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【河内長野市】京博特別展と連動企画!モックルコインが貰える、中世に出逢えるまちデジタルスタンプラリー

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

9月11日まで、京都国立博物館では特別展「河内長野の霊地 観心寺と金剛寺」を開催しています。河内長野の文化財が紹介されているわけですが、このタイミングで河内長野の歴史スポットを回るデジタルスタンプラリーを開催しています。

ということで、さっそく私もデジタルスタンプを集めてみました。

先日、京都で特別展を拝観してきました。河内長野にあるふたつのお寺(観心寺、金剛寺)だけで、こんなに多くの国宝や重要文化財があるのは、本当に驚きですね。

河内長野市では、この特別展のタイミングで、「中世に出会えるまち」デジタルスタンプラリーを開催中です。

どのようなものかおさらいすると、「中世に出逢えるまち」という専用のアプリをダウンロードして、河内長野にあるスポット9か所を回ると参加賞としてモックルコイン1000ポイントがもらえるというもの。

スマホでアプリのダウンロードの検索画面から「中世へ Go!」や「河内長野」と入れると、日本遺産「中世に出逢えるまち」というアプリが出てくるので、それをまずダウンロードします。

アプリ内には、日本遺産「中世に出逢えるまち」や河内長野市の紹介のページなどもありますが、今回は上から2番目の「スタンプラリー」を使います。

こちらがスタンプラリーのトップページです。

「はじめる」のボタンを押すと、このようにスタンプの画面が登場します。河内長野市内の次の9か所がスタンプをもらうために回るスポットです。

  1. 観心寺山門
  2. 観心寺金堂
  3. 天野山金剛寺楼門
  4. 天野山金剛寺金堂
  5. 延命寺
  6. 河内長野駅
  7. 烏帽子形八幡神社前休憩所
  8. 市立ふるさと歴史学習館
  9. 道の駅 奥河内くろまろの郷

加えて画面からは少し隠れていますが、一番下にあるのが京都国立博物館のスタンプの部分です。ようするに河内長野市内9か所、また京都国立博物館も加えると合計10か所のスタンプを集めるわけですね。

アプリを起動させたのが鑑賞を終えたばかりの京都国立博物館の館内です。いちばん下の部分を押すとこのようにスポットの概要の説明があります。

そして、下の「スタンプをGETする」を押せば晴れてスタンプがもらえるという仕組みです。またスポットによって取得可能時間が限られているところがあるので、行く際には注意しましょう。

このように扇を象ったデジタルスタンプを手に入れられます。

改めてスタンプの画面を見ると、いちばん下側の京都国立博物館の部分に「到達」のスタンプが付いています。こうやって残り9か所の河内長野市内のスポットを、数回に分けて回ってみました。

ちなみに河内長野市内ではおもに3つのルートで回ると効率が良いです。

  1. 天野山金剛寺ルート
  2. 観心寺と延命寺ルート
  3. 烏帽子形八幡神社、ふるさと歴史学習館、くろまろの郷ルート

番外編:3つのルートに入る前に

3つのルートに行く前に最初にスタンプが得られそうなのが河内長野駅です。「え、ここがスポット?」と、通勤通学で利用する市民からしたら意外と思われるかもしれません。

しかし、博物館の展示物を見た人が実際の河内長野に遊びに来て、市内のスタンプを集めて参加賞のモックルコインで土産物を買って帰ろうということを想定して企画しているような気もしますので、河内長野駅はスタートとなるのでしょう。

駅の中でアプリを起動して進めていくと、このような概要が出てきます。QRパネル設置場所がありますが、実際にはそこに行かなくても駅の改札口付近でもスタンプは貰えるようです。

ということで、河内長野駅のスタンプをもらいました。

第1のルート:天野山金剛寺ルート

車の場合はともかく、私のように公共交通を使う場合には、天野山金剛寺は単独で回った方がよいでしょう。バスの時刻表を見ながら効率よく回れば、金剛寺と観心寺のルートを1日で同時に回ることも出来そうです。

念のために金剛寺の行き方を書きますが、河内長野駅からバスに乗って天野山バス停下車すぐのところにあります。こちらは金剛寺の楼門前ですが、ここでスタンプがもらえました。

スタンプの取得可能時間が限られているので注意しましょう。金剛寺と観心寺は入場料が必要ですが、文化財保護の視点からここは払っておきたいところ。なお金剛寺の本坊は別料金ですが、スタンプには無関係なので、伽藍の入場料だけで問題ありません。

3つ目が手に入りました。

境内にあるのが金剛寺の金堂、ここでもうひとつスタンプがもらえます。

というわけで、

4つ目が手に入りました。

第2のルート:観心寺から延命寺へ

ふたつ目のルートは観心寺ですが、ここに延命寺を加えると非常に効率よく回れます。こちらも念のために観心寺までの行き方を書きますが、河内長野駅からバスに乗って観心寺バス停下車。そこから歩いて3分くらいのところにあります。

まずは観心寺の山門でスタンプをもらいましょう。10あるスポットのうち、第1のスポットになっています。

5つ目をGETしました。

写生の方、入山・拝観料は不要と書いていますね。実は8月31日まで「奥河内子ども写生大会in 観心寺」(外部リンク)というイベントを開催しているからです。

中学生以下なら事前申し込み不要で、観心寺から画用紙が配られるそうなので、興味のあるお子さまは参加してもよさそうですね。

さて私は拝観料を払って金堂まで来ました。

ということで6つ目を手に入れました。

さて、観心寺から延命寺まで、画像にあるように遊歩道があります。効率よくスタンプをもらうために、この道を利用してついでに延命寺まで行っておきたいところ。

というわけで、延命寺に到着しました。5月に行われた青葉まつりが懐かしいですね。

ということでスタンプの画面を開けます。

さあ、あと3つとなりました。もう少しですね。

ちなみにスタンプポイントには、このようなQRパネルが設置されています。私は見つけるまでに、いくつかの場所の直ぐ近くでスタンプを手に入れてしまいましたが、このパネルを画像に抑えて集めてみるのも面白そうですね。

ちなみに延命寺から公共交通なら、山道を歩いて美加の台に出られ、美加の台にある延命寺口バス停からバスに乗れます。さらに欲張れば南海千早口駅まで歩けます。

第3のルート:烏帽子形八幡神社、ふるさと歴史学習館、くろまろの郷ルート

最後はこのルートです。スタンプラリーで回る際にはこのルートを最後にするのをお勧めします。

なぜならばすべてのスタンプを集めて、参加賞のモックルコインを受け取れるのは、このルートのゴール地点である道の駅奥河内くろまろの郷だけだからです。

右かうや(高野)と書かれている道しるべ
右かうや(高野)と書かれている道しるべ

ほかのルートは河内長野駅からバスに乗りますが、このルートは駅から歩いてスタート。河内長野駅前から続く高野街道沿いを歩いて行きます。歩いていると途中に、このような古い道しるべがありました。

今回最初に到着したのが烏帽子形八幡神社です。しかし注意したいのは、この階段の上にある神社境内にスタンプのスポットがあるわけではありません。

こちらを見ていただければよくわかるのですが、スタンプのスポットは八幡神社ではなく八幡神社休憩所前です。

つまり高野街道から八幡神社に続く、階段の下の道路を挟んだ反対側にある休憩所こそがスタンプを手に入れられる場所です。

このように休憩所のベンチにQRスタンプポイントが設置されていました。まるで試験のひっかけ問題みたいですね。

ということで、8個目を手に入れました。

次のスポットまで、私はもう少し高野街道を歩きました。またこの機会なので、階段を上り八幡神社を参拝してから向かうこともできます。

高野街道から離れると、ため池がありました。このあたりからは烏帽子形山の山伝いに歩いて行きます。

こちらは烏帽子形八幡神社に向かう別の参道です。神社参拝からこの道を歩けば合流できるわけですね。

烏帽子形城跡の入り口。

道をまっすぐ高向(たこう)方面に歩いて行きます。

やがて開けたところに出てきました。目の前の交通量の多い道は、大阪外環状線から出ていて、楠ヶ丘と南花台の住宅地の真ん中を通っている道。

雑木林のようなものが見えて、道があります。見た目だと凄い山の奥地に行きそうですが、実際にこの上にあるのは楠ヶ丘の住宅地です。これは地図で確認しないと絶対にわかりませんね。

さて、山を下りて高向の集落の近くまで来ました。次のスポット、市立ふるさと歴史学習館へはこの道を歩きます。

高向の集落では、ちょうど稲作の稲穂が青々と茂っていました。

さてふるさと歴史学習館に到着しました。

こちらで9つ目のスタンプをGET。

9つたまりました。いよいよリーチですね。残るは道の駅奥河内くろまろの郷を残すのみ。

ちなみにふるさと歴史学習館では、9月19日まで夏季企画展示「寺ケ池 私の調べ学習ノート」(外部リンク)を開催中です。

内容は河内長野に住む中学生の女の子を主人公した設定で、世界かんがい施設遺産に登録された寺ケ池と寺ケ池水路の築造と現在それに関わる人びとの物語を巡るような内容になっています。

ふるさと歴史学習館までくれば、道の駅奥河内くろまろの郷はあと少しですね。

石川に架かる大阪花の文化園とくろまろの郷を結ぶ橋。橋の下は最適な水遊び場です。真夏の日差しを受けながら涼を目指しているファミリーが楽しそうでした。

こうしてくろまろの郷に到着しました。スタンプラリーも無事にゴール。

くろまろの郷でもデジタルスタンプラリーの告知がありました。

ということで、奥河内ビジターセンターの中に入ると。

こちらの画面が登場しました。最後となると無意識に手が震えてしまいました。

ということで無事に達成しました。10個の扇スタンプがそろっています。

ここで参加賞交換の画面が出てきました。その下に子供が対象のキッズ賞と、京博に行った人がもらえる京博賞の画面も出てきます。

一連の操作ついてはくろまろの郷の係員がサポートしてくれますので、その指示に従いましょう。

まずアンケートに答えます。

アンケートに答えると次の画面が出てきますので、「はい」を押します。

まずは参加賞をGETします。

私の場合は京博にも行きましたので、ここで京博賞の交換に移ります。

無事に京博賞も手に入れました。

こうして参加賞(モックルコイン1000ポイント)と、京博賞(モックルコイン500ポイントを手に入れたわけですね。

ところが、ここからもうひとつのアプリを動かす必要があります。昨年まではこういうカード式のモックルコインでしたが、今年はアプリでコインをもらうシステムに変わったのです。

chiica(チーカ)というアプリを使ってモックルコインをもらうようになっていますので、あらかじめchiicaのアプリも入れておきましょう。

chiicaのアプリの画面を見ると次のようになっています。まだ0ポイントのまま。

このあたりも、くろまろの郷の係員の指示に従って操作します。まずは参加賞の1000ポイントから。

こうして正式に1000ポイントが入ります。

それからこちらは京博賞の500ポイント。

併せて1500ポイントのモックルコインが手に入りました。モックルコインの加盟店などの詳細はこちらのリンク先(外部リンク)でご確認ください。係員の人から、加盟店一覧のコピーももらえました。

というわけでデジタルスタンプラリーを無事に完走し、モックルコインをもらいました。スタンプラリーは、京都国立博物館の特別展が終わる9月11日まで開催しています。本編でも書きましたが、河内長野市内のスポットは主に3つのルートに分けて回ると効率が良いです。

さてモックルコインを使って何を買おうか、これからじっくり検討します。その前にくろまろの郷からバスに乗って帰りました。

道の駅奥河内くろまろの郷(外部リンク)
住所:大阪府河内長野市高向1218-1
電話番号:0721-56-9606
営業時間:9:00~17:00
アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス 奥河内くろまろの郷バス停すぐ

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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