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【河内長野市】貴望ヶ丘「創作料理 靖浩」さんの人気のランチ!最高コスパと併設ジェラートの秘密に迫る

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

市内の北側、南海千代田駅から寺ヶ池方面に歩いていき、さらに少し坂を上がったところにある貴望ケ丘。1970年代に一戸建てを主体として作られた住宅分譲地ですが、ここにとても有名な創作料理店があります。

インスタグラムのフォロワーさんが2000人以上ということからも、その人気の度合いがわかるほど。そのお店、創作料理 靖浩(そうさくりょうり やすひろ)さんのランチをいただいてきました。

千代田駅から貴望ヶ丘の交差点を右方向に歩いてすぐ、1・2分のところに靖浩さんがあります。

創作料理店ですが、和を主体としたお店です。ランチはとても人気があり、売切れることも多いということでしたので、事前に予約してお伺いしました。

中に入るといきなり水槽で、魚が泳いでいます。お寿司屋さんや海鮮料理店でないのに、調理直前の魚が泳いでいるということは、それだけで期待が高まりました。

黒×木調をテーマカラーとした店内の様子。席はカウンター席とテーブル席、半個室風お席があり、2階にも客席があります。

今回は早い段階で予約をしたためでしょうか?半個室席に案内してくださいました。

さて靖浩さんの開業は1999年の6月ですから、もう22年もお店を運営されているとか。飲食店は最悪3ヶ月以内で閉店するほど厳しい業界であると言われているので、10年続ければ必然とお客様から認められるような空気があります。

しかし、その倍以上も続けられているのですから、いかに地元の人からの愛されていることがわかります。

こちらがランチメニューで、写真からして豪華な内容です。そしてすべて食数が限られていますので、事前予約がおすすめ。私も予約時に選んでおきました。

オーナーの田中靖浩さんは、調理専門学校を卒業後に19歳でサウスタワーホテルに入社、リーガロイヤルの和食部門、九州、神戸と修行を積み重ね、若くして副料理長まで勤め上げました。

店内で販売している包丁。しっかりと修業を積み重ねた料理人のお店らしいです。

その後和食割烹で二番手の板前として腕を振るっていましたが、26歳のときに満を持して独立します。河内長野での独立開業にこだわったのは、靖浩さんが専門学生時代に兄を亡くしたことからだそうです。

両親を置いて地方へ行くことは考えられず、地元で開業したいという思いで、貴望ヶ丘に「創作料理 靖浩」が誕生しました。

さて料理が来ました。こちらは「本日の靖浩御膳(¥1,650)」。一目見て、ひとつひとつにかなり手間がかかっていることが分かります。

靖浩さんは、自身の料理のポリシーについて、こう語りました。

「すべてのお料理において、一手間ふた手間を惜しまない、店主の遊び心や細やかな気遣いを表現する、創作心あふれるお料理。目で楽しんで、食べて感動、しっかりと心に記憶に残るようなお料理をご提供出来るようにと心がけてます」

こちらは「9種の彩御膳(¥1,650)」。ランチはもうひとつ「五感を満たす…『結びロール御膳』(¥1,800)」があります。またファミリーで利用しやすいようにお子様メニューが用意されていました。全てのランチメニューにドリンクがついています。

さらに、靖浩さんは「店を運営していく上で気をつけていることは、常に一歩前を見ること。現状に満足せず、いつでも探求心を持って挑戦するという気持ちを忘れないこと」を守っているそうで、22年経ってもその挑戦する気持ちが、同店の料理に現れているのがとてもよく分かりました。

もちろん、いずれのランチとも、美味しくいただきました。

見た目ボリュームがすごかったために、お料理が来たときに全部食べきれるのかと一瞬不安になりましたが、品数の多さと味のバラエティさで、無理なく食べきることができました。

夜のメニューが壁に貼ってありましたが、ランチのおいしさを考えると、こちらも期待が高まりますね。さて靖浩さんのお店には、もうひとつの名物として自家製ジェラートなどのスィーツがあります。もちろん別腹とばかりに注文しました。

取材時のジェラートのメニューです。なぜジェラートにこだわっている理由もお伺いしました。すると、靖浩さんご夫婦ともにジェラートが大好きだからとのこと。

「安心安全の完全無添加のジェラートをつくりたかった」という思いから、ジェラートへのこだわりと意気込みが伝わります。

スィーツのセットが来ました。紫いものジェラートに、取材時の季節の柿、それからケーキのセットです。実際にいただきましたが、ランチだけでお腹いっぱいになっているはずなのに、本当に別腹というのはあるんだなと痛感しました。

もちろん残さず完食です。

こちらは2種類のジェラートの単品です。さて靖浩さんは、コロナ禍の今年8月のお盆明けに2号店千古の隠れ家(外部リンク)」を立ち上げました。

理由をお伺いすると「緊急事態宣言によって休業や時短営業を繰り返し、テイクアウトばかりの毎日。思うように働けない、お料理ができない状況にあって、スタッフ(調理師)たちの働く場所、力を発揮できる場所をあえて作ろう」との想いがあったそうです。

2号店のコンセプトは豚と海老の専門店だそうで、食材特化することによって、来店される方に「コレを食べたい」という気持ちで来てほしいからとのこと。私も、豚と海老が恋しくなったら、2号店にも行きたいと思いました。

ということで、「創作料理 靖浩」さんで、少しリッチなランチを味わいました。店を出たとき、本当に胃と心が満たされた思い。同店では、弁当や丼物のテイクアウトメニューもありますから、興味のある方はぜひ下のリンク先にあるメニューをご覧ください。

12月の靖浩さんの営業スケジュールが出ました。12月下旬は予約営業のみばかりなので来店の際にはご注意を。

創作料理靖浩(外部リンク)
住所:大阪府河内長野市南貴望ケ丘1-21
電話番号:0721-55-0658
営業時間:11:00~15:00(LO14:30)、17:30~22:00(LO21:30)
※日・祝日は夜のみ営業
定休日 毎週木曜日(水曜日は不定休)
アクセス:南海千代田駅から徒歩9分
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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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