Yahoo!ニュース

【富田林市】河内の里に綿の花が、そしてフワフワな綿の実がたくさん!秋の気配を感じる錦織公園。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

町歩きをしていると、相変わらず昼間は暑いと思いつつ、それでもときおり風が吹くと涼しさを感じることがあり、秋が来ていることを実感します。特に錦織公園の中に入ると、より強く秋を感じました。

すっかり秋めいた雰囲気の錦織公園に、昨日の午後行ってきました。

昨日は、北側のゲートから入ってみました。時刻は午後3時30分です。

公園内に入ると、いきなり秋らしい雰囲気!これは桜並木ですが、桜も秋になれば紅葉するんですね。

夕刻近くなっても引き続き暑いですが、風が吹くと心地よい感じです。

とはいえ、ツツジの花が咲き乱れる春と比べると、この時期はやはり花の数は少ないですね。

それでも、道路沿いのこちらをよく見ると、白い花が見えます。

こちらは、アベリアです。春から秋まで咲く花ですね。

アベリアは虫のために、花の少ない真夏の蜜を供給していると言われています。両側に小さな花が、数多く咲いていました。

こちらはアレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)です。萩の仲間ですが、北アメリカが原産の帰化植物です。

さて河内の里のゲートまで来ました。

錦織公園内にある河内の里は午前9時から午後4時30分までしか開いていないので、その時間に間に合わせなければと思いましたが、午後4時前に到着し、無事に中に入れました。

ここは春になればツツジの赤い花が咲き乱れるところ。今は緑に覆われています。

花が咲いていました。ちょうど今が咲く時期に該当するシオン(紫苑)です。10月くらいまで咲くそうで、花言葉には「追憶」や「遠方にある人を思う」というものがあるそうです。

こちらは、彼岸花(曼殊沙華)です。これがいよいよ咲き始めたら、秋本番ですね。

まだツボミのものも多く、名前の通り彼岸に合わせて咲くようです。

河内の里の里の家の前、今回のお目当ての綿(わた)の木の前に来ました。

おおよそ戦国時代以降に、富田林を含めた南河内地域で広く栽培されていたという綿。これで河内木綿を織っているという話を少し前に聞きましたが、ここでは実際の栽培の様子が再現されているわけですね。

畑をよく見ると、早くも白い綿が見えています。

その一方で、黄色い綿の花を咲かせているのもありました。

例年10月に、この綿を採集して紡ぐ(つむぐ)イベントが行われています。

今年は10月9日に行われるようです。予約制で先着順なのだそうです。

綿を紡ぐイベントのほかにも、稲刈りと秋野菜の収穫体験を10月2日に行うようです。こちらも予約制の先着順。

また10月9日には秋のパークフェスタも行われるようです。

さらにこちらでは、河内の里のボランティア「河内の里倶楽部」の募集も行われています。毎週火曜日に行われている活動のようです。

  1. 農作物の栽培と里山体験活動
  2. 野草を使った里山体験
  3. 山野草の維持作業と栽培
  4. 自然観察の実施

いつ来ても綺麗に整備されていると思っている河内の里は、一般のボランティアの人たちの努力の結晶でもあるんですね。

いろんなイベントがあるようなので、興味のあるかたは公園の管理事務所(0721-24-1506)に問い合わせてみてください。

河内の里の正面入り口付近では、秋海棠(シュウカイドウ)も咲いていました。

少し前に河内長野の岩湧寺でもみましたが、やはり美しいですね。

ということで河内の里から南方向に公園を抜けます。よく見ると、山の中も秋らしさが見えてきます。

緑色をしていますが、よく見ると少し黄色っぽい葉もあります。

遠くに山が見えますが、手前の木をよく見ると色づいています。

こちらは途中で見えた奥の池の様子。

赤穂池まで来ましたが、この池も水位が低いですね。今年の夏の南河内地域は少し渇水気味だったようです。

というわけで南側のゲートまで抜けてきました。錦織公園の綿が今年も出来ていたのを中心に、9月中旬の様子を見てきました。花の数は少ないですが、よく見るといろいろ咲いています。また紅葉の足音も聞こえてくるような気がしました。

錦織公園(外部リンク)
住所:大阪府富田林市錦織1560
電話番号:0721-24-1506(公園管理事務所)
アクセス:南海高野線 滝谷駅から徒歩20分 金剛駅から徒歩30分
     近鉄長野線 滝谷不動駅から20分

※記事へのご感想等ございましたら、「奥河内から情報発信」ページのプロフィール欄にSNSへのリンクがありますので、そちらからお願いします。

奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

奥河内から情報発信の最近の記事