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【河内長野市】河内長野市立図書館の入口前で、ウクライナ平和の献花台を設置中!平和のメッセージを書こう

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

ご存じの通り、現在ウクライナとロシアは紛争中です。河内長野市議会では、3月1日に「ロシアによるウクライナへの侵攻を激しく抗議する決議」を全会一致で可決しました。

この内容については双方の言い分があり、またいろんな情報が錯綜しているので、ここで詳しくは触れません。ただ言えることは、やはり戦争というものは基本的に殺し合いをする悪いことであるという事実。早く終わって平和になってほしいところです。

3月8日、所用で市立図書館に行きました。そのときに図書館の入り口、キックス(河内長野市立市民交流センター)(外部リンク)1階のホールにて、ウクライナ平和の献花台と写真のパネル展示が設置されているのを見つけました。

それがこちらです。「ウクライナに平和を」と書かれた写真パネルと献花台でした。これは、河内長野市国際交流協会、河内長野市人権協会、河内長野市の3団体が共同で設置したものです。

真ん中にウクライナの国旗が掲げられ、その前に献花台があります。

この献花は、だれでも自由に行えるそうです。

また、河内長野市とウクライナとの接点となっている写真が展示されていました。これを見ると、今から12年前の2010年10月のものが数多く貼ってあります。これは河内長野にウクライナ民族音楽舞踊団が来たときの思い出。

これは大阪イン・ザ・ワールド実行委員会という団体が、「世界の文化を地域に、地域の文化を世界に!」をモットーに行っているものの一環。

毎年外国から民族舞踊団を招いて、各地域で公演を行った上で、一般家庭でのステイホームや学校との交流などを行っているものです。

2010年はウクライナからタラス・シェフチェンコ記念 キエフ国立大学 ロクサラーナ ダンスクラブが来日し、河内長野に来て市民と交流を行いました。

当時の記録によると、チケットは完売し、キックスのイベントホールでは開場を待つ人であふれたために、予定より10分早くドアを開けるほどの熱気ぶりだったとか。

さらにホワイエ(入口から観客席までの広い通路)ではウクライナのワインが並び、多くの市民が試飲を楽しみました。

イベントは二部構成で、一部はウクライナの民族歳時記について、二部は家庭生活についての話があり、未知の国だったウクライナが一気に親しみやすい存在になったそうです。それ以降、今も市民の方とウクライナの民族音楽舞踊団の方同士で交流が続いているとか。

さて、パネルを見ると、付箋に手書きのメッセージがあります。実はこれは河内長野市民の皆さんにメッセージを書いてほしいとのこと。

今のウクライナからSNSを通じて、上記ウクライナ民族音楽舞踊団のメンバーから写真が送られてきたのが上の写真です。

苦難の中にいる彼らを力づけるために何かできないかということで、市民の皆さんにぜひとも平和を願うメッセージを書いていただきたい、そしてそのメッセージをウクライナの人に届けたいと考えたそうです。

献花台のところに付箋とペンがありましたので、私も簡単なものですがメッセージを書きました。

この戦争では、日本が直接的にかかわっているわけではなく、またプロの兵士同士が殺傷兵器で殺し合いをしている現場なので、素人の民間人に何かできるわけではありません。しかし、ウクライナの方に、心のこもったメッセージを送ることは可能です。

これにより何かが変わるかどうかはわかりませんが、図書館やキックスに来る機会がある時に、12年前のウクライナとの暖かい交流を思い出しながらメッセージを書いてみましょう。ちなみにこの献花台は設置期間は未定で、現地の状況を見ながら設置されているそうです。

ウクライナ平和の献花台
住所:大阪府河内長野市昭栄町7-1キックス1階 
アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバスに乗車。市民交流センター前バス停からすぐ

奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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