【富田林市】エイプリルフールだけど、本当に今日は富田林市キャラクター「とっぴー」の誕生日です！

奥河内から情報発信

奥河内地域文筆家（河内長野市・富田林市）

2023/4/1(土) 6:00

今日、4月1日はエイプリルフールデーですね。嘘をついてもよい日と定着していますが、ここでは本当のことを書きます。本日は富田林のキャラクター「とっぴー」の誕生日なのです！

とはいえ、いまさら「とっぴー」の話をしたとして、富田林市民で彼（彼女？それとも？）のことを知らない人は探すほうが大変かなと思うほど知名度は高いでしょう。

しかし、あえて今日が誕生日ということですので、いまさら聞けない「とっぴー」のプロフィールや、何ゆえ富田林市のキャラクターになったのか、改めて調べてみました。

せっかく「とっぴー」を取り上げるなら、やはり富田林市役所に問い合わせるのがいちばん。

都市魅力課の担当者の方にいくつかの質問をしました。そうしましたらお忙しい中、丁寧な回答をいただきましたので紹介します。

質問1:　そもそも市のキャラクターを作成するきっかけは？

2010（平成22）年4月1日の富田林市制施行60周年を迎えるにあたり、富田林市のＰＲのために、富田林市のイメージキャラクターを作成することとなりました。2009（平成21）年度に募集～着ぐるみまで作成し、平成22年4月1日の市制施行60周年記念日の当日にお披露目（誕生日）となりました。

質問2:　制作することになったキャラクターのコンセプトはなんでしょうか？　

＜作成者のコメント＞
市の花である「つつじ」の髪飾りをつけ、美しい石川を盛り込み擬人化しました。市章の入った服を着て全国に「富田林市」をアピールしています。歴史と伝統ある緑豊かな田園都市「富田林市」をキャラクター全体で描きました。頭部のブルーのラインが「石川」をイメージしています。

質問3:「とっぴー」のデザイン決定のプロセスについて、公募かデザイナー指定かなどを教えてください。　

デザイン（及び愛称）については、公募としました。市内在住・在学を問わず、一般公募を実施し、483作品もの応募をいただいた中から「とっぴー」が選出されました。デザイナーは、大阪府の塩崎エイイチさん（グラフィックデザイナー）です。

富田林の象徴寺内町のメインである旧杉山家住宅との2ショット　画像提供：富田林市都市魅力課

富田林市が著作権を持つ「とっぴー」（外部リンク）は、このように公募で選ばれました。ところで「とっぴー」以外にはどんな候補がいたのか、とっぴーのおいたち（外部リンク）の中で紹介されています。

これを見ると「トンタン」「トンピ～」「とんとん」「エピーモちゃん」「灯郎くん」というライバルから勝ち抜いたことがわかります。

質問4:着ぐるみ作成の経緯について教えてください。　

着ぐるみはキャラクター作成が決まった当初から作成する予定でした。

ということで、選ばれたポイントも着ぐるみにしたときのバランスを意識したのかもしれませんね。

大阪府のもずやんや太子町のたいしくん、後ろにいる来賓の方々よりもセンターで目立つ「とっぴー」

質問：5　「とっぴー」の活動状況について教えてください。

「とっぴー」は市内の様々なイベントで登場しています。市のイベントだけではなく、町会・自治会やＰＴＡのイベントなどで使っていただけるよう、着ぐるみの貸し出しも行っています。

確かに富田林市やそれ以外のイベントでもよく「とっぴー」を目にしますね。着ぐるみの貸し出しについては、こちら（外部リンク）に書いてあります。

質問：6　「とっぴー」が使われている商品は何かありますか。また、モックル（河内長野市のキャラクター）のような手のひらサイズの人形を製作する予定はないのでしょうか？　

とっぴーグッズはありません。また、モックルのような人形制作の予定もありません。

これはちょっと残念ですね。いつか上の画像のように柵に挟まってバランスの取れるようなキャラクターができるような時が来ればよいなあと思いました。

７　その他、「とっぴー」のトピックがあれば教えてください。　

市内を走るレインボーバスは令和元年７月から新デザインとなっており、大きく描かれた「とっぴー」が富田林中を走り回っています。このデザインは大阪芸大の学生さんにデザインしていただいた候補から、一般投票を経て決まりました。

レインボーバスは、富田林駅からすばるホールを経由して金剛地域まで行くので結構よく利用しています。大阪芸大の学生さんのデザインだったんですね。

今年度、富田林市若者会議から、「とっぴー」のポーズが少ない！もっといろいろなポーズを増やそう！と提案が出ています。どんなポーズを増やすか考えているところです。

たしかにいろんなポーズがあるほうが楽しいですね。楽しそうなものであればいくらでも考えてほしいです。

ゆるキャラグランプリにも2012年から参加しました。最高順位は2019年度の95位（何とか100位以内に入りました）です。

ゆるキャラグランプリは確か1000位以下というのもあったはずですから100位以内に入ったというのはもっと評価されるべきですね。ちなみに富田林市と接する他の自治体のゆるキャラグランプリの結果は次のようになっています。

たいしくん（太子町）25位（2011年）
さやりん（大阪狭山市）90位(2019年）
モックル（河内長野市）1023位(2016年）
つぶたん（羽曳野市）1359位(2013年）
カナちゃん（河南町）（データなし、未参加？）
まさしげくん（千早赤阪村）（データなし、未参加？）
みっぱら（堺市美原区）（データなし、未参加？）