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【富田林市】瀧谷不動尊駐車場で、格安なのに素敵な食器に出会えるかも!21日まで全国陶器まつりを開催中

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

陶器市というと、京都や有田、伊賀など、産地まで足を伸ばさないといけないというイメージがあります。しかし、そこまで行かなくても大丈夫。瀧谷不動尊の駐車場で11月21日(日)まで、全国陶器まつりを開催中です。

もちろん入場そのものは無料なので、陶器や焼き物が好きな人だけでなく、家やお店で使う食器を探すためには必見のイベント。もうそろそろお正月準備も考えないといけない時期ですから「ここで新しい食器を」というのもあります。

全国陶器まつり2021年 瀧谷不動尊のチラシ
全国陶器まつり2021年 瀧谷不動尊のチラシ

この全国陶器まつりの主催者は、名古屋市に本部のある全国陶器祭り振興会(外部リンク)です。2011年から毎年、全国各地で陶器まつりを開催しているのだそうです。

有田焼・伊万里焼・美濃焼・常滑焼・信楽焼・波佐見焼・瀬戸焼・万古焼・備前焼・壺屋焼・萩焼・つが野焼など、全国各地の焼き物が一堂に会します。瀧谷不動尊では、2019年以来2年ぶりの開催でした。

私がこのイベントを知ったのは、この看板を見たこと。近鉄滝谷不動駅から瀧谷不動尊に向かう参道沿いに、いくつもこのような立て看板がありました。

「これは行かなければ」と、予定を変えて行ってみることにしました。

当初想像していた明王殿前の駐車場に来ましたが、会場がありません。あれ、間違ったかしらと思ったら、丘の上に向かう道にたくさんの幟が見えました。会場はどうやら上にある駐車場のようです。

ということで、スロープを上がっていきました。ちょうど紅葉も見ごろを迎えています。

上の駐車場のところまで行くと、陶器まつりの会場が見えてきました。大型テントが四角く並び、想像よりもずっと大きな会場です。

ちなみに瀧谷不動尊の境内案内図を見ると、ちょうど赤で現在地を指示している右下の位置に、全国陶器まつりの会場があります。

車の場合はそのまま上の駐車場に行けばいいですが、もし徒歩で来た場合は、明王殿前の駐車場ではなく、こちらの階段を上がるほうがスムーズです。

テントに囲まれた正面側に、入口がありました。さっそく会場内に入ってみましょう。

入口には、このように消毒液と使い捨ての手袋が置いていました。陶器の場合、実際に購入するかどうかを決めるためには、どうしても手に取って眺めます。そのため、このように手袋をすることで感染防止をしています。

四角く囲むように、全国各地の産地から来ているお店が並んでいます。入口右から時計と反対周りで見ていきました。いろんな大きさ、色合い、柄の陶器がずらーっと並び、目移りばかりしながら歩いて行きます。

取材日は平日の昼間でしたが、駐車場にも6割がた埋まっていて、想像以上にたくさんのお客さま熱心に陶器を見て回っていました。どうやらお店で使うものを探しているらしい人も、少なくありませんでした。

並んでいる食器のうち、各店とも、日常使いができそうな茶碗が多くありました。お値段も300円からと、とてもリーズナブル。これなら、ふだん使いの予備に気に入った柄のお茶碗を買っておくこともできますね。形も色もさまざまで、見ているだけでもワクワクしました。

伊万里や織部など、日本料理店の業務用に使えそうな大皿も、たくさん並んでいました。少し小さめのものは、たとえスーパーで買って来たお刺身や煮物でも、割烹並みの見栄えになりそう。食器にこだわるのは、手抜きがばれないひとつの方法かもしれません。

最近、通販でもとても人気になっている波佐見焼。美しい発色の色合いが人気の理由なのですが、会場ではターコイズブルーの美しい食器が並んでいました。このお値段は、かなりお得かも。

別のコーナーでは、陶器だけでなく、漆器や工芸品も販売。木目調だけでなく、少しおしゃれなイメージ、黒や赤のデザイン性の高いものもありました。

さらに、個人のお客さま向けだけではなく、業務店向けの販売もしているとのこと。そのため、このように同じ柄の陶器が大量に用意されていました。どうりで、お店をされているような人の来場も少なくなかったわけです。

こちらは、均一コーナー。100円、200円と非常にお得な品ぞろえです。業務用だけでなく、家のふだん使いにもぴったりなものばかり。

かと思えば、奥には10万円を超える大型の花瓶などといった高級品が!目の保養にもなりました。

そして食器だけでなく、どっしりとした民芸家具が並んだコーナーもありました。

陶器で作ったペンダントや一輪挿し、陶器に飾るかわいらしい人形などが並んでいたお店があったので、お店の方に聞いてみると、なんと河内長野に工房を持つ作家さんとのこと!この全国を回る陶器市だけで販売されているということでした。

それでは、私が思わず衝動買いしてしまった戦利品を紹介していきましょう。

こちらは美濃焼のマグカップ(税込800円)。普通のコーヒーカップの倍くらいの量が入る大きなタイプです。

なかなかこの大きなサイズのマグカップは売っていないので、機会があるたびに探していたのですが、ようやく見つかって嬉しかったです。

これは本漆の汁椀(税込600円)です。赤い色でモダンなデザインなので、汁物に使うだけでなく、ぜんざいやベトナムのチェーなどのスィーツ、サラダなどを入れてもおもしろいのではと思いました。

そしてこちらが、河内長野の作家さんのお店で購入した河内人形焼。ちなみに猫と一輪差しは本来別物で、両者がうまくはまるように合わせたものです。あまりの可愛さに、思わず衝動買いをしてしまいました。しかしその価値は十分高そうです。

瀧谷不動尊(全国陶器まつり)(外部リンク)
住所:大阪府富田林市彼方1762
開催期間:11月13日(土)~11月21日(日)
開催時間:10:00 ~ 17:00 
入場料:無料 雨天時も開催
アクセス:近鉄滝谷不動駅から徒歩15分

奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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