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【富田林市】正月太り解消は三日参拝でウォーキング!西板持・佐備・彼方の石川東側の初詣スポットへ

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

今日は正月3が日の最終日となりましたね。ずっと家で正月テレビ番組見ながら食べて飲んでで、そろそろ正月太りで体がなまっていませんか?そんな時には三日の初詣参拝がおすすめです。

ところで富田林市内の初詣スポットと言えば、有名どころとして美具久留御魂神社(みぐくるみたまじんじゃ)と錦織神社がありますね。

2022年元日の美具久留御魂神社
2022年元日の美具久留御魂神社

どちらの神社も、地図を見ると石川の西側にあります。

2022年元日の錦織神社
2022年元日の錦織神社

ところで石川の東側、西板持・佐備・彼方に点在する神社はこじんまりしていて、どちらかといえば地域の人たちの氏神様といった雰囲気の神社のような気がします。

それぞれの神社から神社までの距離を試しに地図アプリで計測したところ、徒歩30分もかからないことがわかりました。これはお散歩に長すぎず短すぎずのちょうど良い距離です。

では、石川東側の初詣スポットの様子はどんな感じでしょうか?気になったので、さっそく昨日1月2日に行ってきました。

公共交通派の私は、もちろんバスで。まずは富田林駅から石川の東側を走っている緑色の金剛バス(東條線)に乗ります。

バスは富田林駅から金剛大橋で石川を渡ります。いよいよ石川の東側に来ました。橋を渡ったところは西板持町になります。

西板持バス停で下車して、バス停の前の細い道を直進してさらに東側へ。徒歩5分くらいにあるのが板持幼稚園の隣の板茂(いたも)神社です。

板茂神社が見えてきました。ここは昨年のお正月にも行きましたが、そのときは元日の為か、氏子さんがたくさんいらして賑やかな雰囲気でした。

しかし2日の昨日は、たまたまだったのかもしれませんがとても静か。参拝道に沿って置かれている葉牡丹が、お正月らしくとても美しかったのが印象的です。

手水舎も緑の竹で美しいですね。

参拝者も他にいなくてひっそりとしていましたが、お正月の晴れやかな雰囲気は満載です。

昨年は文字が見えなくなっていた春駒大明神の扁額が、今年来ると新しくなっていました。

昨年の様子
昨年の様子

二年連続で来ると昨年との違いがわかっていいですね。

板茂神社
住所:大阪府富田林市西板持町8丁目7-39
アクセス:近鉄富田林駅からバス 西板持幼稚園前から徒歩2分

板茂神社からは入り口を左に曲がって南方向に歩きました。このまままっすぐ歩けば佐備川の前に出ます。

途中に寺院がありました。大念寺です。

門が開いていたので境内にお邪魔しました。

大念寺の山号は瑞蓮山で、宗派は融通念仏宗です。平安時代の天台宗の僧だった良忍(りょうにん)が開祖となった宗派ですね。

境内にはトイレがあったのでお借りしました。散歩の途中ではトイレの問題が重要なので、途中にあると安心ですね。

大念寺
大阪府富田林市西板持町8丁目16-23

さて、佐備川の前に出てきました。

この橋の対岸が東板持地区ですね。今回は橋を渡らずに佐備川を上るようにまっすぐ南に進みます。

この堰の向こうに、水鳥がたくさん泳いでいます。

水鳥が予想以上に素早く泳いでいました。

せっかくなので、ほんの少しだけ動画に撮影しました。

国道が見えてきました。トンネルをくぐりさらに先に向かいます。この国道は大阪市平野区をスタートし、松原方面から富田林を通り、そのまま河南町や千早に向かっていて、最終的に三重県熊野市に至るそうです。

国道309号線ですね。一時期なぜか国道310号線と混乱したことがあり、ご指摘を受けたこともありますが、もう間違えません。ちなみにこのあたりから、西板持町から佐備に代わるようです。

トンネルをくぐるとそのまま佐備川沿いに道が続いています。途中番犬がいて吠えられたので注意してください。

佐備川沿いを歩き、いったん府道201号甘南備川向線に入ります。その後、目の前の細い旧道を歩くと次の目的地に向かいます。

こちらは次の目的地、佐備神社です。

元日は午前中に元旦祭が行われていたようです。

佐備神社と言えばこちらの獅子っ子が特徴的ですね。

良く狛犬と間違えられますが、それは違うようで、以前こちらの記事で書いたことがあります。興味がある方はご覧ください。

こちらは階段の上にいる親獅子。階段の下の獅子っ子を厳しいながらも温かく見守っていますね。

こちらに佐備神社の狛犬が鎮座しています。板茂神社同様静かでしたが、やはりお正月の雰囲気に満ちていました。

ということで次のスポットに向かいましょう。

佐備神社(外部リンク)
住所:大阪府富田林市佐備467
電話:0721-34-6993
アクセス:近鉄富田林駅からバス 下佐備バス停から徒歩3分
※2・3台の車を止められる駐車スペースがあります。

佐備神社から階段を降りたところから右にそのまま、古い道を南に歩いて行きます。この場所でまっすぐにも行けますし、左に曲がると府道に出られます。

古い道は最終的にここで府道と合流します。

さてこのまま府道をまっすぐに歩けば、中佐備、上佐備、竜泉、甘南備と旧東條村地域ののどかな田園風景が見られますが、今回はここで右に曲がり、彼方(おちかた)方面に向かいます。

彼方方面は、残念ながら歩行者にとっては決して歩きやすい道ではありません。また車の往来も多いです。

とはいえバスは早朝の1便と28日の滝谷不動の縁日の時しか走っていないので、なかなか厳しいところ。細心の注意を払って歩きましょう。

歩いていくとやがて、滝谷不動明王寺(瀧谷不動尊)が見えてきました。

ここは近鉄電車の駅名になるくらいですから、他の神社仏閣とは格が違います。それにしても参拝の車が多いですね。

なんと、山伏姿のひとが駐車場に停まっている車に祈祷をしていました。

前の道路の車が渋滞するほどの参拝客の多さに驚きました。さすが日本三大不動ですね。

私は年末に鐘をつきましたが、そのときは順番を待たずにすぐにつけました。しかし、お正月はさすがに行列ができていますね。

境内の中も本当に人が多く、28日の縁日よりも賑わっていました。

お正月は、よろこぶ茶の接待があります。今日3日までです。

というわけで味わってみました。なかには梅肉も入っているようで、酸味と塩味が強いお茶は、散歩の途中の疲れた体を癒してくれたようで本当に良かったです。浮かんでいる小さなおかきもお得感ばっちり。

ということで、数日前にも来たのにまたしても滝谷不動尊に来てしまいましたが、縁日とお正月の違いが確かめられたのは良かったですね。

瀧谷不動尊(外部リンク)
住所:大阪府富田林市彼方1762
電話番号:0721-34-0028
開山時間:6:00~16:30(元日を除く)
アクセス:近鉄滝谷不動駅から徒歩15分

このまま近鉄滝谷不動駅に向かって歩いていきますが、最後にもう一か所立ち寄ります。

こちら、滝谷公園と隣接している彼方春日神社です。

春日神社ですが、板茂神社や佐備神社と違って、参拝客の姿が目立ちます。瀧谷不動尊とセットで行く人が多いようですね。

途中の池にはやはり水鳥の姿がありました。

滝谷公園の先に鎮守の森に囲まれた春日神社があります。

2022年秋に撮影
2022年秋に撮影

春日神社にくると、やはり秋のだんじりの時を思い出します。

お正月はあの時の活気はなく静かな境内の雰囲気。とはいえ氏子さんらの姿がありました。

焚火を囲んでいる様子はなんともお正月らしいですね。

森に囲まれた彼方春日神社今回の散歩のトリを飾るのにふさわしく、静かな中に荘厳な雰囲気で、パワースポットの中にいるようでした。

手前の瀧谷公園にはトイレもあるので安心ですね。

ということで、高橋を渡り石川の西側に戻ってきました。

富田林の石川東側にある西板持、佐備、彼方の神社・仏閣を散歩しながらの散歩。瀧谷不動尊は別格としても、他の神社いずれも雰囲気がとても良く、お正月気分が存分に味わえました。

余談ですが、近所の児童公園では、恐らく正月太りでなまったであろう体をほぐすかのように子どもたちやその親御さんが楽しそうに体を動かしていました。

公園で体を動かすのも良いですし、もし正月の雰囲気を味わいながら体をほぐすのなら、神社を巡りながらウォーキングをして、お参りするのも楽しいです。

彼方春日神社
住所:大阪府富田林市彼方329
アクセス:近鉄滝谷不動駅から徒歩14分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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