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【河内長野市】畑の真ん中にキッチンカーが!炭小屋のお弁当はお得感満載なのでリピート率高めですよ。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

たまには気晴らしに外食も良いですが、テイクアウトの弁当を自宅でゆっくり食べるのも、それはそれで楽しいですよね。

今回は、6月にできたばかりなのにリピート率がたいへん高い、人気のお弁当を販売しているお店を紹介します。

それがこちらの炭小屋さんです。所在地は小山田町ですが、大阪狭山市との市境付近。店名の通り、炭火焼きを得意とするお店とのこと。

オープン早々リピート率の高さがネット上で評判になっていたので、どんなお店なのか実際に行って、炭火焼きのお弁当を買って食べてみることにしました。

炭小屋さんの場所を確認しましょう。貴望ヶ丘やあかしや台を越えて小山田北大橋を渡ったところ、大阪狭山市方面へ向かう登り道の手前にあります。

公共交通を使う場合は、千代田駅から貴望ヶ丘バス停で下車してからの移動となり、徒歩7分程度です。

ということで狭山方面に歩いていくと、遠くからでも幟が多く立っているのが見えてきました。

近づいてみました。さば炭火焼きと書いてあります。

これだけ幟が並んでいると目立って良いのですが、まるで合戦でも始まりそうです。

ということで、こちらが入り口です。実は建物があるのではなく、キッチンカーが置いてあって、その横で炭火焼きをしていました。

キッチンカーを前から撮った画像です。大きな空き地になっていて、ここにお客さんの車が停められるようになっています。

ここで、炭小屋さんの吉野オーナーからお話を伺いました。

吉野オーナーは、この炭小屋を6月初めに開業する前から、炭火を使った居酒屋を20年間にわたって経営しているそうです。

吉野オーナーは、大阪狭山市茱萸木(くみのき)で、御座礼(ゴザレイ)という居酒屋さんを経営されている方です。その御座礼は、高火力で焼き上げるジューシーな焼き鳥を得意とした居酒屋さん。

焼鳥だけでなく、木津卸売市場から毎日仕入れる鮮魚や、天つゆにこだわった揚げたての天ぷらもメニューにあり、調べれば調べるほど河内長野に無いのが残念なくらいです。

すでに20年お店を続けているそうですが、そんなお店がなぜ新たに河内長野の市境附近でキッチンカーのお店を出したのでしょうか?

吉野オーナーによれば、お店を任せられる人が育ったからということもあるそうですが、次の展開として思いっきり炭火ができるところを探していたそうです。

炭火で焼いた物は美味しいのですが、どうしても近くに住宅があれば、臭いの問題などでトラブルの原因にもなりかねません。

そんな中、オーナーの知人から紹介されたのがこの市境で、周りに畑くらいしかないような場所だったのです。

元々畑があった場所で、使用されなくなった土地ということもあり、オーナーが借りることができたのです。こうして周りを気にせず自由に炭火ができるようになったわけですね。

オーダーが入ってから、こちらの炭火で食材を焼きます。最初は「何をやっているんだろう?」と不思議そうにお客さんが来られるそうですが、実際に購入してからのリピート率が高いと、オーナーは胸を張りました。

「昼間に買いに来てくれた初めての人が、その日の夜に家族の分をと、また買いに来てくれた」という事もあったそうです。

テントはあるものの、野外なので雨などが心配になりましたが、雨もさることながらそれ以上に風の影響が強いそうです。あまりにも風雨が強いとさすがに営業ができないので、急遽休みになることもあるとのこと。

現在はテイクアウトがメインですが、イートインもできるようにとテーブルを設置する計画があるそうです。開けた場所なので美味しい炭火焼きをその場で食べるのは、想像するだけでもたまりませんね。

名物のサバについてお話を伺いました。サバそのものはノルウェー産を使用していますが、ノルウェーにある冷凍専用の会社で、獲れてすぐ急速冷凍したものを仕入れているそうです。

関サバのような高級品とは違いますが、その分リーズナブルな価格で美味しい炭火焼きのサバが味わえるわけですね。

サバだけではありません。例えば焼鳥を20年にわたって焼き続けたことで、良質な鳥を入手するルートをすでに持っています。タタキで出せるよう鶏肉や親鶏も炭火で焼いてくれるそうです。

現在も、魚、豚、鶏、牛などあらゆるものを焼いてくれますが、更にメニューを増やしていく予定があるそうです。

手前が吉野オーナー
手前が吉野オーナー

私が注文したメニューが無事に焼き上がり、弁当に詰めたところで記念撮影をさせていただきました。

吉野オーナーの満面の笑顔を見ると、これからお客さんがどんどん引き寄せられる気がします。

という事で帰ろうとしたら、早くも新しいお客さんの姿がありました。さて、どんなお弁当なのでしょうか?

家に戻ってさっそくいただくことにしました。

こちらです。炭小屋と大きく書いた紙がついています。

炭小屋さんは現時点でも土日は忙しく、ピークは土曜日が19時で日曜日が18時とのことですが、事前に電話連絡しておくと順次焼いていくので、スムーズに提供できるそうです。

さて、一押しのサバ炭火焼弁当(税込み700円:以下、税込表記)です。一品のサバ炭火焼きだけでも注文でき、その場合は500円とのこと。

サバがこんがりと焼きあがっています。蓋を開けたときに炭火焼の香ばしい香りが鼻の中に入りこんできました。

肝心の味わいですが、一口口に含んだ時の外の皮のパリパリ感がたまりません。焼き具合も見事なものです。

付属の大根おろしにしょうゆやスダチをかけて味わったところ、サバの旨味と脂のジューシーさ、それに白ご飯との相性が見事に調和がとれていました。

もうひとつは、豚スタミナ焼き弁当780円です。画像をご覧いただければと思いますが、ごはんが少し盛り上がっています。ちなみにサバ弁当のほうもですが、ご飯はどちらも大盛(300g)にしています。なぜならば大盛はいつでも無料だからです。

このほかにも400gの特盛がプラス100円、500gの超特盛がプラス180円。単品のごはんについても、大盛プラス200円、特盛プラス300円、超特盛プラス380円とのこと。

豚炭火焼きスタミナをアップにしました。よく見ると、肉の焦げ具合というか、その色合いに炭を使っているのがわかります。もちろん炭火の香ばしさはこちらもすごく強いです。

こちらの味わいですが、まず香ばしさを感じましたが、やはり口に含んでからのフレーバーが本当に強力です。BBQで焼きたてをいただく肉の味わいそのもので、こちらもご飯との相性が見事でした。

さらに欲張って単品も選びました。親鶏炭火黒焼きの単品580円です。これが一番香ばしさが強かったように思います。肉に弾力性があり食べ応えが十分でした。

吉野オーナーによればおかずになるような一品物が人気とのこと。これをいただくとその理由がうなずけました。

お店のところに貼ってあったメッセージです。煮炊き三年焼き一生と書いてあり、一生かかっても完璧焼くことの難しさを書いてありました。

つまり吉野オーナーは、生涯かけて究極の炭火焼きの完成を追求し続ける心構えを感じました。この美味しくてコスパの良い、炭小屋さんのテイクアウトメニュー、リピート率の高さも頷けましたし、より多くの人に一度味わっていただきたいと思いました。

炭小屋
住所:大阪府河内長野市小山田町5230-1
電話番号:070-2301-7625
営業時間:10:30~14:00、17:30~20:00
定休日:木曜日、不定休あり
アクセス:南海千代田駅からバス 貴望ヶ丘バス停から徒歩7分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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