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【河内長野市】荘園橋を下から眺めると迫力抜群!!推定10m上に架かる橋を眺めたら驚くほどの造形美です

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

書くまでもないことですが、河内長野市にはたくさんのニュータウンがあります。いずれも山や丘を切り開き造成して作られますが、その結果、思いもよらぬ風景が見られる場所ができる場合があります。

今回は、市の北部、小山田のあたりを歩いていた時に見つけた、ちょっと驚く場所をご紹介します。

ニュータウンがある場所は、河内長野駅よりも南側に点在する、数百メートル級の山々を切り開いたところにあるイメージですよね。しかし、南海千代田駅よりも北にある、穏やかな丘陵地帯を切り開いた住宅地のことも忘れてはいけません。

その中のひとつ、荘園町の位置関係をおさらいすると、寺ヶ池の西側で小山田町に囲まれた所にあります。小山田町に囲まれている理由が気になりますが、もともと南海小山田荘園という名前の住宅地だったからです。

歴史を見ると、南海電鉄が計画し、1970年代(昭和45~47年)に開発されました。

その荘園町に行く手段として南海千代田駅からバスがありますが、荘園町に入る直前に渡るのが荘園橋です。

荘園町が都市開発される前は、小山田丘陵のひとつでした。町の東に小さな川が流れますが、その川沿いの谷のようになっているところは、まだ昔からの家も残っています。

さて、その谷あいの筋を歩いていると、突然見えてきました。この陸橋が荘園橋です。この橋をバスに乗って通ったことは何回かありますが、下から見上げるのは初めてです。

こちらが橋の真下です。鉄筋が幾重にも重なっていて、実にメカニックな雰囲気ですね。アニメやコスプレの背景に使われそうな重厚感のあるフォルム。写真ではわかりにくいかもしれませんが、実際に目で見ると驚くほどの迫力です。

この先に小さな公園「小山田第1公園」があります。

橋の東端は、まるで自然の木々の間から突然現れた人工物のようです。

ということで荘園橋を下から眺めてみました。もちろんこのような陸橋は地域にいくつもあるのですが、川ではなく道路上のここは、橋を下から眺めるのに比較的条件が良いような気がします。

とにかく造形美が美しいし、頭上に大きく架けられた橋を下から眺めるのは大迫力です。

こんなマニアックな場所探索をする人はあんまりいないかもしれませんが、近くを通る機会があればちょっと寄り道してみてはいかがでしょう。

今回は残念なことにそのまま通り過ぎてしまいましたが、小山田第1公園で休憩しながら橋を眺めてもおもしろいだろうなぁとも思いました。

荘園橋・小山田第1公園
住所:大阪府河内長野市小山田町2765-47
アクセス:南海千代田駅からバス 荘園町東バス停から徒歩4分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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