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【富田林市】富田林最北の地付近、羽曳野、堺とのゴールデントライアングル!しらとり山を調査しました

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

地図のアプリを見ていると、「しらとり山」というものが富田林の西北の位置にありました。標高は92.7メートルほどですが、いろいろ調べたのですが山の名前としては出てきません。

どうやらこの山は、公的な機関がそういう名前を付けているのではないようです。誰かが勝手に名づけたのか、または通称かもしれません。

ただそのしらとり山のすぐ横には展望台があり、それは羽曳野市にある「道の駅しらとりの郷・羽曳野」の一部であることがわかりました。

「道の駅しらとりの郷」をみると、このようなレイアウトになっていて、いちばん南側に展望台があります。

その南側に「しらとり山」という表記があったのですが、よく見るとそこは、富田林市と堺市美原区の境界線を接したゴールデントライアングルの位置であることがわかりました。

航空写真で見るとこうなっています。これを見てみると富田林側からはわかりませんが、堺市美原区側からはしらとり山と呼ばれるものに登ることができ、さらにその先にある道の駅の展望台まで道があるのではと気になりました。

ということで、地図を頼りに歩いてみました。まずは富田林側から行けるかどうかを確認します。

見てみましたが、柵で覆われておりこの先には進めません。どうやらしらとり山やその先にある展望台には行けないようです。

そこで柵越しに拡大して撮影しました。このやぶの先にしらとり山や道の駅があるものと考えられます。

ちなみに後で富田林市の地図を見ると、調査した地点は富田林市の最北端付近のようです。

より厳密にいえば、ここから見える道の先にある壁のあたりだと考えられます。

では、堺市側からは行けるのでしょうか?航空写真を見る限り、堺市側からだと道があるようにも見えました。

歩いていくといきなり車が通行止めになっています。

車は通行止めですが、歩行者は通行を制限していないようです。というわけで先に進みましょう。

歩道も整備した立派なアスファルトの道ですが利用されません。もったいない気がします。また緩やかな上り坂になっていました。

アスファルトの道を歩くとこのような場所に出てきました。行き止まりですが、道が奥に続いているように見えます。

どこまでいけるか歩いてみましょう。もしかしたら歩行者に限って、道の駅までいけるかもしれません。

この先はけもの道のようになっていますが、すぐ目の前に展望台があるはずです。

ということで道の駅の展望台が見えるところまで来ました。ところがここも柵で囲まれていて、その先を阻みます。どうやら、堺市側からでも道の駅には行けないようになっているようです。

もしかしたら舗装道路まで作ってあったので、道の駅まで行く計画もあったのかもしれません。しかし3つの自治体が交わっているところなので協議が難航した可能性が考えられます。物別れに終わったのかもしれません。

あるいは、ここはさつき野という住宅地なので、道の駅と直接アクセスできることを住民が嫌がり、計画が中止になったのかもなど、いろいろ推測されます。

せっかくここまで来たので、誰かが名付けた「しらとり山」と称されるあたりにも行ってみました。

あくまで推定ですが、この木のあたりが「しらとり山」と思われます。そしてこの木の反対側が富田林市になるでしょう。

ただ先ほども見た通り、富田林側は柵で覆われており、入れなくなっていますから、この先に行かずに引き返しました。

ということで、結論としては富田林および堺市美原区側からは、ゴールデントライアングルを形成しているしらとり山の先にある道の駅しらとりの郷には直接アクセスできないことがわかりました。

ちなみに道の駅しらとりの郷への公共交通を使ってのアクセスは、近鉄藤井寺駅から羽曳が丘を巡回するバスにのり、羽曳が丘9丁目および羽曳が丘10丁目バス停から降りると徒歩6分でアクセスできます。

富田林市内からだと、喜志駅からバスに乗りさつき野センターで下車すれば徒歩16分のアクセスです。地図を見ればすぐそばにあるのにと、少し残念な気がしてなりません。

しらとり山(富田林最北、堺市と羽曳野市の境界線付近)
住所:大阪府富田林市梅の里3丁目
アクセス:近鉄喜志駅からバス梅の里住宅西バス停から徒歩6分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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