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【富田林市】亀の井ホテル富田林のある嶽山山上から歩いて下山!金剛バスの竜泉バス停まで降りてみました

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

11月晩秋の季節は、ウォーキングに最適なだけではなく、季節を感じる風景の中散策を楽しめます。例えば富田林の嶽山から龍泉にかけては、みかん畑にみかんの実がすずなりで、収穫の時を待ち侘びています。

今回のウォーキングは、偶然行うことになりました。きっかけは、本日11月5日まで行われているとんバルのバルチケットを握りしめて、亀の井ホテル富田林の天然温泉日帰り入浴に行った時のことです。

行きは近鉄富田林駅から無料送迎バスに乗りました。嶽山山頂付近にあるホテルに行くのにはとても便利。当然帰りもそのつもりでした。

ところが気持ちの良い天然温泉の展望露天風呂についつい長居してしまい、バスの時刻に間に合わず、乗り遅れてしまいました。

仕方なく歩いて嶽山を降りることにしました。山の下には竜泉バス停があります。

思わぬ展開になりましたが、下り坂なのでまだマシです。それ以上に展望を楽しみながら降りたら楽しいと、プラス思考に切り替えて降りることにしました。

時刻は午後4時30分ごろで空が色づき始めた頃。

展望露天風呂からも見えるライスセンターを横に見ながら歩きます。

遠く山の中腹に見える白い建物群、展望露天風呂にいたときに居合わせたお客さんが気にしていましたが、私も気になったので後で調べました。方向的にはグロワールゴルフ倶楽部があるのですが、手前に複数の企業群を見つけたのでそのような気がします。

他にもバスだと気づかないうちに下に降りて行きますが、徒歩だとそういうこともなく絶景を見ながら降りて行けます。

ちょうど夕暮れの時間なので、空の色が上空と地上部分とではずいぶん色合いが異なりますね。

またちょうど、みかん畑のあたりには、みかんの実がなるタイミングだったので、ところどころでオレンジ色の実を見ることができます。

このようにみかんの実が生っていました。そういえば亀の井ホテル富田林でも、獲れたてみかんを販売していました。

みかん畑の中を降りて行きます。舗装された一本道なので、迷うことなく降りられます。

龍泉寺の庭園近くまで降りて来ました。

龍泉寺庭園は以前行きました。その時は下から上がりましたが、今回は降りてきたわけですね。ここには推古天皇の時代に蘇我馬子(そがのうまこ)が建立したという伝承が残る由緒ある龍泉寺と咸古神社(こんくじんじゃ)があります。

以前撮影した龍泉寺庭園の紅葉
以前撮影した龍泉寺庭園の紅葉

ちょうど紅葉の季節になろうとしています。温泉の帰りに立ち寄ってもよさそうです。

こちらはやまびこ園の入口です。近くには城山オレンヂ園もありますね。ちょうどみかん狩りのシーズンです。

通り沿いにもみかんの実がなっています。

一直線の道を降りるあたりからも絶景が見えます。大和葛城山と金剛山が見え、その間にくぼんでいるところが水越峠ですね。

するとみかん以外にも、綺麗な季節の花が咲いているのを発見!

調べるとクマツヅラ科の常緑小低木のランタナのようです。日本名はシチヘンゲ(七変化)とのこと。

舗装された道ですが、車の往来は少ないので歩きやすいです。

ここは農家さんの建物のようです。奥にみかんの木が見えますね。

徐々に空が暗くなってきました。やがて道が分かれているところに出ました。

道標があります。山上方向にあるスポットの数々。

このようにバス停に行く方向を示しています。ちなみに、ここは龍泉寺・龍泉寺庭園の入口付近です。

これがバス停方向に向かう道です。

しばらく歩くとふた手に分かれていました。

どっちが正しいかと迷っていたら道標を見つけました。上の画像の左側の道が正解です。

道標に従って1本道を降りて行きます。

道は狭いですが、舗装されていてあまり急でもないので、楽に降りていけます。

どんどん空が色づき始めています。時間は間も無く午後5時ですが、これは11月初旬のことなので、訪問のタイミングによって風景が変わります。

下に降りると先ほどの道路と合流しました。

里に降りて来ましたので、民家を眺めながら引き続きバス道まで降りて行きます。

龍泉の集落を降りて行きましょう。

途中にある地蔵菩薩堂。バス停まであとふたつ見かけました。

新しい建物もありますが、古い古民家、寺内町にありそうな建物も残っています。

あそこにあるのは、虫籠窓(むしこまど)の家屋ですね。

道なりに降っていくと、ようやく遠くにバス道が見えてきました。

また地蔵菩薩堂がありました。龍泉地蔵尊と書いてあります。

バス道の手前は龍泉の集落内に行く道に分かれています。

こちらは児童公園方面に行ける道のようです。

バス道が目の前です。

城山オレンヂ園と、その中の食事処の城山白龍荘の看板がありました。

金剛バス東條線の竜泉バス停です。地名や地名の元になると考えられる寺の名前などは「龍泉」ですが、バス停の名前だけは「竜泉」というのは面白いですね。とはいえ、降りてきてバス道を出たすぐのところにあるので便利です。

バス道沿いに小さな地蔵菩薩と、山上に龍泉寺城跡を記した石碑があります。龍泉寺城は嶽山城の別名で、今その隣にはホテルが建っています。

今話題の金剛バスがきました。今日はこれで富田林駅に戻ります。東條線に関しては南海バスがこんごう福祉センターの循環を担当するようなので存続はするようですが、便数が減るという情報もあり、引き続き注視するしかありません。

今回は送迎バスに乗り遅れての散策となりましたが、そうでなくても絶景もよく、夕暮れどきの時間帯も良かったので、楽しいものとなりました。興味のある方は試してみて下さい。

嶽山山上から龍泉への道
住所:大阪府富田林市龍泉
アクセス:近鉄富田林駅からバス 竜泉バス停下車

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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