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【河内長野市】横浜家系ラーメンとは?初心者ですがランキング上位「魂心家」で最強家系ラーメンを食べた

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

いまやラーメンは、カレーと並んで国民食ですよね。専門店のラーメンには、いろんな流派があるそうで、味も日々進化しています。

私はラーメンそのものは好きなのですが、専門店の流派であるとか、そういう一歩進んだ分野はまったくわからない初心者です。そんな私が、河内長野に昨年9月10日に開業した、横浜家系ラーメンの「河内長野 魂心家」に行き、初めて家系ラーメンを食べてきました。

場所は、大阪外環状線こと国道170号線のバイパス沿い。北側から南下していた道がここで西方向にカーブする手前、ちょうど稲田池と道路を挟んだ前に店があります。ちょうどダイソーのとなりで、駐車場も共有のよう。

そもそも横浜家系ラーメンというのは、どんなものなのでしょう?調べてみたところ、1974(昭和49)年に横浜で創業した「吉村家」を源流とするラーメンの流派とのことでした。

吉村家の吉村実創業者が「九州の豚骨と東京の醤油を混ぜたらうまいんじゃないか」という発想で編み出したラーメンなのだそうです。

吉村家で働いた弟子たちが次々とのれん分けしてできた店を「横浜家系ラーメン」と呼ばれるようになったというのですが、少しややこしいことに、直系のお店以外にも「家系」を名乗っている店があるという点。「資本系」と称される企業のお店も「家系」を名乗っています。

1992(平成4年)に創業した壱六家も、吉村家とは無関係に創業した「家系」ラーメンのグループで、この壱六家からも数多くの独立したお店があります。そして今回の「魂心家」は、この壱六家の系列だったことがわかりました。

そして魂心家は、北海道から中国地方まで40店を展開するチェーン店で、運営元は株式会社トイダック(外部リンク)。魂心家以外にも、壱七家という別の家系ラーメンも運営していました。ところが意外なことに、もともとはゲームショップを経営していたのだそうです。

運営元の会社がゲームの販売業から、1996(平成8)年よりフード業界、家系ラーメンを始めた経緯もたいへん気になりますね。

ゲームショップのスタッフの誰かが、壱六家にラーメンの作り方を教えてもらったのでしょうか?それとも壱六家従業員だったひとが、独立しようとしたときに手を組んだ?あるいは就職して社長にラーメン事業の提案をしたのか?いろいろ好き勝手に想像してしまいます。

「家系最強」と書いています。色んな流派が名乗る「家系」ラーメンの中でも最強というのですから、入る前から楽しみです。

そして昨年の大阪府内の家系ラーメンのおすすめランキングで5番目に「魂心家 難波店」が入っていました。魂心家はチェーン店で、店によってそれほど差があるとは思えないので、より期待が持てます。

店内入ってすぐに、丼やTシャツなどがディスプレーされていました。外観のインパクトの大きな真っ赤な壁と対照的に、渋みのある黒を基調とした店内です。

展示しているものをよくよく見てみると、まくり券というものを22枚あつめるとオリジナルグッズがもらえるそうです。

ちなみにまくり券とは、正式名称が「まくり証明書」と呼ばれるもので、ラーメンのスープを飲み干したら、1か月有効のサービス券がもらえます。それを22枚集めると、さらにオリジナルグッズがもらえるというわけですね。

注文は自動販売機で購入します。写真付きで、どんなラーメンがあるのかひとめでわかるのが良いですね。

どれを食べようか迷いましたが、初めてなのでここはもっともオーソドックスな、右上のらーめん(850円)を選びました。

広々とした店内の様子。手前側の通路を隔てた両側に4人用のテーブル席、左側にはひとり用のカウンター席が並んでいました。

こちらがテーブル席の様子です。

訪問した時間が午後3時ということもあり、お客さんの数は少なめ。おかげで壁が高くて他の人を気にせずに済むテーブル席に案内してもらえました。

食券を渡すときに、スタッフの人が味の濃さや麺の硬さなどを聞いてきます。こちらに書かれているように好みをお願いできるので、そのときに伝えましょう。

またこちらのように、初めての人向けに食べ方のレクチャーがありました。ラーメンのほかつけ麺にも食べ方にこだわりがあるようですね。

こちらが調味料です。どれを選ぶかはお好み次第。

さらに、ライスが無料で食べ放題の「ライスバー」が魂心家の特徴とのこと。確かにラーメンをおかずにして白御飯というパターンは最高です。

こちらのコーナーでは、ご飯をセルフサービスとして自由に食べられるようになっています。

私もラーメンが来るまでに、ごはんを持ってきました。何杯もおかわり自由みたいですが、残しては失礼なので1杯だけにしておきました。

さて、らーめん(ラーメン)が登場しました。鶏の卵の横にうずら卵がありますが、これが家系でも壱六家系統の特徴なのだそうです。

かんじんの味わいですが、基本は豚骨スープの味。口に含むと隠し味のように醤油と酸味のようなものをとんこつ味と同時に感じました。豚骨と醤油を混ぜた味とはこういうことなんですね。癖になりそうな気がします。

また私は普段細めんラーメンの方が好きなのですが、こちらの太麺もスープと合っているようで良かったです。コシを感じる歯ごたえがあっておいしくいただけました。

ちなみに、味付けにはにんにくを入れました。にんにくを入れると元気が出るような気がするから本当に不思議です。

ちなみにこちらは同行者が注文したつけ麺(830円)です。こちらは麺の様子がしっかりわかります。つけダレの濃厚さもちょうどよいくらい。ごはんとつけダレの相性もよさそうです。

魂心家にとって22という数字は重要なようで、まくり券22枚でプレゼントというのだけではなく、毎月22日は魂心家の日として1杯500円でラーメンが食べられるとのこと。これは22日に行かないといけませんね。

インパクトと勢いのある「魂心家」の看板を食後にもう一度眺めてみました。私は家系ラーメンを初めて食べましたが、本当に美味しいと思いました。しかし、河内長野で横浜家系ラーメンを味わえるということもある意味すごいこと。私の中では「最強」という気がしました。

河内長野 魂心家(外部リンク)
住所:大阪府河内長野市市町800
電話番号:0721-56-3522
営業時間:11:00~2:00
定休日:無休 
アクセス:近鉄汐ノ宮駅から徒歩12分

奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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