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【河内長野市】観光キャンペーンで宿泊!河内長野荘の天然温泉と大阪産河内鴨コースでほっこりぬくぬく 

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

11月の1か月間、河内長野市内の指定された宿泊施設をお得に利用できる「かわちながの観光キャンペーン~おいでよ!秋の河内長野へ~」を行っています。

宿泊するとモックルコインがもらえて宿泊料が安くなる、また残りは加盟店で利用できるので、これは期間中に利用しないともったいないと思いました。

ということで、実際にキャンペーンを利用して宿泊しました。今回選んだ宿泊先は、河内長野荘。河内長野駅の東出口から坂を上る必要がありますが、駅のすぐ近くにある温泉旅館です。

河内長野荘は、2004年度まで大阪府が敷地と施設を所有。大阪府営河内長野荘やエルサンティ河内長野という名前で営業をしていました。

その後民間に売却され、現在は堺市に本社を持つ冠婚葬祭のセルビスグループ(外部リンク)が経営している旅館です。現在の名前は、シンプルに河内長野荘となりました。

チェックインと、かわちながの観光キャンペーンに関する書類の記入や在住証明などの諸手続き後、さっそく部屋に行きました。

ホテルは地上3階地下1階で、2階がフロント、レストラン、売店です。客室は3階のみで、和室が12室、1室だけ和洋室となっていました。そのほか1階が宴会場とカラオケルーム、地下1階が大浴場となっています。

部屋にはベランダが付いていて、外にも出られました。ここからは河内長野市内を一望できます。いつも住んでいるところなのに、旅館の部屋から眺めるとどこか旅先に来た気持ちになるから本当に不思議ですね。

夕食の前にお風呂に入ることにしました。更衣室には目の前の石川から湧き出ている長野温泉の由来が書いてあります。伝承では推古天皇の時代から、ここでは湯が湧き出ていたとのこと。

ちなみに長野温泉の泉質はナトリウム・マグネシウム-塩化物泉です。

浴槽です。誰もいないので撮らせて頂きました。奥が露天風呂です。また手前の右手には温泉旅館では珍しくサウナがありました。サウナは低温で70度です。

湯上り後に夕食をいただきます。部屋食なので、他のお客さまを気にすることなく落ち着いていただけました。ドリンクは生ビールの後、日本酒・地元の天野酒の吟醸原酒を注文しました。

地元河内長野で醸される天野酒の純米原酒、しっかりとしたうまみがあります。地元の旅館で味わう地元の酒もいいものですね。

いよいよ夕食が運ばれてきました。今回は予約時に大阪産(もん)河内鴨コースを注文しています。なお河内鴨とは、大阪松原市にある河内鴨ツムラ本店(外部ページ)さんが取り扱っている国産鴨肉で、府内で唯一、鴨肉を扱っている業者さんとのこと。

こちらは前菜で、手前から時計まわりに「柿と菊菜白和え」「蛸と大根旨煮(木の芽)」「鯖小袖寿司」「南京チーズ」「真丈(しんじょ)」「揚げ松葉」「紅葉麩オランダ煮」です。

ちなみに真丈とは、海老のすり身を昆布だしや卵白ですりのばして調味した、柔らかいかまぼこのようなもの。

こちらは「河内鴨のたたき」です。赤玉ねぎスライス、針レタス、大葉、洗い葱、紅おろしが添えられており、ポン酢でいただきました。

そして「河内鴨ロース煮ワインソース」。椎茸、ヤングコーン、ミニトマト、菊菜が添えられています。いっしょに置かれていたジャガイモは、最近とても人気の出ている「インカのめざめ」という品種です。

こちらはメイン料理の「河内鴨のすきしゃぶ」。しゃぶしゃぶのように軽くお出汁で火を通して鴨をいただくもの。身のほかに鴨をミンチ状にした鴨つみれがありました。このほか白菜、白ネギ笹切り、えのき、紅葉麩、青ネギ、菊菜、細うどん、笹の葉がついています。

こちらは茶碗蒸しです。鴨料理が続いたので、箸休めにちょうどよかったです。

食事を味わっている間、横で釜飯を作ります。釜めしは火をつけてから約20分で消えますが、それから10分間、蒸らせる必要がありました。お酒と共に他の料理を味わっている間にできあがるという、タイミングの良さ。

こちらは揚げ物。「海老つと揚げ」「甘鯛おかき揚げ」「南京」「しし唐」が入っていて、抹茶塩で頂きます。

ちなみに海老つと揚げの「つと(苞)」とは、つとと呼ばれるの形(わらなどを束ねた納豆のイメージ)に見立てた揚げ物のことです。

さてご飯が炊きあがりました。鮭と木ノ子釜炊き御飯です。中には「榎木(えのき)・占地(しめじ)・洗い葱」が、入っていました。

そのほか赤だしと香の物がついています。

最後にデザートが出てきました。「ほうじ茶アイス」「嶺岡豆腐(みねおかどうふ)」には小豆とミントが添えられています。

こうして、家の近所なのに遠くに来た不思議な感覚を味わいながら、河内長野荘のお布団でゆっくり就寝しました。

こちらは朝食です。朝食は2階のレストランでいただきました。朝8時前に「朝食の用意ができた」と館内のアナウンスがありましたので、混雑を避けるため少し時間をずらしていきます。

朝食会場では、他の席と間隔をあけたテーブルに部屋番号が示されていて、既にお膳がセット。お味噌汁とごはんは着席すると持ってきてくださいました。

ベーコンと野菜のセットと卵は、そのままではなく、このようにバターを引いて焼いていきます。そして生卵を上に落として蓋をし、ベーコンエッグとして頂きました。

ロビーにはお土産物売り場もあります。地元だからお土産なんてと思うかもしれませんが、意外と地元の名産品に触れる機会が少ないと思いますので、こういうときこそじっくり見てもよさそうです。

こうしてかわちながの観光キャンペーンを使って、地元旅を楽しみました。チェックアウト時に清算し、モックルポイントが入ったモックルカードを頂きました。

「かわちながの観光キャンペーン」があったこそ宿泊した河内長野荘。地元のショートトリップは、お湯も料理も心温まるひととき。たまには地元に泊まるのもアリですね。

河内長野荘(外部リンク)
住所:大阪府河内長野市末広町3-25
電話番号:0721-62-6666
チェックイン時間:16時
チェックアウト時間:10時
アクセス:南海・近鉄河内長野駅から徒歩10分

奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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