交流センターと市役所に立ち寄り、ここで一回転するように重要拠点を回るのが特徴。高齢者や足の不自由な人が利用できやすいようになっていました。

私はそのあとの千代田駅前で下車しました。この後バスは千代田小学校前を経由して最終的に大阪南医療センターに向かいます。バスは原則毎日運行されており、年末年始の12月29日から1月3日だけは運休とのこと。

1日の運行本数は美加の台駅前発の北行きが8便、大阪南医療センター玄関口発の南行きも8便あります。

1台のバスが朝8時34分に美加の台駅を出発してから北と南を巡回するように走っていて、最終便が美加の台駅に戻ってくるのが17時37分です。詳しい時刻表はこちら(外部リンク)また公共施設にも紙の時刻表があります。

時間はかかりますが南海線で千代田駅と美加の台駅の料金よりも安く行けるモックルコミュニティバス。もし機会があればぜひ乗ってみてください。

奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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