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【河内長野市】花の文化園がどうやら変わりつつあるらしい。そのひとつがレストランのリニューアル!

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

例えば、仕事で上司が変わると、前任者と方針がいろいろと変わる場合がありますね。同じ様なことが、馴染みの施設でも起こる場合があります。それは指定管理者が変わったときです。

くろまろの像の右手に花の文化園に向かう階段が見える
くろまろの像の右手に花の文化園に向かう階段が見える

道の駅奥河内くろまろの郷からみて、石川を挟んだ反対方向にある、大阪府立花の文化園もそのひとつで、今年の春から新しい指定管理者に変わりました。

そして、新しい指定管理者により、それまでとは違った動きが見られます。そのひとつがレストランで、8月11日にリニューアルオープンしたと聞いた私は、さっそく花の文化園に行ってみることにしました。

くろまろの郷から石川を渡った先にある施設の紹介です。花の文化園がかつてフルルガーデンと呼ばれていたのは、懐かしいものなのかなと思ったのですが、調べるとフルルガーデン倶楽部(外部リンク)というボランティアのNPO法人があることを知りました。

花の文化園の入口に到着しました。入口前の広場にはトラックの荷台が植木鉢になっていてそこから木が生えています。

これは以前にはなかったような気がします。新しく設置したのでしょうか?

中に入りました。最初に目指したのは、リニューアルオープンしたばかりのレストランです。

レストランの入り口です。以前公式SNSで、リニューアルオープンを前に大規模な清掃をしているのを見ました。気合いの入った再オープンということなので、よけい楽しみです。

レストランに入ってみましょう。

レストランの周りを見ると、畑のようなものが見えます。後で聞いた話ですが、レストランのメニューに、その場で採れた野菜を活用したというのです。正しく地産地消、これは楽しみですね。

ちょうど水やりをしている方の姿を見ました。

メニューを見ました。レストランの名前はハニーサックルといい、セルフサービス。

いろんなメニューがありますが、この中で野菜コロコロスパイスカレー(1,200円)と茶粥(700円)がとても気になりました。

SNSで見たからなのかもしれませんが、店内がすごくきれいになっている気がしました。

私が来た時にはほかにお客さんがいませんでしたので、このような店内全体になっています。途中から他のお客さんが何組も入ってこられています。

窓に掛かるカーテンも新調したのでしょうか?ヨーロッパのインテリアによく出てきそうな淡いタッチがとても綺麗です。窓越しからいろんな植物が見えますね。

ということで登場しました。野菜コロコロスパイスカレーです。

雑穀米を使用しています。最初にも言った通り、レストランの横で栽培して採れた野菜(今はパプリカ)を使っているので、野菜のパリパリ感がとてもしっかりしていました。

こちらは南河内地域の郷土料理といえる茶粥です。今の季節を考慮してか、とても冷たい物になっています。手前にあるものは、左からかつお味噌、山椒みそ、梅干しです。

新しくなった花の文化園のレストラン、メニューもこれから追加していくということなので、これからが楽しみですね。

せっかく花の文化園に来たので、他の施設にも行ってみましょう。

イベントホールでは、雑貨村が行われていました。

中の様子です。主に雑貨のワークショップが行われていました。

ただ雑貨を買うのではなく、教えてもらいながら自分で作ったものとなれば、より愛着がわきそうですね。

温室のほうにも行ってみましょう。この日は灼熱の天気なので、もしかしたら温室のほうが涼しいのではと思ったら

やはりそうでした。基本的に室内で日差しが直接当たらないので、温室というよりむしろ日陰のためか涼しく感じました。

ちょうど休日限定で滝が落ちて来ていたこともあり、余計に涼しい気がしました。

せっかくなので温室の花々で気になったものを撮影。

また温室内にあるはなぶんカフェも、メニューが新しくなったようです。カフェには入りませんでしたが、覗いてみると結構多くの人が利用していました。

ちょうど夏休みのスタンプラリーをしている最中で、スタンプを集めているファミリーの姿も見ました。

温室の隣、イベントホール屋上にはひまわり畑があります。ちょうど今、花の文化園で見頃の花といえばひまわり。

こちらです。サンリッチマロンと言う種類なのだそうです。ちなみにサンリッチとは「太陽がいっぱい」という意味です。

ひまわりは常に同じ方向です。

ひまわりは本当に夏に適しているなと思いました。

また、花の文化園は中規模雨水利用システムとよばれる物を採用しているそうです。雨水を最大600立方メートルの水蓄えることができ、その水を使って園内の植物に水やりをするそうです。

僅かですが、噴水が稼働していました。

ここで「メエー」と声が聞こえたので、その声のほうに行くと、なんとヤギがいます。

8月20日まで、芝生広場でヤギのお散歩タイムが実施されています。

ヤギは数頭いました。

体の柄の違うヤギも含めると、全部で5頭いました。

もちろん勝手に餌をあげることはできません。

餌の時間が決まっており、その時間に飼育員の方が餌を持ってきます。すると一斉に餌に向かって突進していきました。

飼育担当の方にお話を伺うと、指定管理者が変わったことで、ヤギも花の文化園に来ることになったとのこと。これからは花だけでなく、農業の部分も取り入れていこうという方針とのことで、そのためレストランも横で栽培した野菜をメニューに取り入れているのだそうです。

ここでも、新しい指定管理者によって花の文化園が変わった訳ですね。8月20日まではヤギのお散歩があるそうなので、興味のある方はぜひ花の文化園に行ってみてください。

ヤギがいるエリアの近くにあるテラス席、意外にもここは特等席です。あいかわらず外の気温が高いのですが、木々に覆われており、心地よい風が吹きぬけていくので暑さを感じません。

しばらくそのテラス席から入口の花壇などを見て、静かに時間を過ごすことができました。

ここも新しくなったと知ったガーデンショップです。

10円とは安いですね。

というわけで、指定管理者が変わってレストランがリニューアルオープンした花の文化園と、園内の様子を歩いてみました。レストランのメニューが充実したり、ヤギのお散歩などのイベントが行われたりと、いろいろ新しいことが増えていました。

大阪府立花の文化園(外部リンク)
住所:大阪府河内長野市高向2292-1
入場料:大人580円、高校生など280円、中学生以下無料、年間パスポート2800円
定休日:毎週月曜日(月曜日が休日・祝日の場合は翌日)、年末年始
アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス くろまろの郷停留所下車・徒歩10分     上高向停留所下車・徒歩15分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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