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【富田林市】寺内町のもぐの木さんがこの28日、大阪で5本の指に入る水仙の名所近くで、スパイス村を開催

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

1月下旬で見頃の花といえば、スイセン(水仙)ですね。富田林では錦織公園でもスイセンが咲いていますが、やはり南河内地域のスイセンの名所といえば千早赤阪村のスイセンの丘でしょう。

何しろ大阪府全体で5本の指に入るスイセンの名所として紹介されますし、河内長野でスイセン名所で検索しても、市内ではなく千早のスイセンが登場するほど。そんなスイセンの丘は楠公六百年祭記念塔(奉建搭)の周りで咲いています。

これは過去のスイセンの丘の様子です。このように丘全体にスイセンが咲いているので見ごたえはバッチリです。さらに画像左上をみると、富田林の象徴「PLの塔」まで見えるんです。

スイセンの丘のスイセンを調べると、1999年に千早赤阪村楠公史跡保存会が約5万個のスイセン球根を、地域の景観向上のために植えたのがきっかけです。

1月下旬から2月にかけて咲き誇るスイセンは、下赤坂の棚田風景とともに南河内の名物となり、今では大阪でも5本の指に入るスイセンの名所になりました。

そんなスイセンが美しい時期に、スイセンの丘から徒歩4分にある道の駅ちはやあかさかで、日曜日のスパイス村というイベントが行われます。

こちらは道の駅ちはやあかさかです。2018年にリニューアルした手作り感あふれる道の駅で、若い人を中心に活躍している場所。また特に週末は販売している野菜があっという間に売れてしまいます。道の駅が1月28日の1日限定でスパイス村になるわけですね。

ここまで書くと、まるで千早赤阪村の情報発信となってしまっており、富田林とは無関係と思われるかもしれません。ところがこのイベントは、富田林の寺内町でお店を運営しているもぐの木さんが主催者のひとりとして深くかかわっているのです。

アジア食堂もぐの木さんは、寺内町の古民家を改装したお店、たびもぐらカフェさんにて週末のみ営業しています。次回は1月27日に営業があり、その翌日がイベントです。さて、もぐの木さんにイベントについてお話を伺うことにしました。

最初に以前から思っていた疑問、もぐの木さんがたびもぐらカフェさんで週末お店を始めた理由を伺いました。

するとたびもぐらカフェのオーナーさんと知り合ったときに、もぐの木さんがどこかでカフェをやりたいと言ってるのを知っていたそうで、「土日にやってみないか」と声をかけてくれたからです。
そして2019年6月から土日(不定休)でアジア食堂もぐの木をオープンしました。

建物は純和風ですが、異国感ある調度品が特徴的です。週末だけもぐの木さんが営業しているので、たびもぐらカフェさんいつ営業しているのかどうか伺うと、もともとはオーナーさんが金曜日の夜カフェをやっていたそうなのですが、コロナ禍で無くなります。

とはいえ現在火曜日にもぐらの学校という学び舎をやっているそうです。もぐらの学校で現在やっていることは糸紡ぎ機織り教室と、ウクレレギター教室で、あと平日はレンタルスペースとして使っているそうです。

画像は以前もぐの木さんで頂いたアジア系の料理です。もぐの木さんのメニューは、土曜日は週替わりのアジアンプレート(ベトナム、タイ、フィリピン、インドネシア、台湾など)、日曜日はえびのパッタイをやっているとのこと。

富田林から千早赤阪村に向かう途中にオルターのセンターがある
富田林から千早赤阪村に向かう途中にオルターのセンターがある

そして食材へのこだわりもお伺いできました。例えば動物性のもの、お野菜、調味料などほとんどは、千早や河南町に拠点がある安全基準の高いオーガニック食材・有機野菜を扱っているオルターさんで購入しているとのこと。基本的に無添加で安心安全な食材を使用しているそうです。

ところでもぐの木さんはアジア系の料理が得意なので、どこで学んだのかうかがうと、元々のきっかけはスパイスカレーブームからだったそうです。

スパイスブームでカレー屋さんを始める人は増えたのは知っていますが、もぐの木さんが違うのは、アジア系ごはんの世界にハマったところ。だからカレー以外のメニューの料理も食べられるわけですね。

もぐの木さんのこだわりとして、はじめて食べた味を自己流で再現するのが好きとのこと。

参考画像:タイのカオマンガイ
参考画像:タイのカオマンガイ

例えばタイヘ行った後はパッタイやカオマンガイを、ハンガリーへ行った後はグヤーシュなど、食べたときの味の記憶が残っているうちに自分で作ってみるそうです。そういった自分で納得のいく味として完成した料理を提供しているとのこと。

もちろん、もぐの木さんはレシピの確認も怠りませんが、それでも最終的には自分の美味しいと思う味にするそうです。

スイセンの美しい時期に、スパイス村という千早イベントのやろうと思ったきっかけは、千早でお店を出しているモネモネさんと、道の駅ちはやあかさかの北川さんとの雑談がきっかけです。

道の駅の隣にある楠公誕生地
道の駅の隣にある楠公誕生地

ふとしたことで「スパイスのイベントまたやりたいなぁ」と話をしていたことが、盛り上がって、イベント実現につながったそうです。

雑談がきっかけでイベント開催と聞けば驚くかもしれませんが、意外に雑談がきっかけで歴史的な出来事(教皇と諸侯の雑談がきっかけで決まったとされる説がある十字軍派遣など)が起こることもあり得るので、さりげないところから大きな流れるなることは良くあることですね。

千早以外のイベントはたびもぐらカフェ内で主に行なっており、不定期でお酒を出すイベントや、アーティストさんとコラボしたイベントなどを行うとのこと。そんなもぐの木さんも、当日は各地のスパイスを得意とする他のお店に負けじと気合を入れて出店します。

最後に1月28日開催のスパイス村の詳細をご紹介しましょう。1月28日日曜日の11時から15時までで小雨決行です。場所は道の駅ちはやあかさかです。

道の駅ちはやあかさかへは、近鉄富田林駅からバス(旧金剛バス)で、千早赤阪中学校前行に乗り、森屋バス停または千早赤阪役場前バス停で下車します。バス停からは徒歩10分以内です。

道の駅ちはやあかさかに隣接する駐車場
道の駅ちはやあかさかに隣接する駐車場

また車の場合は、道の駅に隣接する楠公生誕地・郷土資料館・くすのきホール前にトイレ併設で77台停められる駐車場があります。スイセンの丘に行くときもそこに車を止めて歩いて行くことになります。

右から3番目がスイッチバックさん
右から3番目がスイッチバックさん

当日は海老パンとインドネシア焼き鳥のサテを提供する、もぐの木さんをはじめ、イベントのもうひとりの主催者で、南河内地域のイベント出店の常連であるスイッチバック(外部リンク)さんによる、ターメリックラテなどのドリンクがあります。

日根野の近くにある関西空港
日根野の近くにある関西空港

それだけではありません。加えて河内長野寺元の旅館松中亭跡を再生しようとしているenさんもスパイスから揚げで出店します。スパイスの国への玄関口、関西空港に近い日根野を拠点に味噌づくりを推進しているヒトネ味噌(外部リンク)さんが薬膳スパイスタルトを準備するとのこと。

さらに堺浜寺公園近くにあるwabi-sabi(外部リンク)さんが柚子のグリーンカレー、大阪市住之江区で月一度スパイスカレーを提供している沐香浴(外部リンク)さん、大阪市西区九条を拠点に間借でラクサの営業を行なっているツリーオブライフ(外部リンク)さんなど、都会で活躍しているお店からの出店もあります。

千早赤阪村スイセンの丘にある奉建搭
千早赤阪村スイセンの丘にある奉建搭

また地元千早からも出店します。森屋のモネモネ(外部リンク)さんがスパイス菓子、農薬や化学肥料を使わずに米や野菜を育てているという中津原のかわにし農園(外部リンク)さんも麻辣フォーで参加します。富田林だけでなく、都市部や地元千早など幅広いところからのスパイス出店は楽しみですね。

富田林に隣接した千早のスイセンは毎年見ておきたい必見の場所。そのすぐ近くで駐車場とも隣接している道の駅に、スパイスのお店が集結します。辛いのが得意で好きな人はもちろん、あまり得意ではなくても存分に楽しめます。この機会にもぐの木さんが主体的にかかわっているイベントを覗いてみてはいかがでしょう。

アジア食堂(アジア飯とザッカ)もぐの木

住所:大阪府富田林市富田林町12-12 たびもぐらカフェ

※1月27日土曜日に営業 

アクセス:近鉄富田林駅、近鉄富田林西口駅から徒歩7分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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