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【富田林市】富田林駅喜志駅間高架化記念「富田林と近鉄展」が、きらめきファクトリーで17日まで開催中。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

昨年に片側が、そして先月はもう片側が高架となった近鉄喜志駅と富田林駅の間については、先月詳しく紹介しました

さてその高架化完成記念ということで17日(月祝)まで富田林駅前にあるきらめきファクトリーでは「富田林と近鉄展」という催しが開催中とのこと。とても気になっていましたので、さっそくどんなものか、昨日見てきました。

というわけで富田林駅に到着しました。きらめきファクトリーは、金剛バスの駅前ロータリーの先にあります。

きらめきファクトリーの前に到着。大きな蓮の花の鉢があります。さっそく入ってみましょう。

富田林と近鉄展の看板もありますね。

展示会は、2階で行われています。

というわけで2階に上がりました。

上がると展示物が並んでいました。

ラビットカーマークが展示されています。近鉄が特定の車両形式に対して初めて名付けた愛称ということで、南大阪線で主に活躍したもの。

ラビット(ウサギ)のように飛び跳ねながら早く移動できるというようなニュアンスがあるのでしょうね。

またラビット号以外にも形式のプレートなど、鉄道マニアにとって特に貴重なものが展示されています。

こちらには、今回の展示会のチラシと近鉄南大阪線系統に関する冊子が置いてあります。

さらに昔の写真が展示してありました。

歴史を感じるレトロな白黒写真が、数多く並べられていますね。

白黒写真ですが、競輪のようなことが行われていた記録など、むかしの富田林の様子は貴重だと思いました。

さらにこちら、これは近鉄長野線の前進、大阪鉄道時代の路線図です。

昔は長野(河内長野)から現在の道明寺線を経由して柏原駅まで列車の路線があり、藤井寺や松原といった現在の南大阪線はまだ点線で表示されています。ということは計画中か工事中の頃のように考えられます。これは大変貴重ですね。

大阪鉄道時代の路線図は絵地図のようになっていて見やすいですね。

あべの橋から吉野までの路線図と、途中から枝分かれして富田林を経由して長野まで続いている路線図です。これをみると、この地域だけが他の近鉄沿線とは路線の幅が違う理由、つまり会社が合併したためと言うのがわかりますね。

こちらは大阪鉄道よりもさらに古い、河南鉄道時代の時刻表と路線図です。

さて、奥を見ると模型の展示があります。

これは富田林市役所の模型で、その周りを線路が囲んでいます。

こちらには建物と駅のプラットホームが見えますね。

模型の後ろにも写真パネルがあります。

貴重な写真です。現在は高架駅となっている川西駅がそうなる前の写真です。

川西駅は今とは全く違うのに対して、滝谷不動駅や汐ノ宮駅の写真を見ると当時の雰囲気がそのまま残っています。

こちらはかつて汐ノ宮駅近くにあった汐ノ宮温泉の建物です。

駅は昔の面影を残していますが、今は温泉街だった名残もなく、これも貴重な写真ですね。

というわけで、きらめきファクトリーで17日まで展示している「富田林と近鉄展」を紹介しました。10時から20時(17日は17時まで)まで無料で見学できます。

鉄道マニアはもちろん、そうでない人も気軽に立ち寄って楽しめる内容だと思いました。この連休中に富田林駅近くに立ち寄る機会があれば、ぜひ覗いてみてはいかがでしょう。

とんだばやし観光交流施設きらめきファクトリー(外部リンク)
住所:大阪府富田林市本町19-8
営業時間:10:00~21:00 
アクセス:近鉄富田林駅から徒歩1分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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