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【富田林市】これは新たな発見!富田林にも七つ辻らしき場所を見つけてしまいました。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

交差点というと、通常はふたつの道路が交わっているので4方向に道がありますね。しかし古い街道では、多差路(たさろ:多叉路)と呼ばれるもので、5つや6つと枝分かれしているところがあります。

有名なのは河内長野駅前にある本町七つ辻です。七つ辻は知られている分において、日本国内に4例しかないとされるほど珍しく、河内長野の七つ辻の場合、見方によっては9つに分かれているので本当に珍しいのです。

しかし、驚いた事に富田林にも七つ辻のようなものを偶然に見つけました。場所は滝谷不動駅から東高野街道を南に進んだ途中にあります。

地図を拡大しました。○番号を振ってみましたが、たしかに地図上では7つあります。これは驚きですね。

では実際にはどうなっているのでしょう、東高野街道から七つ辻と思われる場所に行ってみることにしました。歩いているのは地図で示した①の部分です。

七つ辻と思われる場所は、東高野街道から一本北側の交差点です。パッとみたところ、4か所に分かれているだけのどこにでもあるような交差点にしか見えません。今立っている①のほかには、地図で割り振った②(右側)と③(左側)と正面の④が見えています。

しかし、交差点の目の間に見ると、道が斜めにふたつあります。地図で割り振った番号では左側が⑥で右側が⑦です。

あとは⑤ですが、それはこちらの道です。今歩いた①の道から交差点に出て右側を見るとこのような細い道があります。

古くからの街道でしょうか?⑤の道はずっと続いていました。

⑤の道から交差点を見たところ。

改めて見ると、交差点といっても道が少しずれているように見えます。そのため、河内長野の七つ辻のように公的には認められていないのかなという気がします。この中でも特に広くて車の往来の多い②の右側と③の左側は道路の先に何があるかを見る必要がないでしょう。

こちらは④の道を少し進んだところです。右側に見えるのは錦織小学校です。

左が⑥で右が⑦です。こちらの道はどうなっているでしょう。

⑦の道はこの先は住宅地になっていて行き止まりとなっており、もっとも新しくできた道と考えられます。

⑥の先です。この道は先に続いているようです。というわけで富田林にも七つ辻らしきものがあるという事を確認してみました。少しずれているのと住宅地の並ぶ新しい道があるので厳密には違うのかもしれませんが、実際に見るとなかなか新鮮でした。

富田林錦織付近にある七つ辻らしき交差点
住所:大阪府富田林市錦織中2丁目付近
アクセス:近鉄滝谷不動駅から徒歩8分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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