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【富田林市】2月22日スーパー猫の日がもうすぐ!作家さんの描く可愛い猫ちゃんたちに会いに行こう♪

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

2月22日は「ニャンニャンニャン」で猫の日ですが、今年2022年2月22日は、1222年2月22日以来、800年ぶりに「2」が6つもあるスーパー猫の日として、ちまたでは話題となっています。

前回の1222年は鎌倉時代初期で、奇しくも今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代と、年代がみごとに重なっているのも面白いところ。

そんな猫ちゃんですが、ブームであることも手伝って、最近では動画の世界でも活躍する可愛らしい子が増えてきていますね。

しかし、生きている猫ちゃんだけが可愛いわけではありません。大阪狭山市駅近くにあるギャラリー ブラウカッツェさんでは、作家さんの手による可愛らしい猫展、「こんなところにもねこ全員集合!」を、今月22日まで開催しています。

ギャラリー ブラウカッツェさんは、南海大阪狭山市駅から徒歩5分。閑静な住宅地の中にある、隠れ家のようなひときわおしゃれな建物です。今回はギャラリーのオーナーで自身も作家でもある、Katsu.AOEさんに、いろいろお話を伺うことができました。

2012年から作家活動を始めたAOEさんが、それ以前から考えていたことに、ギャラリーのオーナーになるということがありました。それが2017年7月7日に現実のものとなり、ギャラリー ブラウカッツェさんがオープンします。

オープン当時から猫に関する展示会をしたいという希望があり、2018年に初回を実施。それから毎年この時期に、「こんなところにもねこ」の展示会をしているのだそうです。今回は5周年でもあるので、歴代の作家さんが「全員集合!」した特別展です。

ドアを開けて中に入るとすぐギャラリースペースとなっていて、今はすべて猫ちゃんに関する作品が展示されています。絵だけでなく、陶芸やいろんな素材を使った人形など、多種多様な表現方法の猫ちゃんたち。

今年は5回目ということで、これまで参加したAOEさんも含めた歴代の作家さん17人と新しく3人の作品が展示されています。この新しく参加された方の中には他の公募展で大賞をとる方もいるとか。

また、猫展に参加している作家さんは関西だけでなく全国から。関西の作家さん3割で、関東の方が3割でそのほかの地域の方もおられます。

猫展をするくらいだから、AOEさんは猫ちゃんが好きなのかと聞いてみたところ、やはりそうだとかで、実際に猫ちゃんを飼っているとか。そして画像の真ん中に5体の猫人形がありますが、この中にAOEさんの猫がモデルになっているのもあるそうです。

これらの作品はすべてプロの作家さんのもので、値札もついており、販売をしているとのこと。「猫展に限らず、このギャラリーで展示するもの、参加くださった作家さんが、このギャラリーでしたことを失敗と思われないような展示会を」とのこと。

「つまり作家活動を真剣にされている方の企画展を開催し、趣味でされている方、発表会ようなものはご遠慮いただいています」とAOEさん。

これからプロを目指そうという新人さんについても、企画内容や作品を見てOKにすることもあるそうです。

そして、プロの作家さんの作品を見て気に入ったモノがあれば、その作家さんを応援するためにも購入してあげてほしいとも。日本で芸術活動をして食べて行くことは、想像以上に大変なこと。

このギャラリーを作られた意図のひとつに、作家さんたちの手助けをする場にしたいということもあるようです。

さて「AOEさんの作品はどれですか?」と聞いてみたところ、「トイレには私の作品を展示しています」と意外な答えが返ってきました。ということでトイレのドアを開けてみると、

こちらがAOEさんの作品です。「トイレは飾る場所として非常にいいところです。なぜならば、住んでいる家族は毎日トイレを使うから。だからいつも作品が見られる場所なのです」とのこと。言われてみれば確かにそうですね。

AOEさんの作品は、特別に拡大して良いということなので、ここでご紹介しましょう。AOEさんのいくつかの作品の中で、この作品は悪戯をしている無邪気な猫ちゃんのという風に見えて、私個人としてとっても好きです。

猫展以外のギャラリー全般のお話も伺いました。5年間ギャラリーをしていて、レンタルは過去に2回しかしていないとか。

つながりのある作家さんやつながりが無くてもその人に会いに行ってつながりを持つことがあります。そして自身で企画して展覧会をするとか。作家さんからのレンタル希望の場合は、AOEさんがその内容を吟味してOKするかを決めているそうです。

また毎年11月には、FUKA展を実施しているそうです。これは公募展で、2017年から行っているもの。例年70名ほどの作家さんが参加されるそうです。

この「FUKA」とは、大阪府下で発信する作家さんの孵化を応援する、作家さんのモチベーションを上げる付加価値のある作品に協賛賞を付けるなどさまざまなFUKAの意味を込めて命名しています。

「大阪市内には多くのギャラリーがあって、人々が巡回してくれますが、市を離れて大阪府下になると、なかなか足を運んではくれません」とAOEさん。

「そこで画廊や店舗同士が協力し合いながらお互い助け合える関係を築き、良い作品を紹介する。それで富田林のような離れた場所でも来てもらえるようにできたら」とも力説していました。FUKA展には協賛してくれている企業も複数いらっしゃるとか。

またギャラリー ブラウカッツェさんでは作品を鑑賞するだけでなく、カフェのようにドリンクの注文ができます。

作品を見てから、ドリンクを注文して一休みするのも良いですね。私が行ったときも、堺からランしてきたというギャラリーの常連の方が、コーヒーを飲んでいらっしゃいました。

22日の「スーパー猫の日」まで開催している猫展、本当に素晴らしく、そして可愛い作家さんが作り上げた猫ちゃんに会えます。私も見ているうちに、とてもほっこりとした気分になって癒されました。

Katsu.AOEオーナー
Katsu.AOEオーナー

「作品を鑑賞するだけでなく、気軽に遊びに来ていただければ嬉しいです」とAOEさん。猫好きの方はもちろん、そうでない人も、ぜひ遊びに行ってみましょう。

最後に猫展以降の個展を紹介しましょう。

  1. 住澤実貴古(Secret story) 初個展 2022年3月4日(金)~8日(火)
  2. 神藤リタx岡崎芳晴(Singing under the Sun) 2022年3月16(水)~20(日)
  3. とよだくみこ初個展(小さな世界)2022年4月1日(金)~5日(火)

ギャラリー ブラウカッツェ(Gallery Blau Katze)(外部リンク)
住所:大阪府富田林市加太1丁目3番24号
電話番号:072-370-6241(展示会期中・営業時間内)
営業時間:12:00~18:00(展示会により時間変更あり)
休廊日:水曜日・木曜日(展示会により曜日変更あり) 
アクセス:南海大阪狭山駅から徒歩5分
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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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