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【富田林市】富田林の甲田と西板持を結ぶ昭和橋、歩いて渡って気づいたこととは?雄大な山々を見てみよう

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

公共交通派で歩くことが多い私は、車の交通量がより少ない道や橋を使います。石川に架かる昭和橋もそのひとつですね。

この日も近鉄川西駅から昭和橋を渡って西板持方面を目指したのですが、そのときに歩いているからこそ気づいたことががありました。

地図を見ると、昭和橋と川西大橋は非常に近いところに架かっています。ところが古地図を見ると、この辺りには橋が架かっていなかったようです。

1970(昭和45)年に昭和橋が架けられて、それまで迂回する必要があった甲田地区と西板持地区が直接結ばれました。

1960~80年ごろの地図には昭和橋らしいものだけが載っている
1960~80年ごろの地図には昭和橋らしいものだけが載っている

さらなる車の交通量に対応するために、1986(昭和61)年に川西大橋が2車線で完成。そののち2011(平成23)年に川西大橋が4車線で利用可能になったとあります。

現在車で東西に移動するときは、川西大橋がメインとなっていますが、徒歩で橋を渡る場合は、昭和橋のほうが歩きやすいです。

川西大橋には歩道はありますが、どうしても車はガンガン飛ばしています。なので、やっぱり怖いですね。車線が少ないためか、そこまで車が飛ばさない昭和橋のほうが歩く場合は良いのかなという気がします。ということで渡ってみます。

橋を渡ってみて先日気づいたのは、橋から見える風景です。この日も夏の暑さはピークだったのですが、天気が良く、山々がはっきりと見えました。

まず甲田から西板持に向かう正面にふたつの山がよく見えました。左が大和葛城山で右が金剛山だと思われます。

まず甲田から西板持に向かう正面にふたつの山がよく見えました。左が大和葛城山で右が金剛山だと思われます。

岩橋山があってその先にはフタコブラクダのような二上山と、山が続いているのがよく見えますね。

今度は反対側、つまり石川の上流側で、ちょうど川西大橋が見える方です。こちらには低い山が続いているのが見えます。嶽山とか金胎寺山のあたりですね。

さらに南側を見てみると、少し遠いですがこの日は南側に流れる和泉山脈の様子が見えました。ひときわ高く見えるのは岩湧山でしょうか?

車で石川を通ると、これらの山を眺める暇もなく通過していきますから、歩いたからこそ見つけられた発見ですね。

というわけで石川に架かる昭和橋から見える山々を紹介しました。もし昭和橋を歩いて渡る機会があり、かつ天気が良いときは、このように富田林を囲むように見える山々を見ながら渡るとまた違った気持ちになります。

時間に余裕があるときは試してみてもよさそうです。

昭和45年3月の表記
昭和45年3月の表記

昭和橋
住所:大阪府富田林市甲田
アクセス:近鉄川西駅から徒歩8分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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