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【富田林市】秋晴れの中をプチウォーキング。東高野街道を寺内町から川西駅まで歩いてみた。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

スポーツの秋ですね。ウォーキングがとてもやりやすい時期になりました。寺内町在住の人の話では、10月20日ごろに伊勢講として獅子舞が来たそうです。これは、富田林の個人の家を早朝に回っていくというものです。

今年の小山田吉住神社で行われた伊勢大神楽
今年の小山田吉住神社で行われた伊勢大神楽

先日河内長野小山田にある住吉神社でも、伊勢大神楽の奉納がありました。さらに調べるこれは河内の神事のひとつだそうで、最初に藤井寺市の道明寺天満宮で、「河内国入りの神事」と呼ばれる初舞を行います。

そのあと、藤井寺、松原、堺、河内長野、羽曳野、富田林と秋祭りのタイミングで来るものとのこと。その後は大阪狭山市、道明寺天満宮の奉納があって河内地域を後にするそうです。

寺内町には子供だんじりはありますが、元々豪商が多く住んでいた町だったこともあり、だんじりよりもっと雅的なものを好まれたようです。ちょうど後の雛というタイミングと重なり、寺内町展望広場には菊とひな人形が、飾られていました。

この時ふと、寺内町から高野街道を南西に歩いて行こうと思い、川西駅まで歩いてみることにしました。

寺内町の中を続いている東高野街道は町の南西付近から石川に沿って続いています。

しばらく歩くと見えてきたのはコンクリートの建物です。寺の名前は西方寺です。寺の境内の南側を東高野街道が続いていますが、境内北側には富田林市の保存指定樹木のイチョウの大木があります。

東高野街道をさらに歩いていきます。

通りの右側に大きな建物が見え、塀に囲まれています。

建物の正体は府立富田林中学校高等学校です。

やがて左側の視界が開けてきました。石川との間には田園地帯が広がっています。

東高野街道は途中で道が細くなり、建物が密集する方面に向かっています。電信柱に東高野街道の方向が示されているので迷う事はありません。

しばらく歩くと小さな木の看板が見えます。あれは手打ちそばのうら田さんで、店舗は富田林郵便局の前にありますが、そば打ちは今でもここで行っているそうです。

さらに歩いていきましょう。旧街道らしく道が波を打つように左右に曲がっています。

やがて右側に用水路(井路)が見えてきました。

この日は見事な秋晴れの日でした。少し汗ばむくらいでしたが、歩くのに抵抗はありませんでした。

用水路に石の橋が架かっている先には、門に葵の紋が付いた寺院が見えます。黄檗宗養楽寺で、境内には水郡善之祐の墓があります。善之祐が住んでいたとされる水郡邸もすぐ近くです。

引き続き東高野街道を歩いていきましょう。

この辺りは甲田の集会場の近くです。

東高野街道に向かって坂が見えます。甲田の集会場とチリンサンがある坂です。

さらに東高野街道を歩くと、近鉄川西駅のすぐ近くになりました。あとわずかですね。

というわけで近鉄川西駅に到着しました。東高野街道自体は京都から河内長野まで非常に長い距離で、富田林の市内も縦断していますが、今回のように一駅分だけ歩いてみるくらいならそれほどの距離もなく、とても心地よいウォーキングでした。

東高野街道(寺内町から近鉄川西駅)
住所:大阪府富田林市富田林町、甲田
アクセス:近鉄川西駅及び近鉄富田林西口駅から徒歩圏内

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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