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【富田林市】ハレの日の記念日ランチはコレ。千一夜さんのステーキランチは肉の味とサービスの良さが最高!

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

同じ外食でも、「ハレの日」の外食と「ケの日」の外食ってありますね。後者は普段食べるようなコスパの良いランチとか千ベロのようなものだと思いますが、前者は特別な記念日に豪華なものをリッチに味わうということ。

ハレの食事も、懐石のような日本料理、あるいはフルコースのフレンチなどいろいろあると思いますが、ステーキ肉をがっつりとというのも選択肢のひとつではないでしょうか。そこで、前から気になっていた千一夜さんに行ってみることにしました。

お店の場所は、金剛伏山台。閑静な住宅地の一角に、千一夜さんのお店があります。

こちらが千一夜さんです。一軒家の建物は見た目からして豪華なものが食べられそうですね。

後でも詳しく触れますが、こちらの看板に大きなポイントがありました。

それは「お箸で気軽に楽しめる」です。ステーキと言えば、どうしてもナイフとフォークを使って切って食べるものと言う印象がありますが、あえて日本人である私たちが食べやすい、箸で食べられるように考えられたというところに、サービスの良さを予感します。

名前も良いですね。今回はランチなので少し違いますが、店の名前が「千のうちの一夜に豪華な食事で」という感じです。

ランチとディナーのコースメニューが表に書かれています。

それでは、お店の中に入ってみましょう。

中に入りました。仕切りがしっかりあって半個室状態。プライバシーが守られていますね。

ランチタイムでしたが、落ち着ける雰囲気の照明も素敵です。

さりげなく絵も飾られていました。

こちらはテーブルにセットされているものです。このようにナイフとフォークではなく箸が置いてあるんですね。

さらに、マスクケースがありました。まだまだマスクが手放せないので、こういうのがあると助かりますね。

こちらがランチとドリンクのメニューです。どれも気になりますが、さすがに国産ヘレステーキの勇気はありません。

でも肉はがっつり食べたいので、肉の量を重視し、ランチステーキコースB(3000円)にしました。

そのかわり、こちらのデザートセットを追加しました。

こちらは前菜の内容です。この中では当店自慢の生ハムという文言が気になりました。

リッチなお店ということで本日はカクテルを注文。と言ってもノンアルコールで、マンゴーベースのカクテル「百夜(500円)」です。

さて、登場した前菜です。スタッフの方から説明がありましたが、一部前菜の内容が異なっていました。

いちばん手前が生ハムで、時計回りにくらげのあえもの、特製ビーフシチュー、地場産野菜のサラダカルパッチョそして真ん中に淡路島のわかめ麺が入っています。

名物と書いてあったので、生ハムのオードブル(350円)も追加で注文しました。でも恐らくこの盛り付けは特殊だと思います。

実は以前の記事でも触れたことがあるのかもしれませんが、私は玉ねぎが苦手なのです。そこで玉ねぎを外してほしいとスタッフの人に伝えた結果です。恐らく通常は生ハムの下には玉ねぎが盛ってあるものと考えられます。

次にコンソメ仕立てのスープが登場しました。

こちらは薬味です。ガーリックを揚げたものとワサビがあると思いましたが、後で確認すると、大分湯布院の柚子胡椒とのこと。最初にスタッフの人が「ニンニクが入っていても大丈夫ですか?」と聞いてこられますので、ニンニクが不可の場合、それを伝えると別の薬味を持ってこられるかもしれません。

それから柚子胡椒です。これはステーキとは相反するもののように思いますが、そこは日本人を意識したお店、この柚子胡椒がまたステーキと非常に合いました。

このほかにもタレの入った容器も来ているので、ステーキもいろんな味が楽しめるようになっています。

さらに、古代米のごはんと漬物がついています。本来ならパンなのかもしれませんが、日本人の主食はごはんですからね。

こちらは何かというと、コートを布で覆ってくれたのです。ステーキの油が飛んだ時に服につかないための配慮ですね。もちろん紙エプロンもあったので、着衣が汚れることもありませんでした。

さあ、ステーキが登場しました。箸で食べるためにすでに肉はカットされています。画像ではわかりにくいのですが鉄板は非常に高熱で、白い湯気と食べ物の水分が蒸発する「ジュージュー」という音が激しく出ていました。

肉は生っぽいですが、これをこの高熱の鉄板で焼いてくださいということでした。だから鉄板の左下部分が開いていて、そこに肉を置いて焼くわけです。

さらに、キャベツが添えられていますが、本来なら玉ねぎかと思います。私のわがままで通常とは異なる盛り付け画像となってしまいましたが、逆に言えば苦手な食材をはっきりとスタッフに伝えれば、このように対応してくださるということなのです。

このように肉をならべ、さらに備えられているバターを乗せて焼くわけですね。

ただ即座にこれを行わないと、鉄板の熱が冷めてしまい、肉が十分に焼けない可能性があります。でも、何も言わなくてもスタッフの人が様子を見に来てくれて、焼きが足らなければ鉄板の温め直しをすぐしてくれるので、慌てる必要はありません。

肉の焼き加減の好みは人によって違いますが、私はこのくらいの焼き加減が好きでした。

ということで味わってみました。最初はバターだけで味わい、順番に薬味やタレにつけて食べました。あらかじめカットしているのでひとつずつ薬味が試せるのも良いですね。この中で私の場合は柚子胡椒との相性がもっとも良かったと思います。

柚子胡椒とステーキ肉は意外かもしれませんが、本当に相性が良かったので、機会あったらぜひ一度試してみてください。

こちらはもうひとつオーダーしたもの。国産の牛肉と宮崎県産豚肉のあいびきを使った鉄板ハンバーグステーキシングル(1800円)に、海老フライ1尾のトッピング(500円)をつけたものです。

エビフライを拡大してみました。かじってみると、海老の身の甘さが口いっぱいに広がり、頭から尻尾までバリバリと食べられました。この海老フライには、タルタルソースも用意されています。

美味しく肉をがっつりいただいたあと、デザートのセットをいただきました。プリンの形をしたババロアには少し酸味があり、アイスクリームの甘さと一緒に食べると見事に調和が取れてグッドでした。

この皿の奥にチョコペンで文字が書いてあるのが見えますね。オーダーの時に、今日は記念日ランチだとお伝えしたので、お祝いの言葉を書いてくださったのです。こうした気遣い、やっぱり嬉しいものですね。

最後はコーヒーで締めくくりました。

さて、ステーキレストラン千一夜さんではGoogleの口コミを募集していました。忌憚のない意見を求めておられるそうです。

私は昼に行きましたが、こちらは夜のコースです。これこそが特別な日、記念日のご馳走メニューですね。

次のページを見ると、少しリーズナブルな料金設定がありました。それから肉以外にも、ロブスターとかハンバーグ、エビフライがあります。お子様ランチもあるので子連れでも行きやすいですね。

また夜の特定日には、生演奏のステージがあります。美味しい食事をしながらすぐ横で聞けるライブはそれだけで素敵な記念日になること間違いありません。

ちなみに2月の予定は次の通りです。

  • 5日(日)クラリネット
  • 18日(土)マリンバ
  • 25日(日)電子ピアノ

これは入口で見つけたもの。お子さまのお仕事体験というもので、千一夜さんで接客の仕事を体験したお子さまとのことが紹介されています。

小学生がメインですが、中には中学生も参加したとのこと。高級なお店だから近隣の人からすると敷居が高い印象を受けそうですが、こういう機会があれることで、より親しみが持てますね。

さて、本当にリッチなひと時を過ごせたので、最後にお店の人にいくつか質問をしました。

①お店の開業日を教えてください
 2004年3月24日です。
②なぜこの金剛伏山台でお店を開いたのでしょうか?
地元ということと、これから発展するであろう新興住宅街であったので選びました。
③シェフの経歴を教えてください
辻調理師専門学校を卒業後、レストランアラスカに入社。そこで洋食と和食を学び、和食をメインに担当しました。その後、富田林のグラマベルデに入社。そちらで会席料理を学びました。その後貝塚にあるステーキレストラン夢一喜に入社。そこでステーキを学び、料理長として勤めました。
④ステーキレストランにしようとした理由は?
自分で起業をするなら、商材を絞って展開するほうが良いと思いステーキを選択しました。
⑤肉へのこだわりを教えてください
産地にこだわらず、その都度、最上のものを仕入れ、お客様に良いものを提供するよう心がけてます。ただしランチのお肉はアメリカ産の最上級のプライムビーフのハラミの部位を使用しております。

⑥生ハムにもこだわりがあるようですが
極力塩分を控えた生ハムを作ってもらい、それに合わせてドレッシングを手作りしております。(今でしたら奈良の原澤ファームの人参を使用しています)
⑦どんなお客さんが多いですか?
基本的にはご家族連れの方が多いように思います。19年営業していると、小さなお子様だったお客様が大きくなって、またお子さんを連れてきていただくことなどもあります。
⑧まもなくバレンタインデーですが、特別コースとか考えらえておられますか?
何年か前はバレンタインコースなどを提案していましたが、当店にお越しになられる客層としてはバレンタインを意識している方が少なく、今は特にバレンタインを意識したイベントなどは行っておりません。なのでお席はまだ余裕ございます。
⑨では、そのほかイベント・特典などがあれば
3月に創業祭をする予定です。第一弾は24日〜26日、第二弾は27日〜29日で予定しております。
その後20年目に向けてメニュー改正もしていく予定です。

ということで昼間に豪華なステーキをいただきました。来年20周年を迎えるという富田林の記念日に最適なステーキレストランの千一夜さん。肉の味はもちろん、サービスがとてもよい気がしました。

また日本式に箸、それから薬味に柚子胡椒を使うなどもあり、よけいリッチなひと時が過ごせたような気がしました。

食事を終えて店の外を出たときは、画像のカエルのようなリラックスした気持ちに満ちていました。

ステーキレストラン千一夜(外部リンク)
住所:大阪府富田林市金剛伏山台12-15
電話番号:0721-40-5544
営業時間:11:00~15:00(LO14:00)、17:00~22:00(LO21:00)
定休日:木曜日・第2水曜日
アクセス:南海高野線金剛駅より徒歩約20分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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