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【富田林市】てっちりは冬の味覚ナンバーワン!創業50年、ふぐ政富田林本店にとってもお得ランチあります

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

冬の味覚はいろいろありますが、その代表的なものに、ふぐがありますね。専門の資格がないとさばくことも許されないふぐですが、どうしても高級食材なので、なかなか食べる機会に恵まれないところ。

しかし、富田林駅の近くのお店、ふぐ政では、平日にとってもお得なふぐランチをやっているとのこと。気になりましたので、さっそく訪問してみることにしました。

場所は近鉄富田林駅の北側、若松町2丁目です。地図で確認すると富田林駅の北口から北方向にあることがわかります。ただし、入口は北側の道路という点に注意してください。南側のセブンイレブンやダイソー、ジョーシンのある通りからは入れません。

こちらの看板が少し離れたところからも見えますが、南側からは入れないので注意しましょう。

というわけで、北側の通りから中に入ります。この通りはイトマンスイミングスクールと同じ通りです。

黄色い看板がとにかく目立ちますね。中に入ってみましょう。

いきなり生け簀を発見しました!

ここで、たくさんのふぐが泳いでいます。

玄関に貼ってあったメニューを見ると、コース料理が書いてありました。夏の間は鱧(はも)のコースもあるようですね。でも、今回はこのコース料理の話ではありません。

今回は、ランチタイムのメニューをいただくために来ました。ただし、後で詳しく書きますが、あえてこちらのふぐ御膳ではないランチをいただきます。

ということで入ってみましょう。

中はこんな感じです。真鯛の絵(デジタルで作ったカラー魚拓?)なども飾られていて、魚がおいしいお店というのが伝わりますね。

このように、お昼のメニューには、先ほどのふぐ御膳のほか、お昼のふぐ政ミニコースや日替わり四季ランチなどいろいろあるんです。

ここで私が選んだのは、メニューの下に赤字で書いてある、てっちり&雑炊(税抜き:2,100円)を選びました。とにかくてっちり(ふぐ鍋)が食べたかったからです。白御飯だともっと安いですが、鍋は終わってからの雑炊が美味しいですからね。

夜のコースをもう一度確認しましょう。昼と比べれば高めですが、相場よりはかなり格安の値段設定になっています。さすがに、店名に「ふぐ政」と名乗っているだけはありますね。

ということで、空いていた半個室に入りました。テーブル席と掘りごたつ式のお座敷がありましたが、私はテーブル席を選びました。お昼とは思えない雰囲気の中、さっそく鍋が登場しました。

ふぐが登場しました。大きくぶつ切りにされた、ぴかぴか光った身!

こちらは2人前の量です。お店の方によると、沸騰してから最初にアラの部分を入れて旨みを出してから、身の部分は白菜に隠れてしまわないように、しゃぶしゃぶのようにして食べるといいそうです。

ということで、出汁が沸騰するまでじっと我慢です。

見るとLINEアカウントの友達を募集していました。追加するとランチタイムはシャーベットがひとつ無料、ディナータイムはドリンクが1杯無料とのこと。

さて、そろそろ沸騰してきたでしょうか?

このように鍋の底から泡だっていて、沸騰したようです。

さあ、ふぐの肉(アラ)を入れていきましょう。

熱湯に放り込まれたふぐの肉は、瞬く間に外側から白く変色しているのがわかります。それほど時間がかからずに火が通るそうです。

アラの肉を入れたら野菜を上から入れていきます。

こちらは薬味です。

ということでいただきました。ポン酢と薬味と一緒にいただくふぐのアラ肉は、しっかりと火が通っていますが、いわゆるプリプリ感は残っていて、瞬時にリッチな気持ちになりました。

アラの後は、身の部分です。こちらはしゃぶしゃぶのように、短時間くぐらせるだけでよいとのこと。肉の鮮度がテッサ(刺身)にも使えるものだからなのだそうです。

店の入り口で見た通り、ついさっきまで泳いでいたんですからね。

10秒ぐらい出汁に浸けて、回りが白っぽく変色したところでいただきます。

というわけでいただきました。やはりというか、アラの部分と比べて、より弾力性のあるプリプリ感が際立っていました。

美味しい鍋をいただいた後、もうひとつのお楽しみが雑炊ですね。こちらが雑炊のセットです。

雑炊用のごはんです。このまま食べてもおいしそう。

ごはんを、ふぐの旨味が十分にしみ出している鍋出汁の中に放り込みます。

鍋に入ったご飯、ここで煮込ませてふぐのエキスをごはんの中にしみこませましょう。

タマゴ、海苔、ネギと言った薬味を入れて雑炊が出来ました。よく見るとふぐの肉片が少し残っています。

ということで雑炊も美味しくいただき、お腹も満足しました。

ちなみにこちらが通常メニューのお品書きです。今回は右側のてっちり(税抜き:2300円)を頂いたことになります。

ランチの方が金額が200円ほど安いだけでなく、雑炊がついている分お得になっているわけですね。

ちなみにドリンクはこちらです。

さて帰りにお店の人にお話を伺ったら意外な事実を知りました。それはこのお店は個人経営だということです。

南大阪地域だけでも、松原、泉北、津久野、岸和田、泉佐野とふぐ政があり、奈良県や大阪市内にもあるので、てっきりチェーン店とばかり思っていました。

ところが女将さんの話によると、ふぐ政は創業半世紀で、大阪市内の店は経営は別らしいのですが、それ以外の南大阪にあるふぐ政は、お弟子さんの店なのだそうです。

個人経営だけどふぐ政の富田林が本店で、後はのれん分けした「ふぐ政」の名のお店が点在しているということ。富田林のふぐ政を知っていても、私のように個人店ということは意外に知らない人は多いのではという気がしました。

「たくさんの人にふぐを食べて欲しいから、ランチはリーズナブルに提供しています」ということで、平日のランチを始めたとのこと。ふぐは長崎から取り寄せており、ポン酢は自家製なんだそうです。

おかげでコスパが良くて、かつリッチなランチタイムが過ごせました。

ということで、創業半世紀という老舗のお店のてっちりをリーズナブルに頂きました。ふぐの鍋なのでランチとしてはどうしても高めですが、2100円なら少し無理すれば出せないことは無い金額です。

特別にご馳走を昼から食べたいときには、ふぐ政のふぐランチを食べてみてはいかがでしょうか?年末年始はお休みされていたお得なランチメニューの提供ですが、新年は、1月11日から提供されるそうです。

ふぐ政富田林店
住所:大阪府富田林市若松町西2丁目1470-1
電話番号:0721-24-3965
営業時間:11:30~14:00(L.O)16:30~21:30(L.O)
定休日:月曜日(祝祭日の場合は翌火曜日)
アクセス:近鉄富田林駅から徒歩5分
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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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