滝畑ダムの東側、自転車と歩行者専用の遊歩道を歩いていると、画像のような場所に来ました。看板には滝畑レイクパークとあります。

滝畑ダムにこんな施設があったというのを知りませんので、どんなところかなと思って階段を上がろうとしたら......

立ち入り禁止となっています。これはどういうことなのでしょう？

後日調べてみたら、滝畑レイクパークは、1985（昭和60）年に作られた河内長野市勤労者野外活動施設でした。それが、2016（平成28）年3月31日に閉館したとのこと。

この階段を上っていけば、廃園となった滝畑レイクパークの今の状況が見られると思ったのですが、

「関係者以外立ち入り禁止」となっている以上、勝手に入ることもできません。

当時の地図が入口に残されているので、この地図で当時の様子を想像するしかありません。目の前の階段を上ると建物があり、その先が広場になっているようですね。

広場は芝生で覆われていたようで、そのほかに花木園、センターハウス、和室の研修室などが整備されていたそうです。

ここで滝畑レイクパークが稼働していた当時の動画(2014年）を見つけました。個人の方の動画なので、勝手に貼りつけられませんので、それを参考に解説しましょう。駐車場は無料だったようです。

地図の通り、山の斜面を利用したためか芝生広場はすこし傾斜がありました。また藤棚もあったようです。そのほか大木をモチーフにした遊具があり、小学生の高学年以上が対象で、ターザンロープで遊べるようになっていたのだとか。

さらに大きな足型をした腰かけがあったようです。

地図を拡大すると広場から上に続く長い道がありますね。これは有料のスーパースライダーです。ただ2014年の時点で運用が終っていました。

2008年の別の動画では、実際に乗っていました。両側が花畑や竹林のところをソリで滑るようになっていて、見た限り結構な距離があります。

上の部分です。スーパースライダーのさらに上の部分にも道があります。そこは展望台のようです。恐らくそこから見える滝畑ダムの絶景はさぞかし美しかったのでしょうね。

これはスーパースライダー乗り場のあたりを拡大しました。地図では場所の名称が描かれていたようですが、すでに文字が激しく剥げており、何と書いているのかわかりません。

ちなみに滝畑レイクパークの山頂は、標高451メートルある横谷山というそうです。

「跡地を公園にすればよかったのに」という口コミもありましたが、現時点では閉鎖したまま放置されているようです。

予算の問題とかあるのかもしれませんが、廃墟の状態では見た目にも良くないので、もう少し整備してほしい気がしました。

最後に地図を紹介しますが、あくまで立ち入り禁止なので、外から見るだけにして勝手に中に入らないようにしましょう。

滝畑レイクパーク跡地
住所：大阪府河内長野市滝畑2294-1
アクセス：南海・近鉄河内長野駅からバス。滝畑ダムサイトバス停から徒歩10分