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【富田林市】商売繁盛で笹もってこい!関西恒例の十日えびす、五軒家ゑびすと富栄戎の2ヶ所を回ってみた。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

主に関西地域で1月10日に行われる十日えびす。「えべっさん」とも称されるこの祭りは、兵庫県の西宮神社や大阪市内の今宮戎、堀川戎などが有名ですね。また南河内地域では河内長野にある長野神社が非常ににぎわっているようです。

しかし、富田林市内でも、えびす神を祝う十日えびすを行っています。そこで気になる2か所の神社の昨日の宵宮の様子を見にいってみることにしました。

最初に向かったのは、五軒家神社の五軒家ゑびす(えびす)です。ここは富田林市内でも北西の位置にあり、昭和時代に開発された藤沢台と隣接していながら江戸時代から開けた地域なので、昔ながらの雰囲気が今も残っていますね。

五軒家地区に行くために公共交通を使う場合、近鉄富田林駅か南海金剛駅からバスに乗って藤沢台2丁目バス停で降りて向かうことになります。

入口が少しわかりにくいですが、古い道の奥に入口があり提灯がぶら下がっています。階段の上に神社があります。

この階段を上ります。階段はあまり得意ではありませんが、ここは手すりがあるのと階段が見た目ほど急ではなく歩きやすいですね。

途中で一休み。

石灯籠にしめ縄が括り付けられています。

こちらは石にしめ縄が括り付けられていました。

さて、鳥居をくぐり狛犬を通り過ぎてもうひと頑張りします。

ということで上まできました。ここは牛頭天王社で素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀っています。

そしてこちらが今回の主役、五軒家ゑびすの拝殿です。

こちらに由来があります。五軒家園芸組合が昭和時代にえびす神を祀ったとあります。

こちらは牛頭天王社とゑびす社の間にある稲荷社です。

普段と違うのは、境内にBGMが流れているのと、こちらの授与所の存在ですね。

笹などの縁起物です。金額によっていろいろあるようですね。こちらは大きいので、お店とか企業に飾るものでしょうか?

そのほかにも飴とかせんべいも販売していました。

こちらは、今回のための寄付のようです。お酒や現金など、五軒家ゑびすを運営するために必要なものですね。

動画も撮って見ました。

というわけで五軒家ゑびすを紹介しました。

五軒家ゑびす神社
住所:大阪府富田林市五軒家1丁目12-19 五軒家神社境内
アクセス:近鉄富田林駅、南海金剛駅からバス 藤沢台2丁目バス停から徒歩10分

もう一か所は寺内町にある富栄戎(えびす)です。昭和時代に園芸組合が五軒家ゑびすを祀ったのに対して、富栄戎は江戸時代に寺内町の酒造組合が祀ったそうです。

えびす神が商売の神とされていますから、商売系の組合の人たちが祀ったというわけですね。

昨日は新春・じないまちめぐりが行われていたので、いつもよりも多くの人が町を歩いていました。それから普段閉まっているお店も開いていました。

さて、富栄戎の前に来ました。この通りは車両通行止めです。

いつもは施錠されている富栄戎の境内は開いていて、かつ授与所もありました。

こちらは昨年の縁起物を返納する箱です。

そして、富栄戎神社の10日えびすは食べ物屋台があることですね。昨年にも増して多くの屋台が出ていたように思います。

今年はサザエを焼いていました。おでん鍋もおいしそうです。

昨年もいただいた麺を今年もいただくことにしました。

富栄戎の10日えびすの際には、隣にあるじないまち展望広場でイートインができるのがありがたいですね。

ということで中華そばをいただきました。この日は巡廻していて食事をしていなかったので、温かい中華そばは胃に染みました。

ということで、富栄戎の様子を紹介しました。食べ物や屋台のほか、ゲームコーナーもあって楽しい雰囲気になっています。

昨日は宵宮で、今日10日が本宮です。もし時間が許せば富田林市内にあるえびす神のお祭りをのぞいてみてはいかがでしょう。

富栄戎神社
住所:大阪府富田林市富田林町28-21
アクセス:近鉄富田林駅から徒歩10分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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