【河内長野市】散歩の人が悲鳴を上げるほど衝撃的に!秋深まる寺ヶ池が今年も昨年以上に干上ってます。
夏から秋にかけて寺ヶ池の水位が下がり干上がる傾向にあるのですが、これは寺ヶ池を管理する水利組合が意図的に行っていることです。しかし、今年の干上がり方は尋常ではないという情報があり、散歩の人たちが思わず悲鳴を上げていたとのこと。とても気になったので昨日見てきました。
結論を言えば、既に寺ヶ池水路から水が流れていました。これからは池の水は溜まっていくものと思われます。とはいえ昨年の経過措置を見る限り、急激に増えるものではなく、年明け位までは干上がった状況の様子が見られると考えられます。
寺ヶ池公園に到着したのは夕暮れ前の時間です。
池の方に向かっている途中で、セイタカワダチソウの群生に遭遇しました。ここは春に雪柳が絨毯のように咲く場所なので、セイタカワダチソウの群生が来年の春にどう影響するか少し気になりました。
顔を上げるといつの間にか紅葉が始まっています。まもなく11月です。あっという間に秋が深まっているのがわかります。
大きな葉の楓の葉もこれから色づいていきそうです。
さて、通路を下の方に歩いていきます。この先に池が見えてきます。
開けたところに出てきました。小山田方面の空が夕焼けで色づいています。
さて、肝心の寺ヶ池を見ると、これにはビックリ!散歩の人が悲鳴を上げる理由がうなづけました。
水が大幅に少なくなっており、その周りの濡れているところは少し前までは水があったのに干上がってしまったというのがリアルにわかります。
まるで砂漠のオアシスが干上がったような光景に見えなくはないですね。
昨年もそうでしたが、水が干上がった時だけ見える光景があります。
これは南側の堤から北方向を見ています。かすかに富田林のPLの塔も見えます。では北側の堤はどうなっているのでしょう。
赤く染まった空を眺めながら寺ヶ池を周回します。
イチョウ並木が色づいていますね。楓よりも早く色づいています。
寺ヶ池取水塔のほうはかすかに水が浸かっている感じです。滝畑ダムが干上がっていた時と同様に池が川のように見えますね。
川のようになっている池をよく見ると白い影が見えました。水鳥のようです。
途中の位置から南側の堤を見ています。こちらから見ても南側はほぼ干上がっています。
この辺りは、よく亀を見る位置です。立ち止まっていると亀が餌をもらえると思うのか、いつも近づいてくる場所です。ただ完全に陸地になっているので、亀の姿は見えません。ならば亀は元気なのか気になります。
寺ヶ池は江戸時代に中村輿次兵衛(なかむらよじべえ)という人が元々あったふたつの池を合わせて寺ヶ池を作ったと言われ、以降一度も枯れたことが無いそうです。なので亀は元々あったふたつの池の深いところに逃げ込んだかもしれませんね。
寺ヶ池はもっとも深いところは水深30メートルあるそうです。大阪府のため池の大きさのランキングでは、久米田池、狭山池、光明池の順だそうですが、深さなら「一に寺池、二に狭山池、三に和泉の久米田池」と言われるように寺池(寺ヶ池)が最も深いそうです。
というわけでいっけん干上がりそうに見える寺ヶ池は完全に干上がることはないです。最初にも書いた通り、池の水位は水利組合が操作していて、既に新たに水が流れ始めているので、やがて水位が戻って亀の姿を見ることができるでしょう。
北側の堤まで来ました。やはり干上がっていますが、南側の堤と比べて水の位置がすぐ手前まであります。
現在年末にかけて公園内で工事が行われています。ちょうどベンチが新しいものと入れ替えの最中とのこと。散歩する際には注意しましょう。
というわけで悲鳴が上がるほど干上がった寺ヶ池の様子を見てきました。水が復活することを知っているのでこれを見ても驚きませんが、水が溜まっている状況とは違う姿が今の間なら見られます。
また秋が深まり、公園の木々が赤く染まり始めています。寺ヶ池公園の散策はおすすめの時期ですね。日が沈んだ直後の寺ヶ池は北側の堤から南側を見ると背後の山と空の色がとても美しかったです。
余談ですが寺ヶ池公園から歩いて15分くらい、バスでも行けるキタバあかみね(外部リンク)では、キタバあかみねを知ってもらうためのフェスティバルが明後日の10時から16時まで行われます。内容はヨガ、キタバ薬局の理学療法士による体操、車いす体験があるそうです。
またゴスペル、チアダンス、マジックショーなどが行われるそうで、キッチンカーも出るので食事もあり、手芸品やお菓子の販売もあるとのこと。先着順にプレゼントがあるとのことなので、お時間あれば衝撃的な寺ヶ池とセットで回ってみてはいかがでしょう。
寺ヶ池
住所:大阪府河内長野市木戸町
アクセス:南海千代田駅から徒歩10分
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