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【富田林市】え!木が天狗?猿田彦と同一視される天狗を御神木として祀っているのは神社境内の山の中です。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

少し前に秋祭りで登場する猿田彦(サルタヒコ)の神様が天狗と同一視している理由を探り、富田林で猿田彦を祀っている腰神神社に行きました。しかし、猿田彦だけではなく、猿田彦の神がかぶっている面、中国から伝来して融合した神様と言える天狗を祀っている神社が富田林にありました。

天狗を祀っている神社はどこにあるのでしょう。それは美具久留御魂神社(みぐくるみたまじんじゃ)の境内にあります。

こちらが美具久留御魂神社の境内ですが、真ん中右手に「天狗様」と書いてあります。

このように大木をご神体として祀られているようです。美具久留御魂神社の公式ページ(外部リンク)には次のように書かれています。

謂れは先々代の時、「この木の上で天狗様(猿田彦神)が座って居られます。」との言葉に基づき御神木としてお祀りしました。一つだけ祈願すれば成就するといわれ通称「一言さん」と呼ばれています

というわけで、美具久留御魂神社の境内に祀られている天狗様に行ってみましょう。実は神社正面からではなく、右横の側道からの道から行けます。

左に神社の建物がある細い道をまっすぐに歩きます。

右は右方向に曲がっていますが。そのまま道なりに歩きます。

山の中に入って行きますがそのまま進みます。

横に建物が見えますが、まっすぐに歩きます。

道はずっと続いていて道なりに歩いていきます。

やがて看板があり、犬ちゃんとの立ち入りが禁止されます。つまりここからが神域と考えられます。

この辺りに来ると前方に背の高い白っぽい木が見えます。あれが天狗様(猿田彦)の神木です。

神木の前に階段があります。階段を上ると目の前に行けます。

参道の整備工事をした人の石碑があります。

こちらが天狗様(猿田彦神)の御神木です。先々代の宮司が木の上で猿田彦(天狗)の姿を見たので祀られているとのことです。木の根っこの周りにはコンクリートで囲まれていました。

さて天狗様の右手に道があるのでそちらに上がってみましょう。

天狗様から右手の道を歩いていくと、支子稲荷神社への参道と続いていました。

腰神神社も国光大明神(稲荷神)と猿田彦が祀られていたので気になって調べると、伏見稲荷大社で祀られる稲荷三神のひとつにサタヒコがいて、それが猿田彦の別名という説があるので無関係とは言い切れない気がしました。

というわけで、秋祭りに出てくる猿田彦の神様が天狗面をかぶっているということで天狗が祀られている美具久留御魂神社の境内にある天狗様の前に行き、神として祀られている木に参拝してきました。

歴史のある秋祭りの神事をいろいろと調べると、意外なことが見えて来きます。思わず知的好奇心が湧いてくるので、日本の神々や歴史に興味のある方は、いろいろ歩いて調べてみたら楽しいです。まもなく新しい年を迎えますから、初詣に美具久留御魂神社に参拝される予定があれば、天狗様にも立ち寄ってみてはいかがでしょう。

美具久留御魂神社
住所:大阪府富田林市宮町3丁目2053
アクセス:近鉄喜志駅から徒歩13分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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